ニュースリリース

住居内への侵入を未然に防止
「侵入未然防止システム」の研究開発について
2012年
2月
27日

  ALSOK(本社:東京都港区、社長:村井 温)は、独立行政法人産業技術総合研究所と共同で、住宅における「侵入未然防止システム」に関する研究を進めておりましたが、このたび実証実験が完了いたしました。


  「侵入未然防止システム」は、住宅の屋外敷地内に複数のセンサーを設置して、それらの反応パターンから、侵入者かそれ以外(小動物、無生物)か推定し、侵入者のみを検出、通報・威嚇することなどで、住居内への侵入を未然に防ぐことを目的としたものです。


  今後は、ホームセキュリティシステム等での実用化を目指し、さらなる開発を進めてまいります。



  1 研究システム名

      「侵入未然防止システム」


  2 本システムの概要および特長

      住宅の屋外敷地内への侵入者を確実に検出するシステムです。侵入者のみを検出する方法として、敷地内に設置した複数のセンサー反応状態の時系列パターンを利用し、これを人間や小動物など判別対象のモデル(行動モデル)とマッチングすることにより、反応要因を推定する手法を採用しています。


「侵入未然防止システム」概要図

  3 実証実験について

      庭付き戸建て住宅において、約2年間実証実験を行いました。実験中、さまざまな誤検出要因(気象の変動、猫の徘徊、小鳥の飛来、風による草木の揺れ等)が発生しましたが、極めて高精度で侵入者行動を判別することができました。このことから、屋外に本システムを適用することで誤報の少ない警備システムが構成されると期待できます。


  4 使用センサー(レーザーセンサー)について

      今回の実験では、一般的な屋外用の人検出センサーを複数使用しましたが、後述する「レーザーセンサー」を使用することで、センサー数が削減できるだけでなく、より精度の高い侵入者判別も可能となることがわかりました。
      「レーザーセンサー」は、1台で広範囲な物体の検出が可能となるだけでなく、検出範囲内における物体の位置情報を取得することも可能です。今回、産業技術総合研究所と共同で、物体の中から人のみを検出する技術を搭載して、さらに検証を行いました。
      その結果、「レーザーセンサー」を使用する場合、今回の実験用住宅では、敷地内に3箇所設置すれば、そのほぼ全域をカバーできることがわかりました。(一般的な屋外用の人検出センサーの場合、10〜11個必要)
      また、今回の実験では、設置高1mの位置に設置したため、犬、猫等の小動物を検出することは皆無でした。(同エリアに設置した屋外用空間センサーでは、犬・猫を検出)
      さらに、風による草木の揺れや気象変動による誤検出も見られませんでした。


レーザーセンサーの検知範囲

  5 背景

      住宅敷地内の屋外部分で侵入者を検出することは、屋内に比べて非常に多くの誤検出要因が存在するために誤報が多く、ホームセキュリティ等に組み込むのは難しい現状があります。一方、プライベートな空間である屋内に侵入される前にそれを食い止めたいとの要望をお持ちのお客様が数多くいらっしゃることも事実です。
      そこで、侵入者のみを検出し、誤検出(誤報)を低減させることのできる本システムの研究開発に着手いたしました。
      なお、本システムは、ホームセキュリティシステムへの適用を目的として研究開発を進めておりますが、将来法人向けセキュリティシステムへの適用も検討してまいります。


  6 研究者

      ALSOKセキュリティ科学研究所(警備システム・センサグループ)
      独立行政法人産業技術総合研究所(デジタルヒューマン工学研究センター)


  7 産業技術総合研究所について

      独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)は、産業技術の幅広い分野におけるさまざまな技術開発を総合的に行っている、日本最大級の研究機関です。


  8 参考出展について

      2012年3月6日(火)〜9日(金)の4日間、「東京ビッグサイト」東ホール(東京都江東区有明3−11−1)で開催される「SECURITY SHOW 2012」のALSOKブースにおいて、本システムを参考出展いたします。


以 上

この件に関するお問い合わせは
ALSOK 広報部

mail : alsokinfo@alsok.co.jp
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