ALSOKグループでは、今後も急速に進むことが予想される高齢化社会に対応する、警備会社ならではの高齢者向けサービスの拡充に努めています。さらなるお客様サービス向上のための社内認定制度「ALSOK介助」を2015年に設けてALSOK隊員の介助技能習熟を図っており、駆けつけ業務を行なう全ての隊員へ介助教育が終了しています。
記
1 背景
厚生労働省の推計によると、今後65歳以上の高齢者人口は増加を続け、2025年には全人口の約30%、2055年には全人口の約40%となることが見込まれています。
ALSOKは警備のノウハウを「高齢者の見守り」まで広げており、2013年9月に開始した高齢者向け緊急通報システム「HOME ALSOKみまもりサポート」をはじめとする高齢者向けサービスの強化により、緊急時に駆けつけたALSOK隊員が高齢者を対応する機会も増えています。また、2014年に介護会社がALSOKグループ入りしたことで、主に高齢者を対象とした介助技能等に関するノウハウを得ました。
その介助ノウハウを警備業と融合させることにより、より安心してご利用いただけるサービスを提供すべく、社内認定制度「ALSOK介助」を設け、ALSOK隊員の介助技能の習熟を図ることにしました。
2 社内認定制度「ALSOK介助」
駆けつけ業務で緊急時に急行するALSOK隊員の、介助技能を向上させるために設けた社内制度です。高齢者に関する基礎知識や技能を学び、筆記と実技の試験に合格した者に修了証を発行します。
実技試験の様子
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3 認定状況
「ALSOK介助」認定制度制定後から現在までに、現場に駆けつける全ての機械警備隊員への介助教育が修了しました。また、2017年3月には全ての常駐警備隊員も修了を予定しています。なお2016年は「ALSOK介助」の指導者試験に492名が合格し、認定者に対する継続的な教育や新入社員に対する教育などを行なっていきます。
今後も、ALSOKグループは多様化する社会のニーズに応える商品・サービスを提供するとともに、お客様と社会の「安全・安心」に貢献してまいります。
以 上