警備品質

警備サービスの品質向上

当社の警備品質体系 〜「ALSOK基準」〜

 当社は、警備サービスの品質向上を目的に、2006年に「ALSOK基準」を制定しました。「ALSOK基準」は、機械警備、常駐警備、警備輸送など業務ごとに求められる品質基準や公的資格取得数を目標値として厳密に定めています。目標値のレベルの高低で、A基準とB基準に分けられています。グループ各社は、A基準の取得率達成を目指し、警備サービスの品質の向上を図っています。同基準は、年度ごとに見直され、基準値の再設定と基準項目の追加などを行っています。

品質向上競技会の開催

 当社では、警備業に必要な技術の習得と品質の向上のために、品質向上競技会の開催を企画し、2010年度から「綜合警備連盟品質向上競技会」として全国大会を開催しています。
 2014年11月に行われた第5回競技会では、全国の予選を勝ち抜いた総勢244名が17の競技種目において能力を競い合いました。競技種目は、AEDを用いた救命要領やドライバーコンテスト、お客様からの電話によるお問い合わせへの対応、営業員の商品知識、提案力の向上を図る「営業コンペティション」、襲撃事案発生時における対応に関する項目などを行い、充実した競技会となりました。

  • AEDを使った救命要領

    AEDを使った救命要領

  • 襲撃事案発生時おける対応

    襲撃事案発生時における対応

グループ会社の取り組み

 グループ会社においても警備品質の向上を目的として各社さまざまな活動を行っています。当社が開催する綜合警備連盟品質向上競技会への参加のほか、屋内消火栓操法競技会、警備技能審査会、貴重品運搬警備業務競技大会などを独自で主催し、火災現場での消火作業や的確な警備、貴重品運搬などの技術を競い磨き上げています。また、各自治体が主催する自衛消防隊消火競技会、セーフティドライバーコンテストなどさまざまな競技会に参加し品質の向上に努めており、中京綜合警備保障(株)は、名古屋市域石油コンビナート等特別防災区域協議会および名古屋市消防局主催の防災訓練に参加しています。自社の「九号地共同防災組織」防災隊の高所放水車や科学車も出動し、巨大地震発生時に備えて技術の向上や各契約先等における防火安全体制の推進に努めています。
 今後も、このような大会の開催、大会への参加を通じて、さらなる警備品質の向上につなげていきたいと考えています。

  • さすまたを使用した訓練(日本ガード株式会社)

    さすまたを使用した訓練(日本ガード(株))

  • 共同防災組織防災隊員と高所放水車(中京綜合警備保障(株))

    共同防災組織防災隊員と高所放水車(中京綜合警備保障(株))

武道大会を通じた社員の士気高揚

 当社では、当社の社技としている柔道、剣道およびALSOK護身術の全国大会を毎年開催しています。これらの大会を開催する目的は、各大会を通し、警備員として必要な受傷事故の未然防止とお客様が警備会社に求めているもの(武道に優れ、違法行為に立ち向かう姿勢)に応えるための技術や精神を身につけることにあります。各大会には多くの社員が参加することにより、グループとしての連帯感の醸成や、意識統一の場ともなっています。
 2014年度は、柔道大会と剣道大会を実施しました。第15回となる柔道大会は、96チーム、計423名の選手・監督が参加し、第1部は新潟綜合警備保障(株)が、第2部は警送神奈川支社が、第3部はALSOK佐賀(株)がそれぞれ優勝を果たしました。また第13回となる剣道大会では、94チーム、計378名の選手・監督が参加し、第1部は警送千葉支社、第2部は船橋支社、第3部はALSOK東京(株)がそれぞれ優勝を果たしました。

  • 柔道大会

    柔道大会

  • 剣道大会

    剣道大会

機械警備業務と警備輸送業務における安全管理

機械警備部門・警備輸送部門における取り組み

 当社では「社会の安全を守るALSOKの警備車両が交通事故を起こしてはならない」との認識をもって、機械警備業務、警備輸送業務における安全確保および車両事故の削減に取り組んでいます。
 機械警備部門については、社会の安全安心に貢献するため24時間365日、絶え間なく警備活動を行っています。当然、警備車両も間断なく走り回っていることから、すべての四輪車両にドライブレコーダーを設置し、セーフティドライバー社内制度や安全運転に係る各種研修・教育を行っています。これらの取り組みの結果、導入前の8年前と比較して、有責事故*の発生件数を73.4%削減することができました。
 警備輸送部門においては、警備輸送の安全確保を通じて社会的責任を果たしていくため、「運輸安全マネジメント」に取り組んでいます。「警備輸送安全管理規則」に基づき安全統括管理者を選任し、PDCAの確実な実施を図っています。また、警備輸送業務を行うすべての事業所に「警備輸送の安全方針」を掲げるとともに、各事業所は警備輸送の安全に関する指導教育および研修を年間計画に基づき実施しています。2016年3月期は、ア)交通事故発生状況、交通違反状況の配信 イ)防衛運転教育ビデオの作成 ウ)駐車場事故原因の真因追究 エ)安全運転指導員マニュアルの制定、発簡 オ)中高年齢ドライバーの適正診断周期の見直し カ)バイオリズムを活かした事故の未然防止と検証 キ)無事故距離20万キロ達成者に対する事故原因の究明および情報展開 ク)標語の募集について、指導を行いました。

 *有責事故:100%避けきれない無過失事故を除いた事故であり、被害事故を含むもの。

車両事故の削減目標

 機械警備部門については車両事故の抑止目標として有責事故発生率を5.6%以下と定めて取り組んだ結果、事故発生率4.2%と目標を達成できました。なお、一般企業においては、事故発生率2.0%以下が非常に有効な事故防止対策がなされている基準となっていますが、前述の通り、当社は業務の特性上、週休2日8時間実働の一般的な企業に対し概ね3.7倍の車両稼働率となることから、有責事故発生率は換算すると1.14%に相当します。
 警備輸送部門については、2016年3月期は車両事故の抑止目標として有責事故発生率を5.8%以下と定めて取り組んだものの、事故発生率6.0%と目標を達成できませんでした。
 今後も業務における車両事故の削減目標達成のために、事故原因の究明を含めた事故事例を全社で共有し、より一層の車両事故削減に努めます。

機械警備部門有責事故発生率
労働災害の発生状況と削減への取り組み

 当社では、車両事故を含めた労働災害度数率*は2014年3月期は0.90、2015年3月期は0.74、2016年3月期は0.83と推移しています。当社はその業務の特性上、業務における車両の使用が非常に多いこともあり、車両事故削減の取り組みのひとつとして、車両無事故走行距離(5万km、8万km、10万km、20万km)に応じて車両無事故運転者表彰を行い、社員の意識の向上を図り、事故の削減に努めています。2016年3月期は、1,231名の表彰を行いました。
 今後も、社会の安全安心を守るという社会的責任を果たすために、引き続き全社的な安全確保対策に取り組んでいきます。


*労働災害度数率:休業災害被災者数/延べ労働時間数×1,000,000、厚生労働省平成27年労働災害動向調査の調査産業平均値1.61
TOPICS消防訓練の定期的な実施

 ALSOKは、お客様施設で万が一火災が発生した場合に備え本格的な消防訓練を定期的に行っています。「公設消防が到着前に消火する。」を信念とし、ALSOK宮城(株)では大型施設で消防車を使用した訓練も行い、お客様の「安全・安心」のために日々努力を積み重ねています。レスキュー部隊を常設しているグループ会社もあり、お客様に加え地域の安全・安心に貢献しています。

ALSOK宮城株式会社の消防訓練

ALSOK宮城(株)の消防訓練

TOPICS本番さながらの防犯訓練を実施

 日本ガード(株)では「パチンコ店における強盗事件」を想定し、お客様、警察署と合同で大々的な訓練を実施しました。客を装った強盗犯が従業員1名を人質に取り、現金を要求。その間に別の従業員が通報し、警備員と駆け付けた警察官が取り押さえました。「さすまた」による犯人逮捕要領、「カラーボール」の投的要領、逃走犯人の人相、着衣の覚え方の実技と講義も行われました。お客様からは「事件があっては困りますが、この訓練を機に更に防犯意識を高めたい。」との声をいただきました。

日本ガード株式会社での防犯訓練

日本ガード(株)での防犯訓練