社会活動貢献活動 AL村井順記念奨学財団

社会活動貢献活動

設立趣意書
日本は、戦後、めざましい経済的発展を遂げて、世界第2位の経済大国と言われるまでになり、衣食住等の物質面が向上するとともに余暇時間も大幅に拡大するなど、国民生活の豊かさは、世界の中でも上位にランクされるまでになっています。
地下資源等が乏しい日本が敗戦というハンディを背負いながらここまで発展してこられたのは、ひとえに国民がたゆまず向上を目指して努力してきたたまものですが、同時に、明治維新以来普及した学校教育により、世界でもトップクラスの高い学力の国民、特に科学技術の分野における優秀なマンパワーがあったからです。
このような高い科学技術力があるため、日本は、諸外国から、経済援助だけでなく、技術輸出や各種技術援助等の面でも大いに期待されてきたところですが、これは諸外国の発展に寄与するのみならず、日本の国際社会における地位の向上にもつながり、ひいては日本の安全保障にも多大な貢献をしてきました。
ところで、21世紀においては、人口問題、資源問題、環境問題等が一層深刻化し、これに対しては世界的な規模で対処していかなければならないものと思われますが、そのなかにあって日本が今までのような豊かな社会であり続けるとともに、国際的な貢献を積極的に展開していくためには、日本が引き続き大きな経済力を持つことはもとより、時代の最先端を行く科学技術の水準を維持していくことが必要です。
そして、科学技術の水準の維持のためには、それを支える科学技術者が広範な分野にわたって厚い層で存在することが不可欠であり、科学技術に関する教育の振興に特段の力を注ぎ、21世紀を担う科学技術を身につけた優秀な青年を恒常的に数多く社会に送り出すようなシステムを作ることが肝要です。
そこで、綜合警備保障株式会社の創業者 村井 順の没後12年及び同社の創立35周年を記念し、創業者が最も愛して晩年まで長年過ごし、現在も永眠している鎌倉市のある神奈川県に奨学財団を設立して、工学系の大学生に対して学資の援助を行い、21世紀に向けた日本の科学技術力の向上にいささかでも貢献しようとするものです。