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鍵ものがたり Vol.9 日本でもっとも一般的な鍵 ピンタンブラー錠

鍵ものがたり Vol.9 日本でもっとも一般的な鍵 ピンタンブラー錠
あれ?家の玄関の鍵に似ている!鍵のギザギザにはどんな役目があるのかな?

(上)中心の鍵穴をよく見ると、穴の内側に左右ひとつずつ小さな突起があります。(下)合い鍵。鍵穴の突起に引っかからないよう側面にスリット(溝)が入っています。この合い鍵の谷は6つ。どこが谷かわかるかな?

ヒントは4000年前の古代エジプト錠にあった

 ピンタンブラー錠は、その名にあるようにピンが主役です。1860年代にアメリカで開発されました。その原型になったのが、約4000年も前に作られた古代エジプト錠です。ピンを利用した世界最古の錠といわれています。
 古代エジプト錠ではピンは1本の棒でしたが、ピンタンブラー錠のピンは2本に分断されています(図①)。ドライバーピンとタンブラーピンの切れ目「シアライン」をそろえることで鍵が回るようにしたのです。
 シアラインをそろえるのが合い鍵のギザギザの「谷」です。長いタンブラーピンの谷は深く(図②のA)、短いタンブラーピンの谷は浅く(図②のB)なっているのが、わかりますか? つまり「タンブラーピンの長さ+合い鍵の谷の深さ=6本とも同じ」です。

ピッキングに強いディンプルキーも

  大量生産しやすいことも、ピンタンブラー錠の特長です。ドライバーピンとタンブラーピンの長さを変え、合い鍵の谷の位置や高さを調節することで、バリエーションが異なる商品を簡単に作れます。
「ローコストで、非常にたくさんの鍵が作れることも、世界的に普及した理由でしょう」と金庫と鍵の博物館の杉山泰史さんは言います。
 ピンの数を増やし、ピッキングに強いといわれる「ディンプルキー」もピンタンブラー錠の一種です。ピンタンブラー錠の時代はまだまだ続きそうです。

取材協力
金庫と鍵の博物館館長 杉山泰史[すぎやま・やすし]

■金庫と鍵の博物館
東京都墨田区千歳3−4−1
☎03−3633−9151