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ネット上のトラブルに巻き込まれたことがある人は……なんと70%!?

2013年07月10日時点の情報です

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「私はアイドルグループ○○のマネージャーをしています。いつもライブにお越しいただき、ありがとうございます。最近、メンバーの□□があなたのことが気になったようで、連絡をとりたいと頼まれました。下記のアドレスまでメールをいただけませんか?」

みなさんは、こんな怪しいメッセージを受け取ったことはありませんか?

実はこれ、SNSや電子メールでアイドルたちの名前をかたり、出会い系サイトへと誘導して、利用料金をだまし取る「サクラサイト商法」などと呼ばれる詐欺の一つ。今年6月には、アイドルになりすまして詐欺行為を働いた容疑で、サイト運営会社の元役員ら9人が逮捕されました。この業者がアイドルの名前をかたって荒稼ぎした金額はなんと116億円! 被害者数は37万人にものぼったという報道がありました。

最近ではTwitterやFacebookでも、有名人への“なりすまし”アカウントが増えましたが、Facebookでは自分の友人のふりをして友達リクエストをしてくる、別な種類のなりすましアカウントも増加中。

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うっかり承認すると個人情報を抜き取ったり、ウイルス付きアプリを勧めて感染させようとしたりするほか、大切な友人たちの情報も狙われて、被害が拡大する事態になっています。なりすましアカウントをブロックする機能も用意されていますが、犯罪者とサービス運営者の熾烈な攻防が続いています。

このほか、ブログやSNSでの炎上騒動、フィッシングサイトへの誘導、不当請求の電子メールなど、ネットでは様々なトラブルや犯罪があります。実際に、こういったことに巻き込まれた経験を持つ人はどのくらいいるのでしょう?

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Q:インターネット上で、なんらかのトラブルに巻き込まれたことはありますか?
A:トラブルに巻き込まれたことはない:30%、悪質なECサイトなどへ誘導するお知らせメールが届いたことがある:26%、オンラインゲームや無料サイト、ショッピングサイトなどから、不当請求を受けたことがある:20%、自分のブログが炎上したことがある:8%、SNSや掲示板などで、なりすまし被害を受けたことがある:6%、その他:10%

ネットでトラブルに巻き込まれたことが“ない”とこたえた人は30%。「その他」は選択肢になかったトラブルに巻き込まれた人だったので、ネットのトラブル経験者は70%にのぼりました! それぞれのトラブル内容について、読者から寄せられたコメントとともに見てみましょう(以下、コメントは原文ママ)。

一番多かったのは、4人に1人が“ある”と回答した「悪質なECサイトなどへ誘導するお知らせメールが届いたことがある」。

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最近はSNSの名を語って送られてくるメールが多いです。なんか英語でそれっぽく書かれているので、ついクリックしそうになりました。あぶないあぶない(/ω\)(たけし☆200%さん・男性)

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このような声があるように、人気SNSのURLとそっくりのドメインのメールが届く「なりすまし」も問題になっています。特に、本文が英語で記されていると、内容がよくわからないまま英語を読み流してクリックする危険性も。その結果、知らないうちにコンピューターウイルスに感染させられたり、悪質なショッピングサイトで不正にカード情報を盗まれてしまったりすることもあります。

「オンラインゲームや無料サイト、ショッピングサイトなどから、不当請求を受けたことがある」と回答した人の中には、

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無料のオンラインゲームに登録したところ、別のゲームに関する不当請求メールがよく分からない会社から届きました。ゲームが好きな人だとこういう不当請求は多いと思いますよ(CMJKさん・男性)

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なんて声も。

“無料”の言葉をエサにユーザーをおびきよせ、後から不当に高額な利用料を請求したり、架空請求をしたりする悪質なケースもあるようです。タダほど怖いものはありません!

次に多かったのが、「自分のブログが炎上したことがある」。

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炎上というほどひどくはないですが、書き込みがもとで友人を失ったことがあります。今でもとても後悔しています(巻き毛のママさん・女性)

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など、炎上した人をかばったことで、自分のブログまで延焼したというコメントも。コメント欄などの文章だけでは、伝えたいことがねじ曲がって伝わり、知らないうちに傷口が広がるケースが少なくありません。

そして、「SNSや掲示板などで、なりすまし被害を受けたことがある」が続きます。

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フェイスブックなのですが、こちらが全然知らない他人に勝手にログインされていたことがありました。グループ勧誘の招待を勝手に出されてしまい、冷や汗でした(なりあがりさん・男性)

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これは、勝手に名前をかたる“なりすまし”ではなく、不正ログインで本人になりすます“のっとり”のケースです。名前や誕生日など、第三者が推測しやすいパスワードは危険と心得ましょう。

最後に、それぞれの対策をまとめてみました!

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ワンポイントアドバイス

●悪質ECサイトへの勧誘メール
知らないアドレスから届いたメールはそもそも開けないで削除。開いた瞬間、ウイルスに感染する可能性もあります。

●フィッシング、不当請求
怪しいなと思ったら、普段使っているメールアドレスとは別に、すぐに使用をやめても問題ない“捨てアドレス”を用意。これを使って様子を見るなど、メールアドレスを使い分けましょう。

●炎上
匿名であっても、過去の書き込みやブログの内容から個人を特定されるケースがあります。まずは不用意な発言を慎むこと。また、公開範囲を限定するのも有効です。

●なりすまし
なりすまされたことがわかり次第、自分ではないことを表明すること。のっとり防止策としては、なるべく複雑なパスワードを設定しましょう。実際にいる友人になりすまして近づいてくるケースは、プロフィール欄やフォトアルバムをチェックし、本当に本人なのかをしっかり確認。また、芸能人からのなりすましメッセージは、とにかく耳を貸してはいけません。少しでも違和感があったら、とことん疑うくらいの慎重さが必要です。

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想像以上に数多くのトラブルが存在するネットの世界。上手に使えば、有益な情報を簡単にゲットできたり、なかなか会えない友人とコミュニケーションできたりするだけに、トラブルに遭遇しない使い方で、うまくネットを活用していきたいものですね。

(ALSOKチーム)

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