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ALSOKセキュリティコラム




9月に入り、暦の上では暑さが和らいでいるはずが、いまだに厳しい残暑が続いていますね。今年の熱中症救急搬送患者は、全国で約4万人とされており、地球温暖化と高齢者の増加が患者数を押し上げているといわれています。特に今年は、節電対策を過度に意識するあまり、具合が悪くなってしまった方も多いようです。もちろん節電対策も重要ですが、それが元で体調を崩すことのないように、十分気をつけましょう。

今年3月に発生した東日本大震災。大震災の爪あとは、未だに大きく残されています。「3.11」の震災は、今までの私たちの防災意識を根底から覆し、生活に大きな変化をもたらしました。9月1日は「防災の日」。今まではこの日を意識したことがなく、なんとなく過ごしてきてしまったという方も、今年は地域で行われる防災訓練に参加したり、家族と避難場所について話し合ったりするなど、防災に対する関心が高まっているのではないでしょうか。

そこで今回は、いつまた発生するか分からない災害に備えるためのアドバイスをまとめてみました。今一度、ご自分の身の回りの対策や発生時の対応について考えてみませんか。



震度4以上の揺れを感じると想定される地域に流される「緊急地震速報」。緊急地震速報受信から地震を体感するまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と極めて短く、震源に近いところでは速報が間に合わないこともあります。わずか数秒の間に取れる行動は、非常に限られます。まず、緊急地震速報の警報音を聞いたときは、できるだけ速やかに頑丈なテーブルの下などの安全な場所に移動し、身の安全を確保しましょう。


地震で揺れている最中の火の元確認は、大変危険です。慌てて火を消そうとして大やけどを負ったりすることもあります。火の元の確認は、地震の揺れがおさまってから速やかに行うようにしましょう。万が一、火が出てしまった場合は、「火事だ!」と叫んで周りに知らせ、近隣の住人にも消火活動に協力してもらいましょう。


身の安全を確保するのと同様に、出口を確保するのも大事なことです。全ての窓や戸を開ける必要はありません。揺れを感じたらまず身の安全を確保し、小さな揺れのとき、または揺れがおさまってから自分の近くの窓や戸を開けて、速やかに避難できるようにしておきましょう。閉めたままにしておくと、建物がゆがむなどして開かなくなり、避難できずに二次災害に遭う可能性も否定できません。


地震発生時および発生直後に家の外に飛び出すのは、非常に危険です。落下物や崩れたブロック塀などで、負傷することがあります。外に出る場合は、まず地震の揺れがおさまるのを待ち、周囲の状況を確認してからにしましょう。


地震の影響により、崖崩れ(土砂崩れ)や津波などの二次災害が発生する話も少なくありません。山間部や丘陵地などに住んでいる場合は、周囲の音に耳を傾け、落石などに十分注意した上で、崖や急傾斜地などの危険な場所から出来るだけ早く離れ、安全な場所に避難しましょう。海岸部の場合は、避難指示や勧告を待つことなく、安全な高台などを目指して避難しましょう。なお、近くに高台がない場合は、3階建て以上の建物を目指し、できるだけ上に避難するようにしましょう。


避難所へは、車などは極力利用せずにできるだけ歩いて移動しましょう。災害時は道路の混雑などが予想され、避難所に到着するのが遅くなるだけでなく、消火・救助活動などの妨げとなる可能性があるためです。持ち物はできるだけコンパクトにまとめ、必要最低限の物だけ持っていくようにしましょう。また、停電の有無に関わらず、必ずブレーカーを落としてから避難しましょう。これは、電源復旧時に漏電などによる火災が発生するのを未然に防止するためです。

大きな地震を経験されたことのある方はお判りになるかと思いますが、地震発生時は、気が動転することで身体が硬直し、不調を来してパニックに陥りやすい状態になります。 そのため、日頃からできるだけ地震発生時の対応を頭の中でシミュレーションし、いざというときに冷静に行動できるようにしておきましょう。



過去の地震において、寝室で亡くなった方は全体の9割にも上るといわれています。就寝時は緊急地震速報に気づかないことも多く、また一番無防備な状態です。さらに、家具が転倒したり、窓ガラスが割れて飛散したりすることで逃げ遅れる可能性もあるため、大変危険です。寝室や子ども部屋、お年寄りが居る部屋にはなるべく家具を置かないようにすることがベストです。それが難しい場合は、家具が倒れてもぶつかりにくい位置に布団を敷いたり、家具を転倒防止器具などで固定したり、窓ガラスにフィルムを貼って飛散しないようにしたりする対策などを行っておくといいでしょう。


 ・ タンス
 ・ 本棚
 ・ 茶箪笥(食器棚)
 ・ 冷蔵庫
 ・ ピアノ
 →耐震用突っ張り棒やL形金具、ロープなどで固定するようにしましょう。


 ・ 照明器具
 ・ テレビ
 ・ 壁掛け額縁、鏡
 ・ インテリア
 →耐震ジェルや、紐、バンドなどで固定するようにしましょう。



地震が日中に発生した場合、家族が離れ離れの状態になることが想定されます。そうしたとき、無事を確認するためにまずは連絡を取りたいと思うものですが、災害時は携帯電話などの通信網が麻痺してなかなか連絡が取れなくなります。また、子どもやお年寄りなどが携帯電話を持っていない場合のことも考えると、その他の連絡方法なども決めておかなければなりません。家族で一度、連絡方法や集合場所などについて話し合い、共通の認識を持つようにすることをおすすめします。


まずは、災害発生時の連絡方法や連絡先について話し合い、お互いに利用方法を覚えておきましょう。
(1) 災害用伝言板サービス
インターネットや携帯電話などを利用して被災者の安否情報を確認できるサービス。震度6弱以上の地震や台風などの大規模災害により、被災地との連絡が困難になったときにサービスが開始される。被災者が自分の安否情報をメッセージとして専用の電子掲示板に書き込むことなどで、遠方の家族や知人がその安否情報をパソコンや携帯電話などから確認することができる。
(2) 災害用伝言ダイヤル
大規模災害発生後にNTTがシステムを稼動し、家族間や知人の安否確認などの連絡手段として利用することができるサービス。「171」番をダイヤルすると、全国に設置された災害用伝言ダイヤルセンター(伝言蓄積装置)につながるため、音声ガイダンスにしたがって、伝言の録音・再生を行う。
(3) 伝言・書き置き
電話が近くにない場合、自宅が近い場合は、家の玄関など分かりやすい場所に張り紙などをして、伝言を残す。布テープに油性ペンなどで伝言を書いて貼り付けるとよい。


家族が離れ離れになってしまっても、「ここに必ず集まる」というルールを作り、万が一連絡が取れなかった場合の集合場所を、あらかじめ決めておく。
(1) 避難場所
人が多く広い避難場所では、家族が合流するのは至難の業。具体的な合流ポイントまで決めておくことが大切。
(2) 避難場所までの道順
震災時は、道路の崩壊や崖崩れなどにより通常通りの道順でたどり着けないことがある。そのため、そこまでの何通りかの道順も確認しておくことが大切。
(3) 避難場所の第二候補を決める
万が一、何らかの理由で第一候補の避難場所へたどり着けない場合のために、第二候補を決めておくようにする。


いかがでしたか。もうすでに心構えや準備はできているという方も多いかと思いますが、まだの方はこれを機に、今一度家族間で震災の対策や対応について話し合いをしてみてはいかがでしょうか。いつ何時起こるかわからない大地震。今日来てもおかしくありません。日頃から、いざというときのための備えを怠らないようにしましょう。
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