ALSOKセキュリティコラム

楽しい一人暮らしのために 女性の防犯対策


秋には「実りの秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」など、いろいろな表現がありますが、みなさんはどんな「秋」をお過ごしですか。

こちらをご覧の方の中には、春から一人暮らしを始めた女性の方もいらっしゃるかと思いますが、そろそろ一人の生活に慣れてきて、気も緩みがちな頃なのでは?そこで、今回は一人暮らし女性の防犯対策についてご紹介しますので、是非参考にしてください


「ひとり暮らし」と悟らせない

一人暮らし女性の防犯対策の第一歩は、「一人暮らし」と悟らせないことです。比較的簡単にできる対策をご紹介しますので、早速実行してください。

■表札にフルネームを書かない(名字のみ記載)、もしくは男性の名前と連名にする。

■玄関に男性用の靴を置いておく。

■下着などは外に干さない。男性用の下着やシャツなどを一緒に干す。

■親しい人、信頼できる人以外には、一人で暮らしていることを話さない。


家に入るまで気を抜かない

誰しも自宅まで戻ってくるとホッとするもの。しかし、家の中に入るまで油断は禁物です。エレベーターに乗る場合は、極力男性と2人きりにならないようにしましょう。2人になってしまったら、相手に背中を見せないように操作パネルのそばに立ち、いつでもボタンを押せる状態にしておきましょう。不審な動きがあったら、途中の階で降りたり、非常ボタンを押したりして人に知らせましょう。

玄関前に到着したら、改めて周囲の様子を伺ってから鍵を開けるようにしましょう。なお、チャイムを鳴らしたり、「ただいま」と言ったりしながら中に入ると、誰かと暮らしていると思わせることができるだけでなく、万が一空き巣などが侵入していた場合にも、逃げるタイミングを与えて鉢合わせを回避する効果が期待できます。

空き巣や不審者に侵入されないためには、普段から戸締まりを徹底するのはもちろんのこと、補助錠を設置したり、玄関の鍵をピッキングしにくいものに替えたりするなどの対策をしておきましょう。


帰り道も要注意!

最近は不況の影響からか、ひったくり被害が急増しています。平成20年1〜5月と平成21年同月を比較すると、全国で1,070件、14.2%も増加しています。(警察庁調べ)

ひったくりのターゲットとなるのは、ほとんどが女性です。また、免許証や鍵などが一緒に奪われた場合、自宅まで狙われてしまう可能性がありますので、十分に注意する必要があります。

ひったくりは、ちょっとした心がけで被害を防ぐことが可能ですので、以下のポイントを参考にしてください。


■バッグは、車道と反対側に持つ

ひったくり犯の多くは、バイクなどでターゲットの後方から近づき、追い越しざまにバックを奪っていきますので、バッグは車道と反対側に持つようにしましょう。肩掛けバックであれば、しっかり脇に挟んだりタスキ掛けにしたりするのがお勧めです。また、なるべく明るくて人通りのある道を選んで帰るようにしましょう。

■周囲の音に気をつける

後ろからバイクの音などがした場合は、一旦振り返って確認するようにしましょう。また、すぐに反応できるように、携帯電話や音楽プレイヤーの使用は控えましょう。

■自転車のカゴに、ひったくり防止用のネットなどを使用する

自転車に乗っているときに被害に遭った方のほとんどが、前カゴに入れてあったバックを奪われています。そのため、ひったくり防止用のネットやカバーを使ってカゴの中の荷物をガードしましょう。


個人情報もしっかり管理

郵便物や宅配便の伝票に書かれた宛名、明細書などをそのまま捨てている方はいらっしゃいませんか?ゴミから個人情報やプライバシーが漏れてしまうことがありますので、シュレッダーやハサミで、文字が判別できないくらい細かく刻んでから捨てるようにしましょう。
宅配便は、受け取り時も要注意です。誰からの荷物かきちんと確認してからドアを開けるのはもちろんのこと、チェーンを掛けたまま受領印を押し、荷物は玄関先に置いてもらうようにするとより安心ですね。

いかがでしたでしょうか。
離れて暮らすご家族を安心させるためにも、できるところから対策して、楽しい一人暮らしを続けてくださいね。


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