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ALSOKあんしん通信

テーマ:身近な製品にひそむ火災の危険

○「火の用心」は冬に限りません!
 だんだんと日が長くなり、いよいよ春が近づいてきました。さて今回の「あんしん通信」は「火災予防」がテーマです。
 ・・・おや?何かおかしいと感じた方はいらっしゃいますか?火災といえば、「冬」というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。冬場は暖房を使う、地域によっては空気が乾燥して火の回りが早い、などの理由から、「火の用心」はとくに冬に心がけるものと思われがちです。
 しかし実際は、季節を問わず火災はコンスタントに発生しています。また私たちがふだん何気なく使用しているさまざまな製品が、重大な火災を引きおこす可能性もあるのです。いくつかのケースをご紹介しましょう。

○身近な危険その Щ劼匹發硫侏靴咫大人のライターが原因です!
 火災は一瞬にして住まいや家財道具、人命までも奪ってしまう恐ろしいものです。とくに高齢者や幼い子どもが火災に巻き込まれると、逃げ遅れて命を落とす危険性が高まるといえます。ここでは、子どもが関係する代表的な火災として「火遊び」を取り上げます。
 東京都の調査によれば、子どもの火遊びから発生した火災の7割以上はライターが原因になっています。


【たとえばこんな事故です】

両親の外出中、2歳の男児がライターを用いて室内に干された洗濯物に火をつけたため出火。発見した近隣の男性が119番通報し消火器で消火したが手遅れとなり、男児と弟が死亡した。

5歳の男児がテーブルの上に置いてあったライターで紙くずに火をつけて遊んでいたところ炎が拡大。事態に気づいた母親でも消火できなくなり、避難した。  ライターには男児の好きな漫画のキャラクターが印刷されていた。

(東京都商品等安全対策協議会『子供に対するライターの安全対策報告書』より引用)

 今年の2月にも東京都で火災が発生し、3歳と2歳の二児が死亡するという悲しい事故がありました。焼け跡からライターが発見され、火遊びの疑いが持たれています。  ライターは身近な雑貨であり、またお菓子や楽器、鉄砲など、子どもの興味をひく玩具のような形状をしているものがあります。事故例のように、子どもが好む絵柄が印刷されている場合もあります。子どもが玩具ではないかと誤解しやすいライターが多く流通しているのは、大きな問題です。  また1〜2歳の幼い子どもであっても、いじっているうちに点火できてしまう可能性があるのがライターの恐ろしさです。あたかも玩具と同じ感覚で、ライターで遊んでいるうちに発火し、大きな事故が引き起こされているのです。

 このような事態を受け、欧米などではライターの安全対策について規制がなされています。子どもが簡単にライターを操作出来ないよう、2つ以上の操作を同時にしないと点火できないようにしたり、ある程度の力をかけないと点火ボタンが押せないようにしたりするものです。子どもの安全を守るための機能を製品にほどこすことをチャイルドレジスタンス(CR)といいますが、日本でもライターにCR機能を盛り込むよう、はたらきかけが始まっています。

○身近な危険その◆電源コードの扱いは慎重に!
 家庭のどこにでもあり、毎日利用している電化製品の周辺にも、火災の危険は潜んでいます。たとえばコンセント。家具の裏など掃除しにくい位置にあるコンセントは、ほこりが溜まりやすくなっています。このほこりが原因となり、発熱・発火するおそれ(トラッキング火災といいます)があるので気をつけましょう。
 また最近は、電源コードを繰り返し折り曲げる・ねじる、家具などで踏みつける、ドアに挟み込むなどの行為をきっかけにコードが断線し、火災につながるケースが目立ちます。

【たとえばこんな事故です】

電気毛布の電源コードをベッドの脚で踏んだまま使用していたため、ベッドの重みでコードが断線し、ショートして発火した。住宅が全焼し、家人の男性がやけどを負った。

女性が就寝中、使用していた電気あんかが突然熱くなり布団がこげた。あんかを使用するたびに電源コードを本体に巻きつけて収納していたためコードがねじれ、断線してショートしたと思われる。

(NITE製品安全センター公表資料より引用)

 電源コードはビニールカバーの中に、電気を流す芯線が通っています。コードを曲げたり力を加えたりする事でこの芯線が断線すると、異常な発熱が起こり出火することがあるのです。
 では、どんな製品で電源コード断線による事故が起こりやすいのでしょうか。図表を見ると、ドライヤーによる事故が多くなっています。ドライヤーは、使用中にコードがねじれたり、コードを本体に巻きつけて片付けたりすることが多いため、断線をおこしやすいといえます。


【普段から以下の点に気をつけましょう】

電源コードを何度も曲げたり、ねじったりしない。片付けるときなどは製品本体にコード巻きつけない。また、長いコードを束ねておくのも熱がこもり危険です。

電源コードの上に重いものを載せない、ドアやふすまなどに挟み込まない。

電源プラグを抜くときは、コードを引っ張るのではなくプラグを持って引き抜く。

○古い家電製品にはコード以外にも危険が!
 とくに長期間使用した家電製品は、電源コードだけではなく、内部部品に劣化が生じ出火する場合もあります。2007年の夏には、30年以上使用した扇風機の経年劣化により火災が起こり、寝ていた夫婦2名が死亡するという痛ましい事故がありました。
 製品を長く使うのは大切なことです。しかし、異常な音や振動がする、焦げ臭いにおいがする、動作がおかしいなど気付いた場合は、ただちに使用をやめて専門業者に相談しましょう。

以 上

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