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ALSOKセキュリティレポート

防災・災害対策2.住宅火災の傾向と対策 〜家の中で一番の火元、キッチンを守れ!〜

冬はさまざまな要因が重なり、一年のうちで最も火災の発生率が高まる季節です。 わが家を火災から守るためには、いつも新しい情報を仕入れておくことが大切です。 最近の火災の傾向と防火対策をわかりやすく解説していきます。(2005年1月 掲載)

家庭での火災、原因のトップは「コンロ」。だから、まずキッチンを守る!

11〜4月にかけては、年間で火災の発生件数がかなり増える時期です。また乾燥した空気、強い風などの季節的な要因で、一度発生した火災が燃え広がりやすい傾向があります。   では家の中で火災が起きやすい場所は、どこなのでしょうか?統計によると、火災の一番の発生源は、キッチンのコンロでした。(図表1)

そして火災の発生時間は、夕食の支度をする16〜20時の間に集中しています。(図表2)

  コンロからの火災では、特にてんぷら油への引火が大きな要因になっています。 火にかけた天ぷら油は、約5分で天ぷらを揚げる適温(180度)になりますが、そのまま放置した場合、約16分後には320度に達し、激しく白煙が出ます。 約23分後には370度になり、ついに発火してしまいます。 ふだん気軽に調理で使っている天ぷら油ですが、取扱いには十分な注意が必要です。

以上のことから、家庭での火災を防ぐポイントは「まずキッチン」ということが浮かび上がります。特にコンロで火を扱っている時の意識・行動が、防火につながります。

使う時のちょっとした注意が、コンロからのキッチン火災を未然に防ぐ。

コンロの防火対策は、実は簡単。ちょっと注意するだけで出来るのです。そのポイントは次のとおりです。

  • ポイント1:コンロの側を離れる時は必ず火を消す。
    当たり前のことなのに、ついついやってしまいがちです。 電話や来客者への応対など、 他の用事はいったん火を消してからにしましょう。
  • ポイント2:コンロの周りに物を置かない。
    コンロの周りは予想以上に熱くなります。 もし燃えやすいものが近くにあれば、引火の原因になります。 特に食用油の置き場所には注意しましょう。
  • ポイント3:コンロに衣服を近づけない。
    コンロを使うときは袖口、裾などに気をつけましょう。 また引火しやすい化繊やひらひらしたデザインの衣服は避けましょう。
  • ポイント4:古くなったガスホースは使わない。
    古くなってしまったガスホースは火災のもとです。 忘れがちですが、時々チェックして、 常に良い状態のガスホースを使いましょう。
  • ポイント5:コンロは壁から離して使う。
    コンロが壁に近すぎると、 壁が熱くなって引火の原因となることもあります。 壁との距離を十分にとって設置しましょう。
  • ポイント6:コンロは身長に合った高さで使う。
    無理な姿勢での調理は、 衣服への引火などの事故をまねきやすいものです。 コンロは自分の使いやすい高さに置くこと。
  • ポイント7:天ぷら油の加熱に注意する。
    天ぷらを調理中には、絶対に目を離さないこと。 さらに、加熱し過ぎに注意する。 調理後の天ぷら油は、十分にさましてから処理しましょう。

お宅には火災警報機がありますか?火災警報機は初期消火の強い味方です。

どんなに気をつけていても、あわや火事という場面は、どのご家庭にも訪れる可能性があります。いざという時、火災の被害をどれだけ防げるかは、早期発見による初期消火にかかっています。火災は早く見つかるほど被害が小さくて済むのです。

  ご家庭での火災の早期発見に役立つのは、なんといっても火災警報機です。東京消防庁管内の統計によると、住宅火災100件当たりでの死者発生火災数を比較すると、住宅用火災警報機などが作動した火災は100件当たり1.4件であるのに対し、その他の火災では100件当たり4.5件と、火災警報機が作動した場合には約3分の1の減少となっています(図表3)。また火災で亡くなった原因の4割は「火災に気づくのが遅れたため」です。このことからも、火災警報機の有効性がわかります。

  なお平成16年10月1日から、火災予防条例が改正され、まず東京都内では、全ての新築、一部改築住宅に火災警報機の設置が義務づけられたのをご存じですか?新築も改築もしないから自分には関係ないと思ってはいけません。出来るところから設置していきましょう。まず設置したいのは、キッチンと寝室。そして階段や他の部屋へと順次設置していきましょう。浴室、トイレ、洗面所などをのぞく全ての部屋への設置が、防災上は理想的です。各部屋には、煙を感知する「煙式警報機」を設置しましょう。ただし台所などでは設置場所を工夫し、火災以外の煙(料理等)を感知しないようにする必要があります。   火災は思いがけず起きるものです。日頃からの心がまえや備えが肝心です。

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