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ALSOKセキュリティレポート

防災・災害対策4.大切な命や財産を、火災から守るために!

火災の時、ガードマンはどう行動するのか。どうしたら住宅火災が防げるのか。ガードマンの実体験から、防火のヒントをもらいましょう。(2005年2月 掲載)

ぐっすり寝てしまって、火事に気がつかなかった?!

「以前、こんなケースがありました。ぐっすり寝てしまって、私が駆けつけるまで、まったく火事に気がつかなかった方がいたんです。」
  火事に気がつかないなんて、いったいどんなケースだったんでしょうか。ガードマンのAさんに詳しく聞いてみました。

 「ある夜、機械警備で火災警報を受信した監視センターから、出動するよう指令を受けました。私は急いで現場に向かいました。場所は、単身赴任でひとり暮らしの男性のマンション。私が到着した時、すでに煙が外にもれているような状態でした。ところがいくらドアを叩いても、応答がないんです。これは大変だと思いました。それで、まず消防隊を呼んでから、窓を割って室内に入りました。中に入ると、その男性は無事だったんですが、火事に全く気がつかず、ぐうぐう寝ていました。」
  火災の場合、匂いや煙で気がつくはずなのに、その方はなぜ気がつかなかったんでしょうか。
  「かなり酔っぱらっていたらしいんです。酔って帰宅し、ラーメンを作ろうとして、火に鍋をかけたまま寝てしまった。火の周りに何もなければよかったんですが、横に布巾やまな板があって、引火してしまった。こういう場合、すぐゴーッと燃えるわけではなくて、ゆっくり燃えて煙が先に充満します。ラーメンも炭のようになっていました。」
  すごく危なかったんですね。到着が遅れたらと思うとゾッとするケースですね。
  「そうですね。もうしばらくそのままだったら、一酸化炭素中毒になっていたでしょうね。マンションだから気密性も高いですし。」
  ほんとに助かってよかったですね。
  「お客様がご無事で何よりです。こんなときは、ガードマンをしていてよかったなあと思います。」

いざという時のために訓練を受けています!

 火災の現場に駆けつけたガードマンは、実際にどんな行動をするのですか?
  「火災の場合、まず火元を確認するのが仕事ですね。そして火災の状況を判断する。必要な場合は、消防に連絡して応援を要請します。初期消火が可能な状況でしたら、車両に備えてある消火器で消火活動をします。ガードマンは全員、火災での出動に備えて、初期消火の訓練を受けているんですよ。」
  Aさんは、火災で出動する場合、どんなことを心がけていますか。
  「まず人命の優先です。それから火事は一刻一秒を争う災害なので、とにかく迅速さを心がけています。そして被害をできるだけ少なくするのは、どう行動するのがベストなのか、常に考えながら行動していますね。」
  なるほど。すばやく的確に動くことが必要なんですね。そして、Aさんのこんな言葉も印象的でした。
  「火災の場合、ガードマンの基本はこうだよっていう教育は受けているんですが、自分としてはそれ以上の働きをしたい。そういうのがプロのガードマンだと思うので。この心構えは火災に限らないですけどね。」

ちょっとした注意で火事は防げる!

 実際に住宅の火災は、どんなケースが多いですか?   「天ぷらや鍋、やかんを火にかけっぱなしで火事になるケースは多いですね。とくに天ぷらによる火災は、毎日のようにあります。またお風呂の空焚きも多いですね。あとよくあるのはタバコの不始末。灰皿の吸い殻を、そのままポンとゴミ箱に捨ててしまうケースや、寝タバコした吸い殻が布団に燃え移ってしまうケースなどです。タバコの場合、燃え上がるまでに時間がかかります。まずはくすぶり、それから煙が出て、ゆっくり火事になるんです。吸った時点ではなく、忘れた頃に火事になるからタバコは怖いですね。」
  最後にAさんにガードマンとしての実体験から、住宅火災を防ぐコツをアドバイスしてもらいました。
  「ほんとにちょっとした注意で火事は防げるし、早く行動することで被害も最小限で済むんです。まずキッチン周り。火を使っている時は、そばを離れない。離れる時は必ず火を消すこと。とくに天ぷらは要注意。またコンロ周りに燃えやすいものを置かないこと。お風呂は必ず水が入っていることを確認してから沸かし始めること。そしてタバコの吸い殻の後始末には、充分に気をつけること。寝タバコも絶対にやめてください。あとは初期消火できるよう、火災警報器、消火器などの備えをしておいて欲しいですね。」   皆さん、Aさんのアドバイスをぜひ実践してみてください。

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