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増加する外出先での危険から、家族を守るには?

こどもの防犯対策1.子どもを犯罪から守る 〜外出時の子どもの安全〜

ここ数年、子どもをターゲットにした犯罪が急増しています。連れ去り、傷害etc.…一歩家を出ると、様々な犯罪が子どもたちを狙っているのです。犯罪から子どもたちを守るにはどうしたらよいのか?子ども自身が守るべきこと、私たち大人が安全のために出来ることを、具体的に検討してみましょう。2005年4月 掲載

まず子どもを狙った犯罪の傾向を知ろう。

連日のように、子どもたちが犯罪に巻き込まれたというニュースが報じられています。首都圏では、小学生の約4割が危険な目に遭っているというデータも出ています。かなり不安を感じている方も多いのではないでしょうか。   私たち大人が子どもたちを守るためには、まず犯罪の傾向を知ることが大切です。警察庁発表による「子どもを対象とする略取誘拐事案の発生状況」のデータをもとに、予防のヒントを探しましょう。   まず発生時間は子どもの下校時にあたる「15時〜18時」が、発生場所は「その他道路上(通学路などで、学校付近以外の道路上)」が圧倒的に多くなっています。これは、子どもが犯罪に巻き込まれるのは、下校中や帰宅途中が多いことを示しています。また、同行者や目撃者が少ないのも特徴です。   犯行の手段としては「甘言・詐言を用いて」「いきなり(車に)引きずり込む」という手口が目立ちます。また顔見知りではない者の犯行が、顔見知りの犯行より多い傾向があります。自動車、自転車といった車両を使った犯行も多くなっています。

子どもに教えておきたい、5つのキーワード「いかのおすし」。

子どもが危険に直面したとき、すみやかに行動出来るよう、必要な知識を教えておくことが大切です。子どもに「どういう危険が予想されるか」、「危険な目にあったときにどうするか」、「どこの誰に助けを求めるべきか」を認識させることがポイント。そのためにはまず、子どもに次の「5つのキーワード」を繰り返し教えましょう。そして、あらゆる場面を想定して、親子で反復練習しましょう。

1.知らない人には絶対について「いかない」。
特に以下の言葉に注意するように教えましょう。
例)「家族がケガをしたから病院にいこう」
   「迷子の猫(犬)を一緒に探して」
   「○○さんのお家(○○駅)を教えて。一緒にいってくれない?」
   「おもちゃを買ってあげるよ。一緒に遊ぼう」

2.知らない人の車には絶対に「のらない」。
車を運転していている大人が、子どもに道を聞くというのは、ほとんどありえないことなので、基本的にはその場からすみやかに遠ざかるようにさせましょう。もし、どうしても道を教えなければならない時には、周りにいる大人を呼ぶか、1m以上離れた所から教えるように、という約束をしましょう。

3.連れて行かれそうになったら、「おおごえを出す」。
声を出す訓練を普段からさせましょう。また、「キャー」などの声は、助けを求めているかどうかが分かりづらいことから、「助けて」などと叫ぶ練習をさせてください。

4.怖い目にあったら「すぐ逃げる」。

5.友達が連れて行かれそうになったら、近くの大人やお巡りさんに「しらせる」。

上記の「いかない」「らない」「おごえを出す」「ぐ逃げる」「らせる」というキーワードの頭文字を取って「いかのおすし」と覚えさせましょう。
また、「いかのおすし」以外では、次の約束をしましょう。

ひとりで遊ばないこと。
年少者は、保護者の目の届くところで遊ばせましょう。 また、複数で遊んでいれば、仲間が大人に危険を知らせることができます。

外に出かけるときは、必ずおうちの人に「どこで・誰と・遊ぶ(勉強する等)・何時頃帰るか」を言ってから出かけること。
約束の時間に帰ってこない時、探す場所の見当をつけることができます。

自分の名前・住所・電話番号を言えるようにすること。

子どもを守るのは、親と地域の連携プレー。

子どもを守るためには、親が対応策をきちんと取ることが不可欠です。普段からコミュニケーションを密にし、子どもの防犯意識を高めましょう。

保護者が出来る防犯対策

子どもの行動は、日頃から把握しておく。

安全な環境をつくる(道路、公園、学校等)。

日頃から親子で通学路の危険な場所等をチェックしておく。

何かあったときに逃げ込める場所を把握し、子どもに教えておきましょう。交番、知り合いの家、コンビニ、また「子ども110番の家」(地域によって名称が異なる)など、助けを求める場所をチェック。これは子どもだけではできないので、必ず保護者が一緒に調べてあげてください。

防犯ブザーやホイッスルを持たせる。 いざという場合に備え、使い方を把握し、実際に使う練習もしておくこと。

子どもたちの生活は、遊びも学びも地域に密着しています。保護者だけでは目の届かないところも、地域が一丸となることで、犯罪を未然に防ぐことができます。

地域が出来る防犯対策

一人で遊んでいる子どもや、夕方になっても遊んでいる子どもがいたら、声をかけて注意しましょう。

通学路や公園、学校周辺などを安全な環境にしましょう。 防犯灯の設置や視界を妨げる樹木、枝などの刈り込みをして、死角をなくすようにしましょう。また、危険箇所の点検をしましょう。点検の際には、背の低い子どもの視点を、忘れないように。

登下校時間に通学路等の警戒やパトロールを行いましょう。

「子ども110番の家」(地域によって名称が異なる)など、子どもが駆け込める場所をつくりましょう。

不審者(車)や不自然な親子連れなどには一声かけるか、警察へ通報しましょう。

もしも犯罪に巻き込まれてしまったら─ 犯罪に巻き込まれることは、心にも影を落とす、デリケートな問題です。もしもの場合は、子どもの心を大切に考え、ケアすることが必要です。

被害を報告しやすいように、日頃から親子のコミュニケーションをはかる。 子どもは被害に遭ったことを、親に話すと叱られるのではないかと考え、なかなか話さないケースがあります。普段から子どもの様子をよく見て、普段と異なるときはやさしく話しかけましょう。

何かあった場合は、心理カウンセラーへ早めに相談する。 PTSD(心的外傷後ストレス障害)など深刻な事態を招くケースもあります。早めに専門家に相談しましょう。

地域での様々な取り組みが、始まっています。
子どもたちが安心して暮らせる地域作りのために、各地でいろいろな取り組みの輪が広がっています。また子どもの防犯用のグッズも開発されています。ここではそうした取り組みの一例を紹介します。

地域安全マップの作製
犯罪が発生した場所はもとより、犯罪者にとって「入りやすい場所」や周りから「見えにくい場所」といった、事件や事故が起こりやすいと思われる場所、災害の危険がある場所など、住民にとって注意が必要な場所をまとめた地図。 住民が安心して暮らせる安全な地域環境作りを目的に、各都道府県の警察や住民自身によって作製されています。

通学路の安全パトロール
登下校の時間に、通学路や子どもがよく通る道を自主的にパトロール。さらに問題点や要望をまとめ、防犯対策に役立てている地域が増えています。例えば、暗くて人目につかない場所、交通量の多い場所、街路灯の有無、コンビニや公園などたまり場になりやすい場所、大人が見過ごしがちな場所などをチェックする事で、地域の安全性が高められています。

「子ども110番の家」 (地域によって名称が異なる)
被害児童が助けを求めることの出来る民間協力の拠点「子ども110番の家」が、PTAや自治体等を主体として各地域で広まってきています。

防犯カメラを設置
通学路や繁華街、商店街等に防犯カメラを設置。防犯対策を徹底する地域が増加しています。

防犯ブザー・防犯ベル
各地の自治体で、小・中学生の希望者に、携帯用の防犯ブザーや防犯ベルを配布するケースが増えています。防犯ブザー・防犯ベルを持つことで、子ども自身の防犯意識を高める効果も期待出来ます。また、各家庭で防犯ブザーや防犯ベルを持たせる例も増えています。

「ALSOKあんしん教室」
ALSOKでは、社会貢献活動の一環として、ALSOK社員が講師となり、小学生に様々な角度から安全についての授業を行う「ALSOKあんしん教室」を神奈川県内で試行してきましたが、創立40周年記念行事の一環として対象地域を全国に拡大し、4月から順次展開しはじめました。

「ALSOKあんしん教室」
http://www.alsok.co.jp/society/ansin/index.html

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