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防犯対策9.最近の空き巣の手口と対抗策 〜空き巣に入られないための防衛策、ちょっとした工夫〜

行楽の秋がやってきました。家族そろってのお出かけが増えるこの季節、それは空き巣に狙われやすい季節ともいえそうです。わが家の安全、家族の安心のためにも、いつも新しい情報を仕入れておくことが大切です。最近の空き巣の手口や、それに対処する防衛策をわかりやすく解説していきます。(2004年11月 掲載)

侵入盗の手口の約6割が空き巣!ちょっとした工夫で空き巣の目をかわす。

 住居に侵入する泥棒の中で一番多いのが「空き巣」です(図表1)。   空き巣は、侵入しやすい家をいつも探しています。家の回りの状況を入念にチェックして、人目につかず侵入できる準備を周到に整えているのです。空き巣が下見の際にいちばん気をつけて見るのも、家の人が留守かどうかだといわれています。郵便受けに新聞や手紙はたまってないか。網戸やカーテンは閉めき っていないか。日が暮れても玄関や室内の電灯が消えていないかなどをチェックしています。   対策としては、旅行などで数日留守にする場合は、新聞を止めるか、隣人に頼んで、取っておいてもらいましょう。また帰りが遅くなるときは、消費電力の少ないキッチンなどの電灯をつけて外出するといいでしょう。   次に、入りやすい家かどうかのチェックには、死角となるものや足場となるものがあるかないかなどがあげられます。   対策としては、プライバシーの問題もありますが、ブロック壁や植木を低くして、見通しをよくしましょう。さらに家の周りに足場となるようなものは放置しないようにしましょう。

空き巣の侵入手口が変化。「サムターン回し」が減って、「ガラス破り」が増えている!

 最近では、ピッキングやサムターン回しによる空き巣の被害が減り、窓ガラスを割って侵入する手口が増えてきています(図表2)。玄関などの防犯対策が進み、空き巣や窃盗グループが手口を変えてきているようです。特殊な工具も技術もいらず、ドライバー1本で侵入できてしまう。なかなかやっかいですね。   いちばん多いガラス破りの手口は、窓ガラスの真ん中についている鍵(クレセント)の横のガラスを割り、そこから手を入れて鍵を開ける「切り破り」。軽量のドライバーを使ってガラスにヒビを入れ、音をださないように破壊する「こじ破り」。窓ガラスをライターやバーナーで熱し、水をかけて割る「焼き切り」などがあります。また、破壊音をあまり気にせずに、ガラスなどを破壊する「うち破り」もあります。   ほとんどの侵入方法は騒音があまりでないので、近所の方などに気づかれにくいのです。

空き巣撃退のポイントは、窓の防犯対策。

空き巣がいやがる窓の防犯対策とは?それは侵入にかかる時間(ガラス破りなどに要する時間)を長くすることです。侵入までに10分以上かかった場合、ほとんどの空き巣が犯行を諦めています。遅くなればそれだけ発見される確率が高まるからです。空き巣が犯行を諦めるまでの所要時間は、5分以内が58パーセント、5分から10分以内が20パーセント、10分から15分以内が13パーセントとなっています(図表3)。 いかに時間をかけさせるかがポイントです。そのための対策には、まず「補助錠」が有効です。通常窓ガラスの真ん中についている固有の鍵(クレセント)とは別に、窓の上下に取り付けます。これにより、ガラスが破られクレセントが開錠されても、補助錠がつかえとなり窓を開けることができなくなります。補助錠も開錠しないと窓が開けられないため、侵入までの時間を長引かせるのに有効な手段です。補助錠は、比較的安価で簡単に取り付けることができます。

 次に「防犯ガラス」があげられます。2枚以上のガラスに樹脂中間膜を挟んだもので、合わせガラスの一種に交換しておけば、窓ガラスを破壊する時間が長 くなり、破壊する際に騒音が発生するなど、侵入が難しくなります。防犯ガラスの場合は、価格が通常のガラスの3〜10倍と高価で、専門の施工業者に依 頼する必要があります。   そこまでは、という家には「防犯フィルム」はどうでしょう。窓ガラス全面に貼らずとも、内側のクレセント周りや補助錠周りなど、一定の面積をカバーしておけばいいでしょう。価格も比較的安価であり、取り付けも簡単です。   他には「センサーアラーム」、「センサー付きライト」などの防犯器具です。センサー機能と警報・検知機能が一体化されていて頼もしい見張り役となってく れます。 わが家の事情に合わせて、できることから始めることが肝心です。

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