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増加する外出先での危険から、家族を守るには?

防犯対策16.自主防犯活動 〜安全な地域づくりを自分たちで〜

あなたが住んでいる地域は安全ですか?安心して暮らせていますか?治安の悪化が進む中、“安全な地域づくりを、自分たちの手で”という意識が全国的に広がってきています。自主防犯活動は地域の活性化につながるとの声も多く、また防犯力アップのために警察や自治体との連携や支援体制も生まれてきています。(2005年9月 掲載)

あなたが住む地域も、もはや安全ではない?

長らく日本は、世界でも治安のよい安全な国でした。ところが、その安全神話はもう通用しなくなっています。ひったくりや路上強盗など街頭犯罪や侵入盗の増加など、私たちの暮らしを脅かす犯罪が急増しています。 『平成16年版犯罪白書』よると、平成15年における刑法犯の認知件数は364万6,253件(前年比4万7,675件減)、一般刑法犯(交通関係業過を除く刑法犯)の認知件数は279万444件(前年比6万3,617件減)でした(図表1)。これらの認知件数が減少したのは9年ぶりですが、戦後全体を通して見ると依然として高い水準にあります。

犯罪者を遠ざけるのは、住民相互の連帯感や信頼感。

犯罪者が嫌がるのは、「犯罪の防止に配慮して整備された環境や建物等の防犯設備」(ハード面)+「そこに住んでいる住民相互の連帯感や信頼感」(ソフト面)です。つまり犯罪者に狙われにくく、安心して暮らせる地域づくりを実現するためには、建物や環境といったハード面と、住民ひとりひとりの行動によるソフト面との、両方からのアプローチが大切なカギとなります。街路灯の設置、見通しの確保といった環境の整備や、建物の構造の改善などといったハード面の見直しだけでは、本当に安全な地域づくりは難しいのです。 また、犯罪者は住民の視線を恐れています。住民同士が、普段からあいさつなどで積極的に声をかけ合い、犯罪者に「この地域での犯行は無理だ」と思わせるような雰囲気を作ること。それが犯罪への大きな抑止力になります。 安心して暮らせる地域は、警察のパトロールや犯罪の取り締まりだけで作られるものではありません。大切なのは、地域に住む人ひとりひとりが「安全な地域を作る」という意識を持つことではないでしょうか。まず「自分たちの地域の安全は自分たちで守る」といった防犯に対する意識を高める。さらに防犯パトロールを実施するなど、地域住民による自主防犯活動が、犯罪者を地域から遠ざけることにつながります。

自分たちの安全は、自分たちで作ろう。

最近は、危機意識を持つ地域住民の間で、町内会や自治会、民間ボランティア団体等を中心に、防犯パトロールを自主的に行う地域も増えています。その結果、その地域に住む人たちからは「治安がよくなった」「安心できるようになった」という声が増えています。また近所同士が声をかけあったり、ひとりで遊んでいる子供に気をかけたりするなど、地域社会の活性化にもつながり、防犯活動の手応えと必要性を実感しているようです。 ぜひ、そういった取り組みには積極的に参加しましょう。地域の安全活動の基本は、「できる人が、できる事を、できる時に、できる所で」。ひとりでも多くの皆さんが、できることから参加し、継続的なパトロール活動を実施することが大切なのです。 無理なく防犯ボランティアができるよう、さまざまな工夫を凝らしている地域があります。犬の散歩、ジョギングなどを行っている皆さんに協力してもらい、街をパトロールしている地域。周辺地理に詳しい新聞販売店の皆さんによるパトロールをしている地域。「パトカーそっくり車」でパトロールをしている地域。お蕎麦屋さんの出前の皆さんによるパトロールをしている地域…etc. 全国各地でユニークな防犯ボランティアの輪が拡がってきています。

交番との連携で、さらに防犯力アップ。

自主防犯活動についておおむね好評ですが、さらに一歩進んで、行政に支援・協力を求める意見もみられます。身近な交番・駐在所に見回りの強化をしてもらったり、住民との連携を密にしたりするなど、行政も含めて地域全体で結束し、安全を守る意識です。 警察は、各地域で自主的に防犯活動する団体に対して、情報提供やノウハウ指導などの支援をしています。最寄りの交番・駐在所に問い合わせて、ぜひ効果的な防犯活動を行ってください。

自主防犯パトロールのポイント

「安全な町は自分たちの手で」と思っていても、具体的にはどのようにすればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。誰でも実施できる自主防犯パトロールのポイントをご紹介します。

  • 人数は?
    町内会や地域単位で、できるだけ多くの人の参加が望ましいでしょう。危険回避や緊急事態が発生した場合のことを考え、必ず複数で活動しましょう。
  • どこをパトロールする?
    犯罪が多く発生している時間帯や場所(地域)を選びましょう。侵入被害が多発している住宅街や幼児や小学生の通学路や公園、ひったくり等の街頭犯罪が多発している地域など。情報は地元の警察署や交番から得ましょう。
  • 服装や持ち物は?
    昼夜を問わず蛍光色等の目立つものを身につけましょう(ジャンパーや腕章、タスキ、帽子など)。また、110番通報や緊急時のために、携帯電話や防犯ブザー、警笛、記録するためのメモと筆記用具などを持参しましょう。夜の場合は懐中電灯を忘れずに。
  • 防犯パトロール中にすることは?
    公園などの子どもたちの遊び場や通学路に、周囲からの見通しを妨げるフェンスや植裁など、死角となる場所がないかを点検しましょう。また、街路灯の点灯の確認、危険な交差点は無いかなどの点検をしてください。 見知らぬ人でも、すれ違う人には必ず声をかけてください。犯罪者が現場の下見をしているかもしれません。また、幼い子どもだけで遊んでいるのを見かけたら、周りに不審者(車)がいないかを確認し、子どもたちにも声をかけてください。
  • より効果的なパトロールをするには?
    犯罪を未然に防ぐためには、活動目的にあった場所や時間を選びましょう。
  • 子どもの連れ去り・誘拐 :幼児や小学生の通学路や公園など
    ひったくり等の街頭犯罪 :駅周辺、人通りの少ない通りなど
    侵入窃盗 :住宅街の裏路地など
    車上狙い :人通りが少なく、照明のない暗い場所にある駐車場など
    自転車やバイクの乗り物盗 :放置自転車及びバイクの多い駅周辺など
  • もし犯罪や事故を発見したら?
    迷わず110番通報しましょう。不審者(車)を発見しても、声をかけたり捕まえたりしないですぐに警察に通報してください。その際、目撃した時間や状況等をメモしておくことを忘れずに。

自主防犯パトロールをしている地域は、犯罪件数が減り、治安が回復しています。皆さんの町でも始めてみませんか?

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