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増加する外出先での危険から、家族を守るには?

お年寄りの安全4.お年寄りの安全な外出のために 〜もっと安全に、もっと楽しく歩こう〜

健康のために、気分転換に、趣味の集まりに、そして買い物に…。ひと昔前に比べ、最近のお年寄りは随分アクティブになりました。しかし、それに比例して外出先で思わぬ怪我をする危険性も増えてきました。足腰が弱っているお年寄りが、より安全に外出を楽しむためには、ちょっとした心がけが必要です。 2005年10月 掲載

外出先での転倒転落が、過半数を占めています。

東京都のデータによると、お年寄りが転倒転落した場所は、道路が34.5%、公衆の場所が17.6%、乗物が1.4%と、外出先での割合が半数以上を占めています(図表1)。  転倒転落した現場の原因では、階段・段差があった、穴・凸凹・傾斜があった、放置自転車・看板・電柱・ポール・街路樹などの障害物があった等が上位を占めています(図表2)。また、路面・床が濡れていた、雨が降っていた、床材・床面が滑りやすかった等、足元の不安定さも、転倒転落の多くの原因となっています。 日頃からよく知っているご近所への外出でも、予期せぬ障害や事態が発生します。若い人に比べ、体力や筋力の低下などでとっさに動けないお年寄りは、素早く反応できず、転倒してしまうことが多いといえます。 悲しいことに、大けがや痛い目にあった経験は、お年寄りのその後の外出に影響を与えます。外出は、健康にも、精神的にも必要なものです。いつまでもお年寄りが、安全に楽しく外出できるよう、一緒に考えてみましょう。

足元・服装・荷物が、安全のポイント。

  • 足元を安定させる
    足元の不安定さが、転倒転落の多くの原因となっています。また年をとるにつれ足の老化は避けられず、足を引きずって歩くようになるため、転びやすくなります。そのため、まず足元を安定させましょう。脱げやすく不安定なサンダル等を避け、自分の足にフィットした、滑りにくく歩きやすい靴を選びましょう。 お年寄りが安全に外出できる靴を選ぶ際のポイントを挙げてみました。
  • ・爪先は太く、丸く、反っていて、1cm位の余裕があり、指先が当たらない ・ソフトな足当たりで中底が足のアーチに合っている ・足幅、足囲に合っていて、かかとが安定している ・底は接地面積が広く、滑りにくい工夫がされている ・軽量で楽に曲がる ・ヒール(2〜3cm位)は太く安定性があり、引っかからない ・楽に脱ぎ履きできる ・保温性がある

  • 手元は自由な状態に
    手元が荷物でふさがっていると、体勢のバランスを崩しやすくなります。 また転んだ時に、とっさに自分の体を守ることができません。 そのため外出時には、手元は自由な状態にしておくのがポイント。バッグは持たずに小さめのリュックを背負うとよいでしょう。 他には、ポシェット、ウエストポーチなども手が自由になるため、お勧めです。また重い荷物は負担になるので、 無理をして持ち過ぎないように気をつけましょう。
  • 服装は動きやすいものに
    動きやすい服装は、お年寄りの外出を楽にし、また転倒の危険を減らします。 アウトドア用品の中には、軽い杖や速乾性の下着など、 お年寄りの外出に便利なグッズが数多くありますので参考にしてみましょう。

あわてない、無理をしない。

わてて行動すると、お年寄りの危険は高まります。「バスが来た」「信号が変わりそうだ」 …こんな時はどうしていますか?あわてて走ったり、急いで歩くと、転んでしまいがちです。 運動能力が落ちているお年寄りが、あわてるのはとても危険です。 いつでも落ち着いて行動しましょう。 また、階段の手すりにつかまって上り下りする、夜間や天気の悪い日は外出しない、 疲れたり体調が悪い時には外出を控えるなど、無理をしないことが危険を回避することにつながります。

健康作りが、外出先での安全につながります。

どうしても足腰が弱りがちなお年寄り。でも日常のちょっとしたことで、お年寄りでも気軽に足腰を鍛えることができます。日常生活でこまめに体を動かし、注意力やバランス能力の維持を心がけるようにしましょう。しかし、無理は禁物。ご自分の体調と相談しながら、できる範囲で実行してみてください。

  • まず歩いてみましょう 買い物、散歩、ウォーキングなど、積極的に歩きましょう。鍛える時の歩き方のコツは、歩幅は広く、背筋を伸ばして、腕は肘を曲げて振ること。かかとから地面につけて、つま先でけりましょう。
  • 筋力をつけましょう 転倒転落を防ぐためには、歩くだけでは不十分です。筋力をつけバランス能力を高める体操や運動を合わせて行いましょう。ただし年配の方は体力が落ち、身体も硬くなっていますから、無理のない運動を心がけてください。
  • 日常生活で動きましょう 日常の家事での動きも立派な運動です。掃除、洗濯、炊事、買い物など、こまめに身体を動かしましょう。また禁煙、節酒をして、規則正しい生活を心がけましょう。
  • 食生活に気をつけましょう 転びやすいお年寄りの特徴は、太り気味で動脈硬化の気がある方といわれています。生活習慣病を避けるためには、バランスのよい食事を規則正しく摂りましょう。また筋力のことを考えて、動物性たんぱく質も充分に摂るようにしましょう。
  • 健康診断を受けましょう お年寄りには、事故へとつながる自分の心身機能の低下を実感していない傾向が見られます。定期的に健康診断を受け、体調の管理をしましょう。

楽しく安全な外出が、お年寄りを健康で元気にするとも言えます。安全のポイントを心がけ、外出を楽しみましょう。

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