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みんなが作る! 防犯何でもランキング

今月のテーマ テーマ「夜道の危険」 今月の専門家 護身術講師 美緒 衛(みお まもる)

問題 帰宅時に後ろから足音が近づいてきました。あなたはどうしますか? アンケート集計結果投稿してくれた皆さんのコメント

「振り返って確認」する人が約9割。警戒のサインを痴漢にはっきり示すことが肝心!

「気にせず」あるいは「チラリ」と振り返る人がほぼ9割。「恐くて振り返れない」という回答もあったが、痴漢の防止には「警戒している」ことを行動で示すことが肝心ですぞ。襲われてからでは遅いので、痴漢に分かるよう勇気を出して振り返ろう。また、携帯電話は上手く活用すれば防犯に有効だが、話に夢中になって隙だらけになるのは大変危険!もし襲われそうになったら、防犯ブザーを鳴らしてその場から逃げるのが一番じゃ。

傾向から見る防犯のヒント「路上で痴漢に遭う確率は、電車の6倍以上!?」

皆さんは、痴漢がどのような場所で多くおこるかご存知かな。「痴漢といえば満員電車」と思っていたら大間違い。実際のところ、電車など公共交通機関で昨年発生した強制わいせつは433件(全体6,688件)、それに対して道路上が何と2,707件にも上るのじゃ(警視庁発表 『平成21年の犯罪情勢』)。その数、実に6倍以上、街路を一人歩きする際には十分な注意が必要ですな。

発生時刻は18時から急増。死角が多い曲り角や駐車(輪)場に用心

街頭における強制わいせつの発生時間帯別認知件数-グラフ

皆さんが帰宅する時間帯18時過ぎから痴漢は急増(グラフ参照)。16時〜18時の発生件数が277件であるのと比較し、18時〜20時では一気に508件とほぼ倍増する。また、20時〜22時で672件、22時〜24時で762件と人通りが少なくなる深夜につれて増加しているようですぞ。年齢は20歳代が全体の9割を占め、最も被害に遭っているつらい状況じゃ。特に用心したい場所は、死角が多い曲がり角や人通りが少ない駐車(輪)場。人目に付くことなく待ち伏せできるので、犯罪者にとっては都合がよいといえるのだ。身を危険にさらさないためにも、遠回りしてでもできるだけ人通りの多い経路を選ぶこと。これは護身の基本的な心構えのひとつだ。通勤通学の道を一度チェックして、危険な場所があれば予め避けることをお勧めする。

家に帰り着いて玄関の鍵をかけるまでは気を抜かない

一人で歩いている女性に狙いをつけて待ち伏せしている痴漢もいますぞ。帰宅して玄関の鍵を開けている瞬間を狙って襲ってくることもあるのじゃ。家に着いたらホっとして安心してしまいがちだが、玄関のドアを閉めてしっかりロックするまで絶対に気を抜かないこと!マンションなど共同住宅に住んでいるのなら、エレベータや階段にも要注意。痴漢はいつどこで狙ってくるのか分からないので、くれぐれも最後まで油断は禁物ですぞ。



【お知らせ】アンケート結果発表の掲載日が、下記の通り変更となりました。
第5回「夜道の危険」:12月中旬→11月中旬


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