ALSOKセキュリティ川柳

防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

こんにちは、安田です。すっかり春らしくなり、桜がきれいな新入学シーズンを迎えました。はじめて学校生活を迎える子どもたちに、皆さんはどんな句を詠まれたのでしょうか?

優秀賞の句は、ぜひ実践してみてください。はじめて学校に通う子どもに、ただ漠然と「気をつけるのよ」と言っても、子どもは一体何に気をつけたらよいのかわかりません。防犯教育は、わかりやすく、理由も含めて具体的に。そのためには、お父さん、お母さんが通学路を下調べして、危ない場所はどこか?どちらに逃げればよいか?駆け込める家やお店はあるか?など、事前に確認しておくことが大切です。その時は必ず子ども目線で下調べすること。通学路には、子どもの目線でしかわからない危険がたくさんあります。そして、1番(登下校 一から十まで リハーサル)の句のように、子どもと一緒に通学路を歩くリハーサルをすることで、具体的に何がどう危険なのかを言い聞かせることができます。

2番(友達と みんなで安心 通学路)は、まさにその通り。お子さんには、なるべく一人で歩かないように言い聞かせましょう。通学路の最後にどうしても一人になる場合は、薄暗いところなどは通らず、例え回り道となっても、安全な道を通るようになど、当事者である子どもの立場になって一緒に考えてあげるようにしましょう。

3番(かあさんに 聞こえるように 叫ぶのよ)の句。何かあったら、その位の気持ちで叫ぶことが大切です。また、遊んでいると勘違いされないよう、はっきり「助けて!」と叫ぶように教えること。普段から大きな声で挨拶する習慣を身につけると、いざという時に役立ちます。
そして4番(ランドセル ブザーも付けて プレゼント)の方は、甥っ子さんの入学祝いにランドセルと防犯ブザーをプレゼントされたようです。甥っ子さん思いの素敵な叔父さんですね。ただ、こうしたグッズの落とし穴は、「持たせて安心」で終わってしまうこと。どういう時に使い、普段どこにつけておくかを、子どもと一緒に話し合ってしっかりと理解させ、さらに電池のチェックも兼ねて、定期的にいざという時のために使う練習をすると効果的です。

5番(ランドセル ヨロヨロ揺れる 通学路)の句は、とてもほほえましいですね!ピカピカのランドセルを背負った子どもたちが、並んで歩く可愛らしい姿が目に浮かびます。ランドセルは、慣れるまではよろけてしまうこともありますが、両手が自由に使えるので、安全で便利と言えます。
6番(登校も 下校も背中に くっつきたい)の句は、お子さんに対するお母さんの愛情の深さが伝わってきますね。しかし、実際には常に一緒にいることは難しいので、子ども自身に防犯意識を持たせるようにしなければなりません。そのためには、家庭で繰り返し防犯教育をすることがとても大切です。小学校で行われる防犯授業「ALSOKあんしん教室」は、授業を公開している学校もあるので、機会があれば足を運んでみてください。

地域の防犯を詠んだ7番(見守ろう 未来を背負う ランドセル)と8番(安全は 子の目親の目 地域の目)の句。子どもたちを見守るために、地域の協力はとても大切です。最近では防犯パトロールや、朝8時と午後3時の登下校にあわせて散歩や買い物などをしようという「83(はちさん)運動」も広がっています。また、子どもが駆け込める目印として「子ども110番の家」ステッカーを貼ってある家やお店もあります。地域の皆で、子どもたちの安全に目を向けていきましょう。

「新入学」・・・子どもたちは期待と不安で胸を膨らませていることでしょう。子どもたちが楽しい学校生活を送るためにも、親と子の離れる時間が長くなるこの機会に、防犯について考え、行動してもらえたらうれしく思います。