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【今月の優秀賞】テーマ「プライバシー」子の呼び名 家と外とで 使い分け

佳作一覧

【今月の選者】セキュリティ科学研究所研究員 研道 究美(けんどう きわみ)

お初にお目にかかります。新しくこのコーナーを担当することになりました、セキュリティ科学研究所 研究員の研道(けんどう)と申します。日々の研究で知り得たことが、皆様のお役に立てば何よりです。それでは早速、着任初回のテーマ「プライバシー」についてご紹介していきましょう。

優秀賞の句は、「子どものプライバシーを守る」という観点でとても大切なので選ばせていただきました。最近では、子どもの本名や住所が知られないように名札をつけない、ランドセルの外側に名前は書かないなどの対策が浸透してきましたが、この句のように外で子どもを呼ぶ際にも注意が必要です。子どもの好きな動物や花の名前、兄弟姉妹がいるなら「お兄ちゃん」や「お姉ちゃん」など、本名が分からない、家族だけに通じる呼び名を決めて使うと良いでしょう。近頃は、子どもから個人情報を聞きだすという悪質な手口もあるようです。子ども自身にも、知らない人が声をかけてきた時にどうするか、対処法とその理由を教えてあげてくださいね。

佳作の1番(井戸端の 会議もなくす 人の耳)の句。隠れるところが多い住宅地では、どこで、誰が、何を聞いているかわかりません。泥棒は狙った家を念入りに下見すると言われています。もし泥棒が近くにいたら、ちょっとした情報も聞き逃さないはずですよ。
2番(携帯で あなたが洩らす プライバシー)のように、最近は周囲を気にせず、携帯電話で話している人がいますよね。これでは、個人的な情報が丸聞こえです。そんな方は、3番(くちチャック プライバシーが 漏れている)の気持ちを忘れないようにしましょう!そして、情報が漏れるのは口からだけではありません。例えば、サラリーマンが首に下げたままの社員証からも名前や勤め先などが分かってしまいます。このように、何気ないことから個人情報が漏れてしまうことがありますので、ご自分は大丈夫か、改めて確認してみてくださいね。
次に、私も心がけている4番(知られたく ないこと聞かない 教えない)の句。知られたくないことは聞かない、教えないことで、お互いのプライバシーを守れますよね。

続いて、比較的多かったゴミに関する作品。まずは5番(捨てたゴミ プライバシーが 詰まってる)の句は、本当にその通りです! ゴミにはたくさんの個人情報が含まれています。6番(読み終えた 書類こまめに シュレッダー)の句のように、郵便物の宛名、明細書、宅配便の伝票などは、家庭向けのシュレッダーやハサミで、文字が判別できないくらい細かく刻んでから捨てるようにしましょう。
他にもクレジットカード、CDなどの電子媒体には必ずハサミを入れること。パソコンはハードディスクにデータが残るので、処分方法をきちんと調べてから捨てるようにしましょう。そして子どもには7番(明細書 子供とチョキチョキ 紙ふぶき)のように、楽しく遊びながら、細かくする理由も教えてあげてくださいね。

8番(プライバシー 妻にはあって 俺はなし)と9番(携帯を ちょっと見ただけ 妻にらむ)の句。どこのご家庭でも、ご主人は奥様にかなわないようですね(笑)。「親しき仲にも礼儀あり」の精神を基本に、ご夫婦間のプライバシーについて考えて、仲良くしてくださいね。

プライバシーを守るために、ガードしすぎて窮屈になってしまうのは良くないですが、情報をきちんと管理することは、健全なコミュニケーションを育むことにつながると私は考えます。それらを踏まえ、ご家族でプライバシーのあり方について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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