ALSOKセキュリティ川柳

防犯標語・スローガンに使える!ALSOKセキリュティ川柳

隊長の駆です!皆さんは「緊急事態」と聞くと何を連想しますか? 地震・火事・台風、あるいはケガや病気、または犯罪でしょうか。私が現場に駆けつけるのも、こうした一刻を争う時。今回はそんな「緊急事態」がテーマの句をご紹介します。

優秀賞は、緊急事態に備える上でとても重要な句です。大きな建物や人の集まる場所で火事や地震が起こると、現場はパニックになります。大衆心理に惑わされず冷静に対応するためにも、事前に避難方法をシミュレーションしておくことが肝心です。例えば映画館では、必ず非常口や避難設備などを確認しておきましょう。次は「動線」のイメージ。「ここで火災が起きたら向こうの非常口」「あそこに人が殺到したらこちらの出口」という具合です。なお、エレベーターは避難経路に入れないこと。途中で停止する危険性があるだけでなく、火災であれば煙突のように煙が立ち込めてしまうこともあるためです。事前確認はほんの数秒でできることですので、是非習慣づけましょう!

今回の応募作品には、1番(ひと呼吸 今の状況 把握する)や2番(落ち着いて 踏み出す前に 深呼吸)の句のように、「まずは一息ついて落ち着こう」と詠んだものが数多くありましたが、まさにその通り!地震などの緊急事態が発生したら、慌てずに一旦深呼吸をして冷静になりましょう。それから、ケガはないかそのまま避難できる状態かなど自分の状況を確認し、次の行動に移りましょう。

緊急事態に頼もしい3番(訓練に 慣れた子先に 身を伏せる)や4番(夫より 落ち着き払う 子が頼り)の句。学校では防災訓練や「ALSOKあんしん教室」など、「防災・防犯」について学ぶ機会がたくさんありますので、子どもたちの方が親よりも冷静に対応できるかもしれませんね。お子さんのいらっしゃる方は、是非一度話を聞いてみてください。思わず笑ってしまった5番(避難せよ 妻が爆発 する前に)。これも事前にシミュレーションしておくと、速やかに対応できそうですね(笑)。

次に6番(私でも きっと救える AED)。少し前に、小学6年生の男児が心臓マッサージで父親を救ったというニュースがありました。素晴らしいですね。心臓発作などで倒れた人を助ける「救急救命」も、まさに緊急事態です。AEDは、使うのに資格は必要なく、音声ガイダンスに従えば誰でも操作することができます。また、このニュースのように心肺蘇生法も必須ですので、いざという時に備え最寄の消防署などで講習を受けておきましょう。そして、実際街中でそのような状況に直面した場合は、「誰か○○して」と言っても、なかなかやってもらえませんので、近くにいる人に「あなたは119番!」「あなたはAED持ってきて!」と、指で差しながら大きな声ではっきりと協力を求めるようにしてください。そのためにも7番(カラオケで 鍛えた喉で 助け呼び)の句のように、いざという時大きな声を出せるように訓練しておくといいですね。

8番(荒らされた 貼るべきだった ガラスマン)。空き巣などの被害に遭うと、なかなかショックから立ち直れないもの。「自分は大丈夫」などと思わずに、「ガラスマン」等の防犯グッズで、できるところから対策しておきましょう。9番(夏休み ハワイで気づく 閉め忘れ)。これでは、せっかくの楽しい旅行が台無しですね。出かける前は窓の施錠状態が見やすい時計回りに、かつ見落としやすい上や下にも視線を向けながら戸締まりなどを確認しましょう。

緊急事態に対応するには、事前の準備と確認、またその時の状況をイメージしておくことが大切です。自分や家族を守るためにも「緊急事態に備える」ことを常に心がけて欲しいと思います。