ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、2018年11月16日から、弊社の入出金機オンラインシステムと株式会社寺岡精工(本社:東京都大田区、代表取締役社長 山本 宏輔、以下 寺岡精工)POSシステムを連携させることにより、スーパーマーケットにおける「資金効率の最適化」「現金管理の厳正化」「生産性の向上」を実現する「ALSOKキャッシュマネジメントサービス」の提供を開始します。
記
1 背景と狙い
厚生労働省の発表によると、2017年平均の有効求人倍率は前年比0.14ポイント上昇の1.50倍を記録。過去最高であった1973年(1.73倍)以来、44年ぶりの高水準となるなど、企業の人手不足感が一段と強まり、限られた人員でも事業を進められるよう労働生産性の向上が求められています。
また、一般的に流通業界は店舗運営上、多額の釣銭を準備している店舗が多い傾向にあることから効率的な現金管理等が求められるとともに、近年では、クレジットカードや電子マネーなどの電子決済の利用増加によって悪化しているキャッシュフローの改善が求められています。
ALSOKと寺岡精工は、2017年3月より共同で現金管理トータルサービスの実用化に向けた運用注1を行い、一定の効果が見られました。そのため、今回、弊社がスーパーマーケットに導入した入出金機オンラインシステムと寺岡精工POSシステムとを連携させ、「資金効率の最適化」「現金管理の厳正化」「生産性の向上」を実現する「ALSOKキャッシュマネジメントサービス」の提供を開始します。
注1:ニュースリリース「ALSOK と寺岡精工 現金管理トータルサービスの実用化に向けた運用を開始」(2017年3月3日)
https://www.alsok.co.jp/company/news/news_details.htm?cat=2&id2=847
2 サービス概要とその効果
(1)資金効率の最適化
入出金機オンラインシステムとPOSシステムを連携させることで、店舗内の全ての現金の「見える化」を実現します。これにより、レジで過不足が発生した金種のみを補充・回収するため、効率的なリサイクルが可能となります。また、見える化データや過去の釣銭使用実績などからALSOKが最適な釣銭を計画し、タイムリーに店舗に配送することでキャッシュフローを改善注2します。
注2:実証運用では、釣銭配送量が最大51.7%(金額ベース)の削減効果がありました。
(2)現金管理の厳正化
入出金機オンラインシステムとレジ間の現金移動を個人ごとの操作履歴として管理することで、アルバイトでも簡単に安全かつ確実な現金管理を実現することが可能となり、現金過不足発生のリスクを低減します。
(3)生産性の向上
これまで帳簿等で行っていた店舗内の現金管理をデータ化・見える化し、釣銭計画・作成・配送から売上金回収・口座入金までALSOKがワンストップで提供します。これにより、店舗運営者は管理業務の時間削減が可能となるため、それ以外の業務に専念することができます。
3 サービス開始時期
2018年11月16日(金)
4 サービス提供エリア
全国
5 販売目標
年間200店舗
以 上