環境

地球環境問題は人類共通の課題であるとの認識のもと、気候変動枠組条約などの世界的合意や目標設定の動きを鑑み、当社では、CO2排出量などの具体的な目標を掲げ、環境負荷の低減に努めるとともに、気候変動問題および自然環境保護活動に取り組んでいます。

環境

エネルギー使用量および環境負荷低減への取り組み

全社を挙げてのエネルギー使用量およびCO2排出量削減への取り組み

 当社は、全国に多くの事業所(施設)と業務用車両を保有していることから、CO2排出量の削減は重要な課題であると認識しています。そのため、2010年3月期より環境中長期計画を策定し、2010年3月期のエネルギー使用量を基準に、年1%の電力使用量および車両運行に関する燃料使用量の削減とCO2排出量の削減に、全社を挙げて取り組んでいます。
 また、お客様の利便性を最優先に考え、全国にある銀行のATM1台ごとの利用状況を分析し、最適な店舗巡回ルートの設定や効率的な現金の補充と回収を行っています。これにより不要不急な車両による訪問が抑制され、燃料使用量およびCO2排出量の削減にも寄与しています。
 2016年3月期も、社員それぞれに定着した節電意識に加え、機械警備業務における施設待機への変更、低燃費車、バイクなどの積極的導入、さらには営業員の折衝先訪問ルートの効率化や技術員の夜間配置人数の削減による車両走行距離の短縮に取り組みました。
 その結果、事業所などの増加や記録的な猛暑にもかかわらず、電力使用量は、前期比2.7%減となりました。
 また、車両運行の燃料使用量は、事業拡大に伴い警備輸送業務の活動範囲が広がり、走行距離が伸びたにもかかわらず、ハイブリッド車やバイク、電動アシスト自転車等の導入推進により、前期比1.3%減の8,911キロリットルとなり、こちらも削減することができました。今後も全車両環境対応車化への取り組みを継続することで、さらなる削減に努めていきます。
 これらの取り組みの結果、電力使用量および燃料使用量の削減によるCO2排出量は、前期比4.6%減、目標設定時の2010年3月期比では8.5%減の大幅な削減を達成し、地球温暖化防止に貢献しています。
 なお、当社は環境マネジメントシステムの実効性をより高め、持続可能な社会の実現を目指すべく、2016年に「環境方針」を制定し、ISO14001の認証を取得(一部)しました。オフィス清掃や管理事業を行う日本ビル・メンテナンス(株)や、空調設備・電気設備工事の施工・管理事業を行う日本ファシリオ(株)なども同規格を取得し、環境に配慮した施設管理サービスを提供しています。
 また、全社的な環境対応を推進し、気候変動問題を含む環境問題への取り組みを強化することを目的に、2017年1月に総務・広報担当役員を委員長とする環境委員会を設置しました。当社の環境課題への取り組み状況についても、環境委員会を通じて取締役会に適宜報告し、引き続きALSOKグループとして取り組み強化を図っていきます。

CO2排出量

警備車両などの省エネルギー化

低燃費・低公害車両の積極的な導入

 ALSOKグループでは、業務上数多くの車両を利用していますが、全車両環境対応車化を目標に、ハイブリッド車や電気自動車、バイクや電動アシスト自転車などの省エネ車両の導入を積極的に進めています。また、燃料使用量の削減への取り組みとして、「アイドリングストップ活動」「エコドライブの推進」も積極的に行っています。
 2016年3月末現在、保有する車両はほぼ100%国土交通省が認定する低排出ガス車に該当していますが、そのうちハイブリッド車両は410台、また、機動力確保と燃費削減のためにバイク734台、電動バイク3台、電動アシスト自転車168台、自転車471台を導入しています。そのほか、LPガス自動車・バイクや燃料電池車を一部の支社で導入するなど、一層の環境負荷低減に取り組んでいます。

※ LPガスは、同一排気量、同一燃料供給方式のガソリンエンジンと比較して約12〜15%、ディーゼルエンジンと比較しても約6%CO2排出量が少ない、化石燃料のなかで最もクリーンなエネルギーといわれています。

導入した電気自動車(静岡支社)

導入した電気自動車(静岡支社)

グラフ

3R(リデュース・リユース・リサイクル)への取り組み

 当社では、全社的に3Rに取り組み、ごみの分別やインクカートリッジ回収への協力だけでなく、機器類のリユース・リサイクルにも取り組んでいます。ALSOKの新横浜リペアセンターでは、首都圏にある支社の撤去品回収、分別、リユース品整備・ 配送、 廃棄・リサイクル処分等を担っており、2016年3月期の支社平均リユース率は約31%となりました。また、各種電源装置に搭載しているニッカドバッテリー(二次電池)を再生し、地球環境保護に貢献しています。2016年3月期は、再生対象種類を拡大したこともあり、およそ22,000個のバッテリーを再生することができました。

ALSOKにおけるグリーン調達

 近年、地球温暖化などの気候変動や大気汚染、有害化学物質等の環境破壊に対する「地球環境保全」が国際的に提唱されています。こうした中、ALSOKは、2006年4月より責任ある企業として事業を進めていくために「グリーン調達指針」を策定し、取引先や提携先企業などと相互に協力して、製造、使用、廃棄の一貫した環境保全活動への取り組みを強化しています。取引先等のサプライチェーンには「グリーン調達」等に関する調査表への回答を依頼して、資源の有効活用・廃棄物の発生抑制等を積極的に進め循環型社会の形成に貢献しています。また、廃棄物・有害物質等に関しては、廃棄物等処理許可を受けている廃棄物業者に委託しており、これまで処罰や罰金等の処分を受けたことはありません。
 加えて、当社は地球環境問題が人類共通の課題であるとの認識のもと、2016年9月には、持続可能な社会の実現を目指すべく「環境方針」を制定し、環境マネジメントシステムの継続的改善に取り組んでいます。


グリーン調達方針:http://www.alsok.co.jp/company/info/green.html

環境方針:http://www.alsok.co.jp/company/info/environmental_policy.html


水資源保護への取り組み

 当社グループは工場等の製造設備を有していないことから、事業活動において大量の水を使用することはありませんが、水資源の重要性を認識し、グループで節水に取り組んでいます。事業所においては、蛇口をこまめに閉めるなど日常的な節水を心がけ、車両の洗車等おいてもバケツ等を利用し、無駄な水を使用しないようにするなどの取り組みを行っています。また、清掃事業を含む施設管理事業でも、水をなるべく使用しない環境に配慮した洗剤を使用するなど、水資源に配慮した事業活動を行っています。

みやざきエコアクション認証制度への取り組みグループ会社の取組み
宮崎綜合警備株式会社

 宮崎綜合警備(株)では、宮崎市が推進する「みやざきエコアクション認証制度」に取り組んでいます。「みやざきエコアクション認証制度」は、宮崎市の豊かな自然環境を保全し、環境と調和した地域社会の形成に貢献するため、行政指導により環境に優しい事業活動へ継続的に取り組み、計画・実施・点検・見直しのサイクルを適切に運用するものです。
 当社では、エコアクションを実行する環境管理責任者を任命し、全従業員に取り組み内容や目標を周知徹底するための教育・研修を行い、内部確認報告書を作成して経営層に報告し、結果を宮崎市に提出しています。2008年度より活動を開始し、2015年度は活動開始年度と比較して電気使用量11.4%、水使用量9.5%の削減に成功しました。また、2014年度からは3カ年の中期計画を策定し、ガソリンおよび軽油の燃費向上を図るために、エコドライブ(アイドリングストップ、急発進・急加速禁止)の推進、移動の際の相乗りの徹底、軽自動車やハイブリッド車への乗り換えなどに取り組み、2015年度は、2014年度に比べ、ガソリン0.51km/ℓ、軽油0.11km/ℓの燃費向上を図ることができました。少しずつではありますが成果を挙げています。
 その他、清掃活動(ボランティア)を定期的に開催し、毎回50名程度の役員および社員が市街地の美化と活性化に貢献しています。

みやざきエコアクション認定証

みやざきエコアクション認定証

環境保全と緑を守るための取り組み

被災地での植樹と維持管理活動の継続TOPICS
千葉県山武市に抵抗性クロマツを約2,000本植樹
導入した電気自動車(静岡支社)

家族も参加しての活動

 当社では、創立50周年記念事業の一環として、2015年4月12日に千葉県山武市蓮沼において、東日本大震災で被災した海岸線の環境保全と防災林の再生を目的に、特定非営利活動法人「森のライフスタイル研究所」と協働し、技術指導等を受けて、100人を超える社員で千葉県指定の抵抗性クロマツ約2,000本を植樹しました。
 防災林の植樹後は、苗の生育のために少なくとも5年間は年1回の維持管理活動(植樹した苗木周りの下草刈り)が必要であり、植樹後の2015年7月に社員による下草刈りを行いました。
 今回、約1年ぶりとなる7月24日に、2回目の維持管理活動として下草刈りを行いました。当日は33名の社員とその家族、計45名の有志が参加し、大人の背丈ほどまで伸びて生い茂った雑草を、皆で黙々と、時には笑顔で楽しみながら刈り取りました。
 この植樹と維持管理活動は、環境保全だけでなく、防災林の再生による被災地の「安全・安心」に貢献できるALSOKらしい社会貢献活動であり、震災を忘れることなく、今後も継続して実施していきます。

環境保全活動支援の取り組みTOPICS

 当社は、独立行政法人環境再生保全機構の地球環境基金「特別助成」へ100万円を寄付しました。
 同機構では、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた環境面でのレガシー、市民参加による環境保全のムーブメントの創出」などを目的に、大会スポンサー企業に対し、NGOやNPOが行う環境保全活動を支援するための寄付金を募っており、当社はスポンサー企業第一号として寄付を行いました。
 本件は、当社が重視する「オリンピック」と「環境」という二つのテーマに合致したものであり、地球環境基金を通じた環境保全活動支援で、環境面からもオリンピック・パラリンピックをサポートしていきます。

捕獲されたアライグマ

目録贈呈の様子

生物多様性保護にも貢献する「鳥獣わな監視装置」TOPICS

 害獣には人間に直接的に被害を与えるクマ、畑や農作物を荒らすイノシシやシカ、家畜や養殖魚に被害を与えるキツネやタヌキなどが挙げられますが、近年、外来種のアライグマやハクビシンなどの被害も多く報告されています。特にアライグマは、繁殖率が旺盛なうえ日本には天敵がいないため、多くの都道府県で被害が深刻化しています。その見た目の可愛らしさとはかなり違い成獣になると力が強くなり気も荒く、さらには「狂犬病」などの媒介や「アライグマ回虫症」を発症させるなどの危険もあります。また、日本古来の在来種であるカエル、野鳥のタマゴやヒナを捕食することでその数を減少させたり、在来種のキツネやタヌキ、アナグマと生息場所を奪い合うなど生態系への影響はかなりあると推測されています。ALSOKが提供する「鳥獣わな監視装置」サービスは、猟友会の方によるわな見回り等の負担を減らすだけでなく、日本古来の生物を外来種から守ることにも貢献しています。
 

有害鳥獣対策ページ:http://www.alsok.co.jp/corporate/choju_taisaku/

捕獲されたアライグマ

捕獲されたアライグマ

ラブアース・クリーンアップ2015 in 福岡への参加TOPICS

 「ラブアース・クリーンアップ」は、1992年に福岡市で開催された「ローマ・クラブ福岡会議in 九州」を機に"地球環境と地域行動"の実践活動として、市民、企業、ボランティア団体、行政が互いに力を合わせて始めた美化活動です。現在では、遠く石川県や北海道、更には海外にも広がっており、九州全体でも毎年50万人以上が参加する大規模な活動に広がっております。
 2015年は、福岡市内の海岸、河川、公園などをいっせいに清掃に当社の福岡支社社員とその家族の計23名が参加し、JA福岡市東部豊穣会様が主催した国営海の中道海浜公園での活動に参加して、玄界灘の海岸に落ちている大量のゴミを拾いました。例年通り自然界では分解されないペットボトルや発砲スチロールなどの漂流物が多く打ち寄せられており、外国語が書かれたゴミも多く、大変驚きました。私たち日本に住む者も1人ひとりが意識してゴミの量を減らす努力をすることが必要だと感じました。

捕獲されたアライグマ

JA福岡市東部豊穣会が主催した
「ラブアース・クリーンアップ」に参加した
福岡支社の社員とその家族