ニュースリリース

ALSOK、月6万円台の企業向け受付ロボットを開発
〜セキュリティショー2009(3月3日〜6日:東京ビッグサイト)に参考出品〜
2009年
3月
2日
受付ロボットAn9-RR

 

 綜合警備保障株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:村井温、以下ALSOK)は、警備ロボットの開発・販売で培ったノウハウを用いて、企業向け受付ロボットを開発いたしました。
 つきましては、3月3日から東京ビッグサイトで行なわれるセキュリティショー2009に参考出品いたします。

 

1 商品概要・特徴
  企業向け受付ロボット「An9-RR(アンナインアールツー)」は、受付担当者の主要な業務をロボットで代替することを目指し、各種機能を備えました。
  既存の無人受付システムで多く採用されている、タッチパネルによる無人受付機能に加えて、「事前予約対応」と「入館証発行*」機能を搭載し、受付機能を充実させました。     
  さらに、ALSOKならではの機能として、本体にカメラと空間センサーを用いた警備機能を搭載、持ち運び可能な子機にも同様の機能を搭載し、希望の場所におけるスポット的な監視が可能となっており、他社の同様な製品との差別化を図っております。
  *入館証発行はオプションとなる予定です。

 

2 開発の主旨・背景
  コスト削減を目的に受付担当を廃止する企業が増えており、タッチパネル画面を用いた無人受付システムを採用するケースが多く見受けられます。
  昨今の経済情勢からこれらの動向は更に加速するものと予想され、ALSOKでは、これまで培ったロボット技術を用いて、他社製品と差別化できる警備機能を付加した無人受付システムの開発を行いました。

 

3 ロボットの名称と由来
  名称:An9-RR(アンナインアールツー)
  由来:「An9(アンナイン)」は案内の造語。
  ・案内ロボットとして連想しやすく覚えやすい名称にしました。
  ・当社開発ロボットの9号機であり、9つの機能があります。
   ※「RR」はReception Robot(受付ロボット)の頭文字となっております。

 

■9つの機能

  (1)訪問者感知とロボットのふるまい対応
  本体内蔵の空間センサーにて訪問者を感知、感知した方向にロボットの顔が動き(上下左右)、音声と目の表情を使い、訪問者を迎えます。
 (2)事前訪問予約対応
  企業担当者が訪問者の情報を事前に登録すると、予約番号が付与されます。予約番号を訪問者に伝え、訪問者が予約番号をロボットに打ち込むと、直接企業担当者の内線 に連絡することができ、受付対応がスムーズに行なわれます。
 (3)タッチパネル式無人受付
  タッチパネルを利用することにより、「部署検索」「人名検索」等が簡単に行なえます。
 (4)訪問者の顔記録、通話内容の録音
  ロボットは訪問者の顔を自動的に記録、同時にロボットを通して会話した内容も記録されるため、入退出記録の簡素化が図れます。
 (5)入館証発行(オプション)
  企業側のPCでは訪問者のライブ映像を確認できるとともに、入館証の発行を許可することができます。排出される入館証は、通過できるゲート、入室できるエリア、利用回数などが制限されたICカードであり、訪問者は企業側より指定されたエリアまで行く事が可能となります。また、退出の際も同カードの使用制限に基づき退出操作が行なわれるため、訪問者の入退室管理と企業側の業務効率向上に繋がります。
 (6)滞留者への注意喚起、および社内への通報
  ロボットは一定の時間を越えて、受付に滞留する訪問者を感知した場合、音声により注意喚起します。また同時に、オフィス側にもアラームを流します。
 (7)本体・子機によるローカル警備
  本体・子機ともに空間センサーと監視カメラを搭載。子機はコンセントがあれば自由に設置できる(本体と子機は無線通信)ので、受付終了後のローカル警備システムとして利用可能です。
 (8)警報発生時の携帯電話への警報メール送信
  ローカル警備システムとして使用中、ロボット(本体・子機)が不審者等の異常を感知した場合は、登録した携帯電話へ警報メールを送信します。メールは警報発生時のカメラ画像が添付されて送られてきます。
 (9)警報発生時の内線電話一斉鳴動
  ローカル警備システムとして使用中、ロボット(本体・子機)が不審者等の異常を感知した場合に、事務所の内線電話を一斉に鳴動させることができ、不審者等を威嚇することができます。

 

■販売予定価格

 ・リースプラン(4年契約)   68,250円(税込み)/月額

 ・ご購入プラン       2,892,750円(税込み)

 ※ 1.本体1台と子機1台の価格です。
 ※ 2.オプションとして子機2台まで増設可能です。

 

■販売開始時期

  2009年5月に全国販売開始予定

 

■ALSOKロボット開発の経緯

 ALSOKは、1982年に警備ロボットの研究開発に着手、「労働集約性の高い常駐警備の効率化」「少子高齢化社会に伴う労働力不足への対応」「警備員の負担軽減」をテーマに、さまざまな研究・開発を重ね、まさに警備ロボットのパイオニアであり、髄一の実績を誇っています。
 2005年6月に発表した警備ロボットD1(プロトタイプ)を当社の契約先で検証、翌年11月に検証結果を反映し、警備員と連携して働く新型D1が誕生、D1と警備員が融合しよりきめの細かい常駐警備サービスの実現を目的とした、新しいセキュリティシステム「リボーグQ」をリリースしました。ALSOKはこれまで、10施設に11台のロボットを既に導入しており、実際の現場で活躍しています。

以 上


 

  

 


この件に関するお問い合わせは
綜合警備保障(株)広報部

mail : alsokinfo@alsok.co.jp

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