環境

地球環境問題は、人類共通の課題であるとの認識のもと、当社では、具体的な目標を掲げ、環境負荷の低減に努めるとともに自然環境保護活動にも取り組んでいます。

環境

エネルギー使用量および環境負荷低減への取り組み

全社を挙げての使用エネルギーの削減

 2010年4月の改正省エネ法の施行により、当社は、電気やガス、灯油などの燃料使用量を原油換算(単位:キロリットル)した総量が一定量を超過する「特定事業者」の指定を受けました。それにより当社は、2010年3月期のエネルギー使用量を基準に、年平均1%以上の削減が求められています。
 当社は、全国に多くの事業所(施設)と業務用車両を保有していることから、2010年3月期より環境中長期計画を設け、電力使用量および車両運行に関する燃料使用量の削減に、全社を挙げて取り組んでいます。
 また、お客様の利便性を最優先に考え、全国にある銀行のATM1台ごとの利用状況を分析し、最適な店舗巡回ルートの設定や効率的な現金の補充と回収を行っています。これにより不要不急な車両による訪問が抑制され、燃料使用量およびCO2排出量の削減にも寄与しています。
 2015年3月期も、社員それぞれに定着した節電意識に加え、機械警備業務における施設待機への変更、低燃費車、バイクなどの積極的導入、さらには営業員の折衝先訪問ルートの効率化や技術員の夜間配置人数の削減による車両走行距離の短縮に取り組みました。
 その結果、事業所などの増加や記録的な猛暑にもかかわらず、電力使用量は、目標設定時の2010年3月期比で、7.9%減の大幅な削減を達成しました。
 また、車両運行の燃料使用量は、事業拡大に伴い警備輸送業務の活動範囲が広がり、走行距離が伸びたにもかかわらず、ハイブリッド車やバイク、電動アシスト自転車等の導入推進により、前期比6.2%減の9,029.6キロリットルとなり、こちらも大幅な削減となりました。今後も全車両環境対応車化への取り組みを継続することで、さらなる削減に努めていきます。

電力使用量の推移

警備車両などの省エネルギー化

低燃費・低公害車両の積極的な導入

 ALSOKグループでは、業務上多くの車両を利用していますが、全車両環境対応車化を目標に、ハイブリッド車や電気自動車、バイクや電動アシスト自転車などの省エネ車両の導入を積極的に進めています。また、燃料使用量の削減への取り組みとして、「アイドリングストップ活動」「エコドライブの推進」も積極的に行っています。
 2015年3月末現在、保有する車両はほぼ100%国土交通省が認定する低排出ガス車に該当していますが、そのうちハイブリッド車両は373台、また、機動力確保と燃費削減のためにバイク643台、電動バイク5台、電動アシスト自転車191台、自転車429台を導入しています。そのほか、LPガス自動車とバイクを一部の支社で導入するなど、いっそうの環境負荷低減に取り組んでいます。

※ LPガスは、同一排気量、同一燃料供給方式のガソリンエンジンと比較して約12〜15%、ディーゼル エンジンと比較しても約6% CO2排出量が少ない、化石燃料のなかでも最もクリーンなエネルギーといわれています。

ALSOK徳島支社のハイブリッド車両

ALSOK徳島支社のハイブリッド車両

グラフ

3R(リデュース・リユース・リサイクル)への取り組み

 当社では、全社的に3Rに取り組んでいます。ごみの分別やインクカートリッジ回収への協力だけでなく、機器類のリユース・リサイクルにも取り組んでいます。新横浜にあるリペアセンターでは、首都圏にある支社の撤去品回収、分別、リユース品整備・配送、廃棄・リサイクル処分等を担っており、2015年3月期の支社平均リサイクル率は約34%となりました。
 また、各種電源装置に搭載しているニッカドバッテリー(二次電池)を再生し、地球環境保護に貢献しています。2015年3月期は、再生対象種類を拡大したことから、およそ17,000個のバッテリーを再生することができました。

TOPICSみやざきエコアクション認証制度への取り組み

 宮崎綜合警備(株)では、宮崎市が推進する「みやざきエコアクション認証制度」に取り組んでいます。「みやざきエコアクション認証制度」は、宮崎市の豊かな自然環境を保全し、環境と調和した地域社会の形成に貢献するため、行政主導により、環境にやさしい事業活動へ継続的に取り組み、計画・実施・点検・見直しのサイクルを適切に運用するものです。
 宮崎綜合警備(株)では、2008年度より活動を開始し、2014年度では活動開始年度と比較して、電気使用量が12.5%、水使用量が8.9%の削減に成功しました。近年ではガソリンの燃費向上にも取組みを行っており、少しずつではありますが成果を上げているところです。
 また、清掃活動(ボランティア)を定期的に開催し、毎回50名程度が参加して市街地の清掃活動に積極的に取り組んでいます。

みやざきエコアクション認定証

みやざきエコアクション認定証

環境保全と緑を守るための取り組み

PICK UP50周年記念 社会貢献活動―被災地での植樹
千葉県山武市に抵抗性クロマツを約2,000本植樹

当社は、2015年4月に千葉県山武市に抵抗性クロマツを約2,000本植樹しました。これは、創立50周年を迎える当社の記念事業の一環として行ったもので、青山社長と社員102名が参加、来賓として山武市の椎名市長にも参加していただきました。

環境保全だけなく被災地の「安全・安心」に貢献

 千葉県山武市蓮沼は、東日本大震災の津波被害で、約8キロメートルにわたる海岸線がほぼ壊滅状態となった地域で、津波被災地のなかでは最南端に位置し、「隠れた被災地」と言われていました。今回、当社創立50周年記念事業の一環として、この海岸線の環境保全と防災林再生を目的に植樹活動を実施しました。
 実施にあたっては、長野県、千葉県を中心に森林保護活動を行っている特定非営利活動法人「森のライフスタイル研究所」に技術指導をいただき、100人を超える社員が千葉県指定の抵抗性クロマツ約2,000本を植樹しました。2015年7月には、苗の育成に欠かせない下草刈を行い、活着率が良いとの評価を受けました。
 この植樹活動は、環境保全だけでなく、防災林の再生による被災地の「安全・安心」に貢献できる当社らしい社会貢献活動として、今後も継続していく計画です。

植樹活動実施内容
2015年2月 植樹への事前準備のため目印棒を設置
2015年4月 植樹活動(50周年記念社会貢献活動)
2015年7月 植樹した苗木周りの下草刈り
企業・NPOお互いの強みを活かしながら進める有意義な活動

 森のライフスタイル研究所は、人々が森や木の大切さを実感し、森や木に親しみ、山村地域の人たちと親しく言葉を交わし、みんながともに暮らしていける社会を目指しています。
 千葉県も津波の被災地であり、そのなかでも山武市の防災林の被害が大きかったことから、この地で活動をはじめました。自治体や一般市民、企業からの協力を募りながら、毎年、再生の面積を広げています。
 森林は、水や空気の源として、すべての人にとって大切なものです。その保全や再生を企業・NPOの立場が異なる者同士がお互いの強みを活かしながら進めていくことはとても有意義なことだと思います。
 植えた苗木が大きくなるまでには50年以上が必要です。ALSOK100周年のときに、今回植えた苗木が大きく育ち、立派な防災林として存在している姿を見たいですね。

特定非営利活動法人(NPO法人)
森のライフスタイル研究所

特定非営利活動法人(NPO法人)
森のライフスタイル研究所
遊撃隊員&代表理事所長
竹垣 英信 様

TOPICS感謝をこめて草花の種を地域の方々に

 創立50周年記念行事の一環として、お客様への感謝とALSOKの守る社会が緑豊かな街になることを願い草花の種を贈呈しました。6月から9月にかけて全国の営業員が地域の方々に、土に帰る鉢とひまわりやバジル等の種を手渡し、ALSOKの環境保全活動(省エネ車両の導入、防災林植樹、施設近隣清掃等)についての取り組みをお話ししました。種を受け取った方からは、「ALSOKは人や社会だけでなく、環境も守っているのですね」とうれしいお言葉も頂きました。人の生活や社会環境を守ることがALSOKの使命です。当然、環境を守ることも当社の使命のひとつと考え環境保全の取り組みを推進していきます。

贈呈した草花の種

贈呈した草花の種

TOPICS生物多様性保護にも貢献する「鳥獣わな監視装置」

 害獣には人間に直接的に被害を与えるクマ、畑や農作物を荒らすイノシシやシカ、家畜や養殖魚に被害を与えるキツネやタヌキなどが挙げられますが、近年、外来種のアライグマやハクビシンなどの被害も多く報告されています。特にアライグマは、繁殖率が旺盛なうえ日本には天敵がいないため、多くの都道府県で被害が深刻化しています。その見た目の可愛らしさとはかなり違い成獣になると力が強くなり気も荒く、さらには「狂犬病」などの媒介や「アライグマ回虫症」を発症させるなどの危険もあります。また、日本古来の在来種であるカエル、野鳥のタマゴやヒナを捕食することでその数を減少させたり、在来種のキツネやタヌキ、アナグマと生息場所を奪い合うなど生態系への影響はかなりあると推測されています。ALSOKが提供する「鳥獣わな監視装置」サービスは、猟友会の方によるわな見回り等の負担を減らすだけでなく、日本古来の生物を外来種から守ることにも貢献しています。

捕獲されたアライグマ

捕獲されたアライグマ

社員や地域の方に親しまれる屋上緑化への取り組み

 広島綜合警備保障(株)では、1993年の本社別館建設当時より、屋上に樹木を植え、庭園として屋上緑化に取り組んでいます。
 当初は屋上を社員の憩いの場にすることを目的として施工しましたが、今では春にツツジが綺麗な花を咲かせて、本社前を走る幹線道路や新交通システム「アストラムライン」からもその景色を見ることができ、社員はもとより通勤途中の地域の方々の目を和ましています。
 会社周辺では、以前と比べマンション等が立ち並び、緑が少なくなってきています。草取り、剪定、水やりに管理も手間がかかりますが、地域の環境保全と景観向上に貢献しているという自負をもってこれからも管理をしていきたいと考えています。

  • 広島綜合警備保障(株)の屋上緑化

    広島綜合警備保障(株)の屋上緑化

  • ツツジの花

    ツツジの花

社内一丸となってのビーチクリーン活動

 ALSOK神奈川(株)(旧神奈川綜合警備保障(株))では、社会貢献活動の一環として定期的に地域の清掃活動に参加しています。今年は柳島海岸から途中サザンビーチ(さすが桑田さんの地元茅ヶ崎!)を経由して江ノ島まで、社員とその家族一丸となって約10kmにわたる海岸で清掃活動を実施しました。海岸にはフライパンから流木、使い捨てライターやペットボトル等たくさんのゴミがあり、途中ゴミ袋を何度も交換しながら、ひとつでも多くのゴミを拾おうと子どもたちも頑張っていました。これからも地域に根ざした活動を続けて地域のお手伝いをしていきたいと考えています。なお、本活動は公益財団法人かながわ海岸美化財団の「ビーチクリーン活動」として財団のホームページにも掲載されています。