年末年始の防犯対策

防犯 2024.03.07更新(2019.11.29公開)
年末年始の防犯対策

もうすでに年末年始の旅行プランも決まっているご家庭もあるでしょう。年末年始と聞くと、注意したいのが留守時の空き巣被害です。出かけるまでにしっかりと防犯対策を考えておきたいものです。そこで、長期間の留守時に役立つ防犯対策について紹介します。

目次

年末年始は要注意

令和4年の侵入窃盗の認知件数は、36,588件で前年比-1.7%となっています。このうち住宅対象侵入窃盗は、16,524件で前年比-10.2%と減少傾向にあります。減少しているとはいえ1日当たりで見た場合はなんと約45件の侵入窃盗が発生しています。依然として侵入窃盗は後を絶ちません。
侵入窃盗を発生場所別に見た場合、認知件数では一戸建住宅が33.0%と最も多く、その被害は全体の30%を超えていることが分かります(図を参照)。また侵入の手口においては空き巣被害が29.0%と突出して多くなっています(図を参照)。

侵入窃盗認知件数の推移

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合・侵入窃盗の手口別認知件数の割合
侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合・侵入窃盗の手口別認知件数の割合

出典:侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合 - 警察庁「犯罪統計書 - 令和4年の犯罪」
出典:侵入窃盗の手口別認知件数の割合 - 警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

とくに年末年始は、帰省や旅行などで家を留守にする方が多いので、空き巣被害に遭いやすい時期だともいえます。
ここで空き巣被害の実態をみてみましょう。空き巣の被害は一戸建てでは窓からの侵入が最も多くなっており、共同住宅では3階建以下、4階建以上ともに玄関(表出入口)からの侵入が最も多くなっています。また侵入の手段では、建物の違いに関係なく窓や扉の無施錠が多くの割合を占めています。鍵を掛けたという思い込みやうっかり忘れが、空き巣の侵入を助長しているともいえそうです。

侵入口
順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建以下)
共同住宅
(4階建以上)
null1位 53.5% 表出入口 47.3% 表出入口 60.7%
null2位 表出入口 21.3% 40.7% 24.5%
null3位 その他の
出入口
15.4% その他の
出入口
2.3% その他の
出入口
1.9%
侵入手段
順位 一戸建て住宅 共同住宅
(3階建以下)
共同住宅
(4階建以上)
null1位 無締り 51.2% 無締り 51.5% 無締り 40.6%
null2位 ガラス破り 30.7% ガラス破り 18.0% 合かぎ 23.5%
null3位 合かぎ 3.1% 合かぎ 11.8% ガラス破り 11.3%

長期間留守にする間の防犯対策

では、長期間を留守にする場合にはどんな防犯対策が有効でしょうか。具体的に考えてみましょう

施錠

まず、第一に行うべきは窓や玄関の施錠です。侵入手口の結果からも明らかなように、無施錠の窓や玄関から入られてしまうケースが多いからです。掛けたという思い込みではなく、掛かっているかどうかの確認が大切です。裏を返せば、窓や玄関の施錠が確実に行われていれば空き巣被害の半数近くが未然に防げるとも考えられます。鍵をかけるという毎日の生活の中での反復行動は、時としてうっかりすることや思い込みを誘発します。大切なものを空き巣被害から守るためにも細心の注意を心がけましょう。時間を気にして慌てている時などは、とくに意識をしたいものです。

窓や玄関のロック対策

ただ、窓や玄関の施錠を完璧に行っても空き巣は入ってくることがあります。窓のガラスを破っての侵入や、玄関の鍵の合鍵をつくられて侵入されることもあります。また、鍵穴に特殊工具を入れて開錠されたり、ドリルを使って内側のドアロックを開錠されたりしてしまうこともあります。このような侵入に対しては施錠だけでは対策ができません。
侵入の対象となる場所の設備の強化が必要となります。玄関の鍵では、たとえば鍵の表面に複雑な凹みをつけてピッキングをしにくくするディンプルキーという鍵があります。ディンプルキーの凹の組み合わせは1000億通り以上といわれており、空き巣対策には有効です。窓のガラス破りの対策としては、防犯フィルムを窓の内側に貼る方法があります。万が一、ガラスが破られても防犯フィルムの強度で時間をかけさせることによって、侵入を防止することができます。
空き巣対策では、いかにして入りにくい防犯対策を行うかがポイントです。空き巣は5分以内に入りこめない場合、その半数以上が犯行をあきらめるとの調査結果があります。このことからも、鍵の強化や窓ガラスの強化は防犯対策として有効といえます。

侵入をあきらめる時間

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

空き巣被害から家を守る

ついうっかり防犯対策を怠り空き巣被害にあってしまった場合には、大切なモノが失われているかもしれません。
また、警察による事情収取や現場検証などもあって、失意の中で長い時間がとられる上、荒れた室内を掃除したり、割れたガラスの修理を依頼したりといった作業もしなければなりません。もう踏んだり蹴ったりとはこのことです。
こうした目に遭わないためにも、この機会にホームセキュリティの導入を検討してはいかがでしょうか。不審者の侵入はもちろん、鍵のかけ忘れや火災などもセキュリティシステムが24時間365日見守ってくれます。また、緊急時にはガードマンが駆けつけてくれるので安心です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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