1階に住んでいる人必見!マンション1階の正しい防犯対策とは

防犯2023.12.27更新
1階に住んでいる人必見!マンション1階の正しい防犯対策とは

マンションの1階に住むなら、防犯対策は必須です。なぜなら、マンションの1階部分は空き巣にとって侵入しやすく、2階以上の部屋に比べてなかなか対策が取りにくいという側面があるからです。もちろん、階数が2階以上だから安心というわけではありませんが、狙われやすい1階に住むのであればなるべく防犯対策には力を入れておきたいところ。そこで今回は、マンションの1階の危険性と、階数に応じて取るべき防犯対策について解説します。

目次

1階部分は狙われやすい?マンションの1階特有の危険とは

マンションの1階部分は、いわばその気になれば誰でも侵入できる状況にあります。もちろん、マンションによっては高い塀に囲われていたり、オートロックなどの設備が整っていたりすることもあります。しかし、高い塀は乗り越えれば侵入できますし、玄関部分にオートロックがあっても、窓やベランダから侵入されれば防ぎようがありません。2階以上の階数の部屋なら、塀を越えてマンションの敷地内に侵入されても、まだ安心できるかもしれません。しかし、1階部分はマンションの敷地内に侵入されると、それだけでも大きな危険にさらされることになります。
また、マンションの1階は単に侵入しやすいだけではありません。空き巣というのは、まず逃げる経路を考えてから住居に侵入するものです。その点、マンションの1階部分は、侵入しやすいと同時に、逃げやすい位置にあるともいえます。
これらの理由からマンションの1階は、2階以上の階数の部屋に比べてより空き巣に狙われやすいといえるのです。1階に住むことになったのであれば、しっかり防犯対策をして空き巣や暴漢に目を付けられないようにすることが大切です。

不注意が落とし穴!侵入方法で多いのは無施錠

共同住宅(3階建以下)

出典:警察庁「犯罪統計書 - 令和4年の犯罪」

令和4年の警察庁統計資料によると、階数が3階建以下の共同住宅で発生した侵入窃盗事件でもっとも多い侵入方法は無施錠で全体の51.5%にあたります。
つまり空き巣がマンションなどの共同住宅を狙う際には、まずは玄関や窓の鍵が開いている部屋を狙って侵入しているということです。逆をいえば、鍵さえかけておけば空き巣による被害は大部分が防げるということになります。
1階は確かに空き巣に狙われやすい位置にありますが、実は階数が2階以上も空き巣の被害に遭うことが意外とあります。それは「うちの部屋は階数が高いから大丈夫」と思って、つい無施錠にしたり、窓を開けたままにしたりしてしまうからです。
出かけるときや家にいるときでも、玄関や部屋の窓には必ず鍵をかけておく、これはいってみればごく当たり前のことでもあります。しかし、侵入方法の統計からわかる通り、当たり前のことができていなかったときに被害に遭ってしまうのです。まずは階数が高い低いに関わらずこうした当たり前のことをしっかり実践するということが一番の防犯対策といえるでしょう。
もちろん、鍵をかけていてもガラスを割られて被害に遭ってしまうケースもあります。実際、ガラスを破って侵入する方法は、無施錠の次に多い空き巣の手口です。出かけるときにはかならず鍵をかけるという当たり前の防犯対策に取り組むと同時に、ガラスを割って侵入する空き巣の手口に対しても階数に関わらず防犯対策をしっかり講じておかなければなりません。ではどんな防犯対策が効果的なのでしょうか。

何ができる?今日から試せる防犯対策

無施錠は日々の心がけで防げますが、ガラスを破られて侵入されるというのは、心がけだけで防ぐことはできません。
ただ、空き巣は窓から侵入することが多いのも事実ですから、大きな窓があるベランダ側の防犯対策をしっかりしておくことは大きな意味を持ちます。窓に対する防犯対策としてもっとも効果的なのは「防犯フィルム」を窓ガラスに貼るという対策です。
空き巣はサッシとガラスの間のゴムの部分にドライバーなどを差し入れてこじるようにしてガラスに複数のヒビをいれ、サッシの鍵の周辺のガラスを手が入る大きさに外して鍵を開け、最終的には窓を開けて侵入します。サッシの鍵の部分が三角形に外される特徴があることから、「三角割り」とも呼ばれている手法です。何の対策も講じていないガラスであれば、ものの数秒で大した音もなく簡単にヒビが入り、泥棒にガラスを外されてしまいます。
しかし、ガラスに防犯フィルムが貼ってあると、たとえ割れてもガラス自体がなかなか外れないため、簡単には手を差し込むことができなくなります。侵入に5分かかると7割の空き巣が犯行をあきらめるといわれています。ガラス窓に防犯フィルムを貼っておくと侵入に時間をかけさせることができます。
また、防犯フィルムに加えて、サッシの上下に補助錠をつけるという対策も効果的です。三角割りはサッシの鍵の部分を手が入るくらいの大きさだけ破ればいいのですが、サッシの上下に補助錠があると、ガラス全体を破らないと泥棒は侵入することができません。無理にガラス全体を破ろうとすれば大きな音がするため、補助錠は空き巣にとってはとても面倒な存在となります。

また、共同住宅の1階のベランダはプライバシーを守るために目隠しされていることが多いのですが、これがまた空き巣の格好の隠れ場所になります。ガラスを割る作業をするためにしゃがみこめば、周囲の目から隠れることができるので、ゆっくりと安心して作業に没頭できてしまうのです。これをさせないためには、人が来ると自動的に明かりがつくセンサーライトなどをベランダに取り付けておくことをおすすめします。明かりがつけばベランダ内に人が潜んでいるということが周囲からわかりますし、万一在宅時に狙われたときにも侵入者に住人自身が早期に気づくことができます。加えて防犯カメラなどを設置しておくとさらに効果的です。洗濯物を狙う下着泥棒などを撃退する効果も期待できます。
さらに空き巣に対する防犯対策については、そもそも留守であると思わせない工夫をするということも有効な対応策となります。たとえば、タイマーやインターネットから遠隔操作ができる仕組みなどを利用して、外が暗くなってきたら明かりをつける、夕食時になったらテレビをつけるなどができると効果的です。洗濯物の干しっぱなしや郵便受けに投函物が溜まっているなどは逆に空き巣に目をつけられる要素となりますので注意しましょう。帰りが遅くなるときはあらかじめ室内干しにしておく、郵便受けには投函物を溜め込まないなどを習慣づけておきましょう。

プロに任せるという考え方も重要

どれほど防犯対策をしていても、共同住宅の1階に住んでいると不安を感じてしまうという方はこれを機会にホームセキュリティの導入を検討しましょう。自分でできることをやりつつ、足りないと思った部分はプロに任せるという考え方を持つことも自分の身を守るためには重要です。
ホームセキュリティなら24時間365日セキュリティシステムが自宅を見守ります。センサーが不審者の侵入を検知すると自動で発報し、専門の訓練や経験を積んだプロのガードマンが駆けつけます。泥棒や不審者と鉢合わせとなる可能性もあることを考えると、とくに一人暮らしの女性などにはガードマンの存在はとても心強いものです。
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