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ボランティア社員の日記

4日目

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【ボランティア社員の日記】
4日目

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◎作業中に怪我1名発生。泥にサボテンが混じっており、手袋の上からトゲが刺さったもので軽傷であった。

◎本日は無料バスの最終日。まとめ役の大学生がいつもより多い。

◎庭に大量のガレキが散乱している家の片付けを実施した。石巻の最終日であったため、全員が高い集中力と勢いで作業した。その結果、普通のボランティアなら4時間かけても完了できないくらいの作業を2時間で完了することができた。

◎近隣の別班の作業が遅れていたため、率先して手伝った。ALSOK隊が加わることで、この作業も完了することができた。

◎本日のALSOK隊には、地元大学のリーダーである学生がチームに参加した。たいへん元気で、しっかりしており、泣き言ひとつ言わず、頑張り通した。このような若者を見ていると、我が国の未来も明るいなと感じる。

◎作業をした家の家族に、地震当時の話を聞けた。高台に家があるにも関わらず、津波の影響で氾濫した北上川からもの凄い勢いで津波が押し寄せてきたとのこと。大量の車や家が一気に流され、水面に助けを求める人々がたくさん見えるのに、何もできなかったと泣いていた。

◎流された大量の車が炎上し、潰れた爪痕が見受けられた。被害の大きさに言葉にもならない。

◎僕達ボランティアの無料バスの運転手は、石巻市在住。家も会社も津波の被害を受けたにも関わらず、石巻の復興のために貢献したいとの思いから、約20日間に渡り自ら率先してボランティアで運転手をやってくれた。たいへんありがたいし、日本人として誇りに思う。

◎地元大学のボランティア活動は本日で終了する。約20日間、毎日活動してくれた。剣道部、柔道部、空手部や文化部などの学生が自ら手を上げ、参加してくれた。自分達の家や家族も被害を受けているのに、大学がある石巻のために立ち上がった。

◎約20日間の活動を通して、自大学の学生が大きく成長していることに、先生は感激し、涙を流された。剣道部の顧問であり学生達からたいへん慕われ、頼りにされている立派な先生である。このような先生に巡り合えて、学生達は幸せだと思う。

◎ALSOK隊と活動した学生ボランティアのご両親から、被災地で頑張るALSOKを応援したいということで、手作りの差入れを頂いた。本当にありがたい。

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