HOME > ALSOKセキュリティ情報 > ALSOKセキュリティコラム

ALSOKセキュリティコラム




今年も早いものですでに師走に入り、残すところわずかとなりました。猫の手も借りたいほどの忙しさといわれるこの時期、あわただしい毎日を送られていることとは存じますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今月のテーマは「年末年始におけるご自宅の防犯・防災体制について」です。長期休暇を比較的とりやすいこの時期、ご家族そろって旅行を楽しまれる方も多いはずです。そういった場合に気にかかるのが我が家の安全ではないでしょうか。そこで今回は、ご自宅を長期間留守にする場合に、特に気をつけていただきたいことをご紹介したいと思います。





空き巣が侵入を企てる際、通常、事前準備をします。つまり、「留守であるかどうか」下見するのです。下見を行い、留守であると判断すると、空き巣は時間をかけてじっくりと犯行に及ぶことが可能となります。それでは、空き巣はどのようにして「長期間の留守である」と判断するのでしょう?一般的な判断方法としては次のようなことが考えられます。

・ 昼間、カーテン・雨戸・シャッターなどがぴったりと閉まっている。
・ 夜間、室内の明かりがない状態が連日続き、ひと気がない。
・ 郵便受けに新聞や郵便物がたまっている。
・ 普段、車庫にとめてある自家用車が駐車されていない。
・ インターホンを鳴らしたり、電話をかけたりしても応答がない。

上記のどの例も、家の外側から一見して比較的容易に判別がつくものです。それゆえ、長期間自宅を留守にする際には、空き巣をうまく欺き、在宅を装う対策が必要とされます。次に対策の一例をご紹介します。

・ ラジオやテレビなどをつけたままにしておく(タイマー機能を利用する)。
・ 照明にタイマーを設け、定刻、定間隔で一部の部屋の明かりがつくように設定する。
・ 郵便物の局留め扱いを申請する。
・ 新聞の配達を止める。
・ 留守番電話のメッセージは「直ぐに戻る」旨を録音する。

そのほかの対策としては、ご近所、親戚など依頼可能な人が近くにいる場合には、「定期的な見回り」を頼んでおくと安心感が増すでしょう。また、近くに頼める人がいない場合、警備会社のホームセキュリティサービスを利用するなど、専門の会社を有効に活用するのも一策と思われます。






まずは侵入されないように対策することが大切ですが、万一侵入された場合に備えて、預金通帳と印鑑は別々の場所に保管しておきましょう。貴重品、現金、貴金属、通帳、カード類を金融機関の貸金庫に預けることも、リスク分散上は賢い選択といえます。また、自宅に重要物を保管する場合には、「防盗金庫」の利用をお勧めします。金庫には大きく分けて「防盗金庫」と「耐火金庫」の2種類があります。耐火金庫の方が一般に普及していますが、こちらは火災による消失を防ぐのが主な目的で、防盗性能は備わっていませんので、どちらのタイプなのかをきちんと確認してから購入してください。なお、防盗金庫は必ずアンカーボルトなどで床や壁に固定しましょう。せっかく、防盗金庫を購入しても、床や壁に固定していなかったために金庫ごと空き巣に盗まれてしまったケースも散見されます。


戸締り、火の元の点検を確実に行いましょう。戸締りは補助錠などをうまく活用し、「1ドア2ロック」にすることをお勧めします。また、庭や裏口にバケツ、脚立、清掃道具などが散らかっていると、空き巣の足場となる場合があります。そのため、家の周りには不要な物を放置せず、物置や倉庫の中にしまうようにしましょう。加えて、段ボール箱や古新聞など燃えやすいものなどを屋外に置いたままにすると、放火の原因となる恐れがありますので、同様に注意が必要です。
なお、旅行などで外出する際は、時間と心に余裕をもって出掛けましょう。待ち合わせ時間や乗り物の搭乗時刻などが差し迫ってくると、どうしても気持ちが焦ってしまうため、本来点検するべき箇所を見落としてしまう可能性があります。

出掛ける際、特に注意するべき火の元の点検箇所の代表例としては、次の項目が挙げられます。あらかじめ紙に書き出してお き、出かける前にそれを見ながら確認するとよいでしょう。
・ ガスの元栓
・ 風呂場
・ 湯沸器
・ 暖房器具
・ コンロ
・ アイロン
・ たき火など屋外の火の始末
・ タバコの吸殻
・ 屋外のゴミ

また、この機会にご自宅の敷地や建物の外周にある設備(壁、塀、柵、扉、窓など)に不具合がないかを点検してみましょう。もし、破損や脆弱な箇所を見つけた場合には、年末年始を迎える前に早めに修繕することをお勧めします。




これは年末年始に限ったことではありませんが、日ごろからのご近所付き合いの一環として、地域コミュニティによる防犯活動に参加するのも有効な予防策となります。窃盗犯が一番恐れていることは“自分の姿を誰かに発見されること”です。そこで、他者の目が防犯における最大の抑止力となり得ることを常に念頭に置いて対策を講じるのが効果的です。
町内会によっては、輪番制で定期的な見回りを組織的に実施している地域もあります。「遠くの親戚より近くの他人」ということわざがあるように、日ごろの何気ないご近所づきあいが防犯面でも威力を発揮します。これまで積極的にご近所づきあいをされていなかった方も、この機会にご自分のお住まいになっている地域がどのようなコミュニティ活動を行っているかを調べてみるのもよいでしょう。
年の瀬のあわただしいさなか、実行に移せることも限られてきますが、しっかりした備えのもと、穏やかな元日を迎えていただければと思います。
このページの先頭へ