警備業として取り組むべき4つの重要テーマ

人材育成と働きやすい職場づくり

社員が能力を最大限に発揮できるよう、研修制度の充実や積極的なキャリア支援、ダイバーシティへの対応など、職場環境の整備に取り組み、企業活動の礎となる人材の育成を目指しています。

当社の人材育成の特長

人材育成の基本的な精神

 ALSOKグループでは、企業活動の最も重要な源泉は人材であるという基本的な考え方に基づき、「お客様と社会の安全・安心の確保のために最善を尽くす」という経営理念を実現するためにさまざまな研修を行い、「経営理念」「経営指針」「行動規範」などの基本的な精神の理解・浸透を図り、あらゆる業務運営の場面にて実践されるよう研修体系を構築しています。また、当社の新入社員研修がテレビ番組などで紹介されたことを機に、数多くの学校や企業より研修実施の要望をいただき、2011年から社会人としての基礎力向上を目指す「ALSOK塾」を開催しています。

積極的なキャリア開発

 当社では、組織の活性化および人材育成の推進のため、中央省庁との官民交流をはじめ、ALSOKグループ外との人事交流を積極的に進めています。
 また、基幹事業の警備業だけでなく、介護事業などのあらゆる事業領域において中核となる人材発掘・育成のために多角的な社内公募制度を取り入れています。さらには、海外の日本大使館・領事館の警備を担当する警備対策分野の要員を公募するなど、グローバル人材の養成も行っています。
 今後も積極的にキャリア開発支援を推し進め、グループ全体で人材育成に努めます。

警備対策分野の要員として、海外の日本大使館・領事館等に派遣された人数

ダイバーシティの推進と働きやすい職場づくり

女性活躍の促進

 当社では、女性社員の活躍をさまざまな社内制度で支援しています。妊娠中や産前産後に利用できる制度に加え、出産や育児を理由に退職した社員の再雇用制度等、女性社員が安心して働き、能力を発揮できるようサポートしています。
 このような取り組みの結果、当社は2010年、2015年に厚生労働省の「子育てサポート企業」に認定され、管理部門だけでなく、営業や技術部門、さらには警備の現場などさまざまな領域で女性社員が活躍しています。また、2016年4月から、配偶者出産時の特別休暇を最大5日間取得できるように拡大し、男性の育児参加も促進しています。
 加えて2017年2月には女性活躍推進法に基づく厚生労働省認定マーク(「えるぼし」)を取得しました。「えるぼし」は女性活躍推進に関する5つの評価項目(「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」)を満たす企業に対し厚生労働大臣が与えるもので、当社は5つの項目のうち4つを満たしたことが評価され、3段階中2段階目の認定を取得しました。
 今後も引き続き、女性が能力を十分に発揮し活躍できる職場環境づくりに努めていきます。

  • 女性活躍推進企業の認定マーク「えるぼし」

    女性活躍推進企業の認定マーク「えるぼし」

  • 子育てサポート企業認定のくるみんマーク

    子育てサポート企業認定のくるみんマーク

障がい者雇用・外国人雇用の促進

 ALSOKグループでは障がい者の自立と社会参加を支援するため、2010年に特例子会社ALSOKビジネスサポート(株)を設立し、障がい者雇用を促進しています。ALSOKビジネスサポートの社員は、ALSOKグループの名刺や封筒の作製、契約書管理、外部お客様向け資料や季刊誌の発送、パンフレット等の印刷、ノベルティ製作など幅広い分野で活躍しています。なお、2016年3月末現在、障がい者法定雇用率を達成しています。
 また、外国人雇用にも取り組んでおり、海外子会社においては現地採用を行い、将来の幹部候補社員には日本での研修を実施し、さらには、経営理念を現地の言語に翻訳したものを配布して基本的理念の理解と浸透を図るなど、さまざまな教育を実施しています。

ALSOKグループで働く女性数
女性管理職比率(単体)
レディース・サポート隊 発足 〜女性目線で困りごとに対応〜 グループ会社の取組み
北陸綜合警備保障株式会社

 「女性の活躍推進」が政府の成長戦略の柱の1つに掲げられるなかで、当社は2015年4月に女性隊員で組織する「レディース・サポート隊」を設立しました。女性らしい気配りとソフトな応対はお客様に好評で、アパート・マンションのセキュリティをはじめ、ホームセキュリティサービスなどの営業分野で活躍の場を広げています。
 安全安心に対する社会的ニーズが高まる中、お客様のどのような相談にも耳を傾け、女性目線できめ細かく対応できる精鋭12名を集めました。年齢も、子どもからお年寄りまで、どの世代でも気軽に相談しやすいように幅広い世代をそろえましたが、なかには、県大会で優勝するような頼もしい柔・剣道の有段者も含まれています。
 レディース・サポート隊の制服は華やかで、スカーフが女性らしさを強調しています。女性隊員は、商品の説明を含め自ら営業販売していますが、特に「女性は話しやすく、安心」と高齢者や主婦、若い女性に好まれています。
 また、営業の場だけでなく、警備の現場においても女性の視点で危険な場所などに気づくことも多く、会社の発展には女性の活躍推進は必至と考えます。今後も、社会に安全安心を提供するため、女性隊員を増やし、管理職となる優秀な女性幹部の育成にも努めていきます。

レディース・サポート隊のメンバー(発足当時)

レディース・サポート隊のメンバー(発足当時)

社員の安全・衛生管理

社員の健康管理

 警備会社にとって社員の心身の健康を維持し、安全衛生を確保することは重要な課題です。当社では、安全衛生委員会を各事業所に設置し、労災事故防止等の目標の設定、安全衛生教育の策定・実施などに取り組み、社員の健康維持と安全対策を徹底しています。また、「がん対策推進企業アクションパートナー」に参加し、定期健康診断に人間ドックの一部を加え、各種がん検査を同時に行える体制を整えるなど、がんによる人材の損失リスクに対応しています。そのほか、毎年、期間限定イベント「ハッスル☆減量ゲーム」を実施し、社員が楽しく生活習慣病改善に取り組める健康管理を支援しています。

  • ALSOK健康管理室での定期健診

    ALSOK健康管理室での定期健診

  • 広々としたALSOKの健康管理室

    広々としたALSOKの健康管理室

  • レントゲン検査

    レントゲン検査

  • 血液検査

    血液検査

40歳以上の社員・嘱託社員のがん検診受診率
ALSOKサポートライン

 当社では、厚生労働省の指針に基づき「心の健康づくり計画」を策定し、相談窓口となる「ALSOKサポートライン」を設置するなど、社員の悩みに柔軟に対応するほか、上司がメンタルヘルス不調者への対応を適切に行えるようマニュアルを作成しています。2012年からは「ALSOKサポートライン」の利用範囲をグループ会社まで拡大し、体制の充実を図っています。「ALSOKサポートライン」では、「対面相談」「電話相談」「メール相談」などさまざまな相談手段を用意し、社員およびその家族が相談しやすい環境を整えています。

社員の健康維持・推進に向けての取り組み

 当社は、2017年2月に経済産業省と日本健康会議が共同で主催する「健康経営優良法人〜ホワイト500〜」に認定されました。本制度は、経済産業省と日本健康会議が共同で、保険者と連携して優良な健康経営を実践している法人を2020年までに500社認定する制度です。
 「ハッスル☆減量ゲーム」、「がん対策推進企業アクションパートナー」などの取り組みや「ALSOKサポートライン」の設置など、当社の社員の健康維持・推進に向けた取り組みが評価され、制度がスタートした初年度での認定となりました。
 当社はこれからも、社員の健康管理を経営的な視点で考え、健康維持・推進に向けて積極的に取り組んでいきます。

ALSOK健康管理室での定期健診

健康経営優良法人の認定マーク「ホワイト500」

社員とのコミュニケーション

社員との対話の実施

 当社は、経営層と社員が直接双方向に意見交換を行うことができる場を設けています。2016年3月期は、青山社長と女性管理職の対話会を開催し、女性の活躍推進等についての意見を積極的に交わして、ダイバーシティの推進につなげました。
 また、役員などと社員の間で、率直な意見交換を行う場としての「ES(社員満足)懇談会」も実施しており、2016年3月期は118回実施しました。社員から挙がってきた提案や意見に関しては社内施策に活用されるほか、一部を社内報に掲載し、社内活性化に利用しています。

社長対話会の様子

社長対話会の様子

「ES(社員満足)懇談会」の実施回数
社員の声を聞く仕組み 〜社員アンケート調査〜

 当社では、「第一線で働く社員の意識や価値観などを的確に把握し、これに基づいて施策を推進して、より活力のある会社にする」ことを目的に、1999年から毎年継続的に社員アンケート調査を実施しています。主に会社マネジメント、仕事・職場に対する意識、各種社内制度に対する社員の意識等を調査し、新たな施策検討の基礎資料として活用しています。また、アンケート結果は、社内報に掲載する形で社員へフィードバックしています。
 なお、2016年3月期のアンケート調査では、対象者からのアンケート回収率は81%となりました。