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お客様の下へ駆けつけるたび、
暮らしを守る思いと力が強まっていく。

有川 知志

渋谷支社 機械警備

前職:宅配ピザ店

2015年入社

Interview#03

Talk#01

警察の道を諦めるも、思わぬ形で「人を助ける」仕事に。

「人を助ける仕事に就きたい」という動機で、警察官を目指した大学時代。卒業後も、アルバイトをしながら勉強を続けていましたが、試験に合格することができず、その夢を断念することに。当時のアルバイト先である宅配ピザのお店がALSOKと契約していたことから、ALSOKのガードマンとは日常的に接触する機会があり、普段から近しい存在として認識していました。警報を感知して出動してもらったり、深夜営業の際に連絡を受けたりするうちにALSOKに興味を持ち、採用選考を経て入社。また小学生から現在に至るまで野球を続けており、体を動かすことが好きなため、その点においても自分に向いているのではと思い、機械警備を志望しました。

入社後、最初に配属されたのは東京都内の渋谷支社目黒営業所でした。先輩隊員に同行する形で現場を回り、一つひとつの業務を学ぶ日々。個人宅やオフィスビルへの出動や、ATMのメンテナンス対応まで、現場ごとに異なる対応を習得するために、メモを取りながら一生懸命仕事を覚えました。入社から1、2ヶ月ほどが経ってから、単独での出動を任されるようになりましたが、困った時には先輩に質問したりするなど、実践を通じて一人前へと成長していきました。

個人のご自宅への出動時には、侵入盗被害の疑いが強いご契約先に駆けつけるケースもあります。そういった場合は警察へも即時通報するのですが、警察官が到着する前に機械警備隊員が現場に着くことも多く、警察官の到着を待つ間は緊張感に満ちています。私も入社1年目の時期にこの経験をしたのですが、警察官が到着するまで5分程度であったのにもかかわらず、その時間がものすごく長く感じたのを覚えています。

Talk#02

社会に安心をもたらし、
人々の不安を解消する仕事。

入社2年目に入ってからは、一連の業務の流れや季節ごとの留意点などが少しずつ掴めるように。たとえばゴールデンウィークのような大型連休では、多くの方が帰省や旅行でご自宅を留守にされるので、それだけ空き巣への警戒を強化しなければなりません。特に、当時担当していた目黒エリアは住宅街だったため、出動回数こそ少ないものの、普段以上に注意を払う必要がありました。世の中が休んでいる期間ほど緊張感が増すというのが、この仕事の宿命なのかもしれません。

目黒営業所にいた5年間で特に印象に残っているのは、交通事故発生時の駆けつけ対応です。交通事故が発生した際に、事故現場に駆けつけて事故に遭われたご契約者への心理的なケアや、当事者間の仲介役を担うのも私たちの重要な職務です。その時は、若い女性のご契約者様と年配の男性との接触事故でした。女性は戸惑い、男性はご立腹の様子でしたが、そこに私が介入することで状況を落ち着かせることができました。その後の利用者様アンケートにて、「ALSOKが間に入ってくれて本当によかった」という感謝のお言葉をいただきました。この仕事のやりがいと使命感があらためて感じられた出来事でした。

入社6年目からは、渋谷支社の青山営業所へと異動。基本的な業務内容は変わりませんが、担当エリアの変更に伴い気をつけるべき点も変化します。青山エリアはオフィスビルが密集しているため、不特定多数の方が出入りする環境であったり、設置されているセキュリティ機器が多種多様だったりと、配属当初は対応に戸惑うことも多くありました。

Talk#03

機械警備で得た力を、
さまざまな場面で発揮できるように。

青山エリアには集合住宅も多く、特に大変だったのがマンションの漏水対応です。警報を受けてすぐに現場へ駆けつけたところ、マンションの電気設備の半分くらいが水浸しになっていたことがありました。感電へのリスクが懸念されますが、一刻を争う状況です。また深夜だったので、マンション管理会社との連絡が取れない状態でしたが、なんとか原因のバルブを閉めることで事態が無事に収束。出動した先にお客様がいるかどうかに関わらず、こうした緊急事態への対応が求められることもあります。

そんな現場経験を積んでいくうちに、あらゆる状況に対処できる知識と対応力を身につけることができました。特に青山周辺であれば、どのような建物にどのような警備機器が設置されているかが、ほぼ全て頭の中に入っています。その知識と経験をもとに、後輩への指導も積極的に行っています。一人で現場に出動する後輩にこちらから電話を入れたり、出動前に建物と設備の注意点を伝えたりといったフォローに努めています。この仕事は、実際に経験してみないと理解できない部分が多いので、まずは実践を通じて学んでもらうことを大切にしています。私は、機械警備隊の中では中堅くらいの立ち位置なのですが、新人への指導を通じて自分自身も新たな学びや発見を得ることができています。

今後の目標は、キャリアアップして警備隊全体をまとめるようなポジションに就くことです。その一方で、ほかの仕事にも興味が湧いています。実際に、機械警備の経験を活かして、営業や技術で活躍している方も数多くいらっしゃいます。私自身、中途入社であるにもかかわらず、すんなりと職場に馴染めた経験があるので、ほかの部門への異動の際にもきっと温かく迎え入れられる環境があるのだと思っています。

私のPRIDE

一番嬉しいのは、お客様からの感謝の言葉ですね。いち早く現場へ駆けつけることで、お客様の不安や心配ごとを素早く取り除くことができる、本当に意義のある仕事だと感じています。ALSOKの制服を着て、街へと出動して、困っている人を助ける。これは私たちだからこそできる仕事だと思っています。この誇りをエネルギーへと替えて、日々の仕事に邁進しています。

転職活動中の方へのメッセージ

会社の情報を調べたり実際に選考を受けたりするなかで、迷われるポイントがきっとたくさん出てくると思います。ぜひ後悔のない道を選んでいただきたい、というのが切実な思いです。もしALSOKを選ばれるのであれば、つまずくことがあっても周囲の方が必ずフォローしてくれます。優しくて頼りになる方ばかりなので、ぜひ安心して飛び込んでいただけたらと思います。

ある一日のスケジュール

日勤の場合

8:30~

出社。スーツで通勤し、制服に着替える。

9:00~

朝礼。持ち物等をチェックする上番点検・夜勤者からの申し送り事項。各契約先からお預かりの鍵を点検。

9:30~

警報対応に備えながら、電話応対・当日の予定・メールをチェック。

10:05~ 

出動要請。インロックの解除にマンションへと向かう。

11:20~

ATMの復旧対応のため銀行へ。

12:30~

状況やタイミングを見て1時間のお昼休憩。

13:30~

ホームセキュリティのお客様宅から侵入警報が発生し、駆けつけ対応。

17:00~

退勤時刻まで事務作業にあたる。(電話応対・メールチェック・明日の予定の準備等)

18:00~

夕礼・夜勤者へ申し送り。退社。

夜勤の場合

17:30~

出社。スーツで通勤し、制服に着替える。

18:00~

夕礼。持ち物等をチェックする上番点検・日勤者からの申し送り事項。各契約先からお預かりの鍵を点検。

18:30~

警報対応に備えながら、電話応対・当日の予定・メールをチェック。

19:05~

ATMの復旧対応のため銀行へ。

20:20~

法人のお客様先で火災警報が発生し、駆けつけ対応。

22:00~

状況やタイミングを見て1時間の休憩。

23:30~

現場確認要請。異臭がするとのことで出動。

0:00~

状況やタイミングを見て2時間の休憩。

5:45~

駆けつけ対応として交通の事故現場へ。

9:00~

朝礼。日勤者へ申し送り。退社。