警備輸送から営業に。経験を活かし
若手のキャリアをサポートしたい

持木 悟

法人営業第三部
国際武道大学卒
2005年入社(警備輸送)

CareerStory#06

1年目

警送神奈川支社

警備のプロとして人命救助にも貢献

新卒で、警送神奈川支社の警備輸送部門に配属されました。警備輸送とは、ATMの現金回収や現金輸送、貴重品の輸送などを行う仕事です。人々の安全を守る仕事がしたいという、入社前からの想いが実現しました。

約1週間の新入社員研修で、警備輸送の重要さやALSOKの仕事がお客様や世の中にどのような影響を与えているのかなどを徹底的に学びました。また、警備輸送は街中で多くの方々の視界に入る仕事です。安全に業務を遂行するだけでなく、「見せる警備」の重要さを教わりました。

研修後は、ATMや企業に設置されている現金自動支払機の現金回収や補充をメインに担当しました。ドライバーと2人1組で、1日数件回るイメージです。

現場では常に「見せる警備」を意識していました。犯罪を企む人の多くは、警備体制を下見して実行を検討するものです。私が当番の時に徹底した警備をしていれば、下見をしにきた人がいても「警備が厳重だからやめておこう」となり、ATMはもちろん、次にそのATMの警備をする仲間を守ることができます。

警備輸送のやりがいは、お客様から「ありがとう」とおっしゃっていただけることです。お仕事をいただく立場でありながら、感謝の言葉をいただけるのはすごく嬉しく、そしてありがたいことだと思います。

12年目

警送神奈川支社

副隊長として、高いモチベーションを保てる環境づくりに注力

警備輸送としてのキャリアを11年積み、12年目に約50名いるチームの副隊長に就任しました。副隊長の主な役割は、隊長と連携しながら、警備輸送のコース編成や勤務の調整、運用効率の改善といった施策を実施することです。
隊員のモチベーションアップも副隊長の重要な役割です。例えば、「始業から車を出すまで誰が一番早かったか」など、成果を数字で見える化。努力した隊員を評価し、周囲にも頑張りをアピールすることで自信をつけてもらう取り組みをしていました。

副隊長を経験することで、お客様目線で仕事ができるようになったと思います。例えば、部下の対応の仕方がお客様の目にどのように映るかを考え、より気持ちの良い対応ができるよう指導することもありました。この期間に、ビジネスパーソンとしての視野が広がりました。

14年目

警送神奈川支社 営業

初めて営業に挑戦。年下の先輩に教えてもらいながらスキルを習得

同じ支社の営業員がすごく楽しそうに働いている姿を見たのがきっかけで、自分で考えて動き、自ら仕事を作っていく仕事をしたいと思うようになり、営業に挑戦しました。

警送神奈川支社の営業の主な仕事は、企業や金融機関といった既存のお客様のフォローをしたり、新規のお客様に商品・サービスを提案したりすることです。

既存のお客様のフォローでは、お客様がわからない点や改善したい点、業務効率化したい点などをうかがって、一緒に解決策を考えて提案します。

新規営業は見込み客へのアプローチが主ですが、新人の頃は力試しに新規開拓営業にもチャレンジしました。最初は営業先からの専門的な質問に答えられない場面も多く苦労しましたが、経験を積むうちに知識が身につき、スムーズに提案できるようになり、成果を出せるようになりました。

営業の仕事は初めてだったので、先輩は私より年下の人も多くいましたが、「全て教えてもらおう」というスタンスでした。積極的に質問することで知識・スキルを磨き、営業としての引き出しを増やすことができたと思います。

16年目

メガバンクに出向

銀行に出向し、自社内にとどまらない広い視野が身についた

営業の仕事に慣れ始めた頃、メガバンクへの出向が決まりました。ALSOK社員として、銀行員として、両面で営業活動をするポジションです。ALSOK社員としては銀行がATMを設置する際に防犯カメラや抗菌設備を提案する、銀行員としては駅などに対しATM導入を提案するといった業務をしていました。

ATM設置には、当社だけではなくATMメーカーなど複数の会社が関わります。その中心に入り、各社の調整役としてディレクターのような役割を経験できたのは、本当に面白く勉強になりました。

また、他の企業のなかに入って仕事をすることで、ALSOKでは当たり前のことでも、他では当たり前ではないと気づけたのも大きいですね。銀行での経験を活かして、当社をより良くしていきたいと考えています。

18年目

法人営業第三部 営業

優秀な営業が多い環境が、成長に繋がっている

出向から戻り、本社の法人営業第三部に配属されました。法人営業第三部は、大きな取引をしているお客様の窓口担当として、警備輸送に限らず機械警備や防犯カメラ、出入管理装置など、商品に捉われず総合的にお客様のご相談に乗る役割を担っています。私は大手鉄道会社をメインに担当しながら、自分の経験を活かして他のお客様の警備輸送案件のサポートにも携わっています。

「不動産事業で取り扱っている新しいマンションに警備を入れたい」など、日々さまざまなご相談をいただき、現地を見に行ったり商材を集めて提案したりしています。

機械警備(オンラインセキュリティシステムや防犯カメラ、出入管理など)に関連する業務は初めてなので、日々学びながら活動しています。社内トップクラスの営業が多く在籍しており、優秀なメンバーから学べる恵まれた環境です。お客様からのご相談について自分なりに考えてから同僚にアドバイスをもらうことで、自分自身まだまだ成長できています。

取引先の経営層の方々とお話する機会も多く、これまでにない経験を沢山できています。まだまだ日々の業務に追われている部分はありますが、よりお客様のお役に立てるよう頑張ります。

今後の目標は、これまで警備輸送や銀行への出向などさまざまな経験をしてきたので、それを活かして、後輩の成長をサポートすることです。

「この仕事に向いていないかもしれない」など、キャリアに関する悩みを持つメンバーに、自分の経験を踏まえて「うちの会社はいろいろなことができるよ」と伝えられたらと考えています。部署によって求められるスキルやカラーが違うため、きっとそれぞれの人が力を発揮できる場所があるはずです。

私のPRIDE

一番誇りを感じる瞬間は、家族と街を歩いていて建物にALSOKのステッカーが貼ってあるのを見かけた時です。「あの建物、パパの会社が守っているんだよ」と子どもに話せるのが本当に誇らしいですね。自分の仕事が多くの人の役に立っていると家族に伝えられるのは、ALSOKの大きな魅力だと思います。

学生のみなさんへのメッセージ

学生のみなさんには、何事にもチャレンジして、後悔のない人生を送ってもらいたいです。ALSOKは、キャリアの自由度が高く、チャレンジする気持ちがあればやりたいことがどんどんできる環境です。私のように警備輸送から営業に異動したり、営業から人事や広報に異動したりといったケースは沢山ありますので、少しでも関心があればぜひチャレンジしてください。

Other CareerStory

その他のキャリアストーリー