座談会(三世代)

Crosstalk#02

座談会(三世代)

Member

  • 長崎 光輝

    金融営業部
    金融法人営業第二課長
    東海大学卒
    2007年入社

  • 土屋 竜太

    城南支社営業部 営業
    中央大学卒
    2019年入社

  • 坂井 万芙弓

    城南支社営業部 営業
    津田塾大学卒
    2022年入社

Talk#01

どんな業界を中心に就職活動をしましたか?

坂井さん

よく驚かれるのですが、大学時代は学芸学部でアメリカ文学を専攻していました。仕事で英語が使えたらいいなと漠然と考えてはいたものの、就職活動中は興味があったインフラやIT業界を志望。他方、就活サイトを見ていたところたまたま当社を見つけ、警備や営業だけでなく企画の仕事にも携われることを知り、社名を知っている安心感もあり説明会に参加しました。説明会で当社は社会インフラを担い、ITに関連したビジネスもあり、海外事業に携われるチャンスもあり、自分が携わりたい根幹のビジネスを行っていることが決め手となり、入社しました。

土屋さん

私は経済学部経済学科で学んでいました。当社に関心を持ったきっかけは、父の会社が警備会社と契約したことです。田舎の建築会社なのですが、「警備会社と契約をしたから見に来い」と言われて、見に行きました。その時に、父のような零細企業でも契約ができる身近な存在であることに気が付きました。今まで気にしたことはなかったのですが、調べていくうちに街中でALSOKのステッカーが目に入るようになり……。誰でも働いていれば、ALSOKが必要になる時があると思い至りました。仕事に波がある建築業の父からは安定したストックビジネスを勧められたこともあり、当社を志望しました。

長崎さん

土屋さんと同じように、私も街中でALSOKのステッカーを見ているうちに興味を引かれましたし、会社の安定性にも魅力を感じました。営業として入社したのですが、私は実は工学部出身で、大学時代は自動車の触媒の研究をしていました。営業を選んだのは、アルバイト経験からです。当時、自動車の整備工場で働いており、お客様にセールスをする楽しさを知りました。アルバイトであっても、売上が伸びれば評価されます。その面白さから、あえて営業を希望しました。

Talk#02

入社してから現在までのキャリアを教えてください

長崎さん

相模支社に入社後、機械警備とホームセキュリティの営業を5年間担当しました。その後、本社の営業企画部に異動。そこでは、営業報奨金の制度設計や、営業員へのiPadの配付などを企画しました。2021年に東京で開催された国際的なスポーツイベントで当社はスポンサーをつとめましたが、それに向けた情報収集のために2014年のソチ大会の視察もしました。営業推進部、総務部秘書課、岡山支社の営業部長を経て、2023年8月に金融営業部金融法人営業第二課長に就任。現在は、証券会社やクレジットカード会社、リース会社などのお客様に対して営業を行っています。

土屋さん

入社したのは長野支社でした。大学は都内でしたが、出身は長野だったので、どちらも希望した結果、長野支社に決まりました。希望すれば他の支社に異動できる制度を利用して、2021年に東京都内の城南支社に異動。ホームセキュリティを扱うグループで、グループリーダーを務めています。CMなどを見てご興味を持たれた個人のお客様に販売する機会もありますが、ハウスメーカーへの営業が私の仕事の大半を占めています。

坂井さん

2022年に新卒で入社し、営業として城南支社に配属されました。今は法人営業をメインに行っておりますが、個人向けのホームセキュリティも担当しています。お客様は当社に対して体育会系のイメージを持っている人が多いので、体育会系っぽくない私がお客様を訪問すると驚かれますね。

Talk#03

仕事をする中で、難しさを感じることはありますか?

坂井さん

警備と一言で言っても、お客様のニーズはさまざまだと感じています。そうしたニーズに応えられる商品・サービスが当社には豊富に揃っているものの、バリエーションの豊富さに逆に混乱して何を提案すればいいのか迷ってしまうこともあって……。警備は幅広く奥深いサービスだと日々実感しています。これから先も知らないことが果てしなく広がっているのだろうなと薄々感じつつ、だからこそやりがいがあるのだと思います。毎日新鮮な気分で仕事をしています。

土屋さん

長野支社と城南支社の環境の違いに戸惑いました。もちろん土地柄も違いますし、顧客数も違うので当然ですが。城南支社では、次々に仕事をいただける状態でとても忙しいです。私は忙しい方が性に合っているので、充実していますね。今、こうして仕事ができているのは、長野支社での経験があったからだと思います。

長野支社では、東京都内の城南支社に比べて、次々に新築が建ったり新店舗ができたりという土地柄ではなかったので、お客様には「何でもやります。困ったら私に電話をしてください」と言いながら名刺を渡し歩いていました。ある時、ホームセキュリティを販売したお客様から、マンションを建設するための土地を探してほしいとの依頼がありました。当社では土地を探せないので、これまでお付き合いがあった不動産会社に連絡、ご紹介した結果、その不動産会社から土地を購入することとなり、お礼の言葉と新たなお仕事の依頼がありました。当社のお客様は多岐に渡るため、当社でできないことはお客様を紹介すれば実現できます。そうした仕事に楽しさを感じていたので、東京でも困ったときに連絡をもらえる営業になれるように頑張っています。

長崎さん

当社の商品はお客様ごとに全部カスタマイズしていかなければならないため、大変さも楽しさもあります。坂井さんはそこにやりがいを感じているのですね。土屋さんはお客様同士のつながりを大事にする、非常に素晴らしい営業をしています。

私の仕事の難しさは、金融業界の変化への対応です。以前は増え続けるATMコーナーの運用を担う営業が中心でした。しかし、キャッシュレス化が進みATMが減少に転じる現在、過去の仕事にしがみつかず、違うかたちのビジネスを考えていかなければなりません。例えば交通事故が発生した際に、ALSOKのガードマンが現場に駆けつける保険会社のCMを見た経験がある人は多いでしょう。そのような今までとは違う領域で当社の活躍の場を見つけるのは難しいものですが、ALSOKにはそういうことができる基盤があるので、可能性を想像すると楽しくなります。

Talk#04

仕事を通じて成長を
感じることはありますか?

坂井さん

2年目になり、スピード感を持った対応ができるようになり、成長とやりがいを感じています。セキュリティ関係のご依頼をいただく時、多くのお客様は不安を抱えています。そうしたお客様の心情を意識しながら、スピード感を持って対応し、「早いね」とお客様におっしゃっていただけた時はうれしいですね。こうした対応ができるようになったのは、先輩たちが丁寧に教えてくれたおかげだと思います。

土屋さん

お客様の想像を超える提案ができた時ですね。お客様は警備という商品をある程度イメージしたうえで、当社に連絡をされます。その想像を超えるような提案ができると、お客様に驚いていただけるので、うれしいですね。警備自体は単純な商品かもしれませんが、当社は加えて入出金機や現金管理、ドローンを使ったサービスなども行っています。以前はお客様から依頼された内容にただ対応するだけでしたが、よりニーズに合わせて商品を組み合わせた提案ができると成長できたと感じますし、自分に余裕が生まれたと思えます。

長崎さん

坂井さんは、お客様からの依頼に早く回答できるようになったことで、信頼を得られるようになり、結果にもつながってくるでしょう。業界ごとにセキュリティの基準があるため、坂井さんが担当するお客様の業界における基準などを知っておくと、さらにお客様に合ったシステムを提案できるようになるはず。

土屋さんはとても成長されていますね。警備自体は、警備業法に則っているので、同じようなサービスができる会社は他にもあります。そこで価格で勝負をするのではなく付加価値をアピールできるのは素晴らしい。今後、警備全体の方向性をまとめて整理して提案できるようになると、さらに大きな案件の提案もできるようになっていくんだろうなと、お話を聞いて感じました。土屋さんはこれまでは一つひとつのピースを担当者として頑張ってこられたと思いますが、今はリーダーとして各担当者を率いる役割に変わっていっているようですね。私もそうした段階に入った時、自分の成長を感じました。

Talk#05

部下のマネジメントで悩んでいること、
大事にしていることは何ですか?

土屋さん

2023年4月からグループリーダーになり、4人の部下ができました。日々の業務が忙しいなかで、プラスアルファの業務をしてもらうには、指示の仕方や口出ししてよい範囲などに頭を悩ませています。

長野支社に在籍していた時、中学生に3年間バスケットボールを教えていました。全然私の話を聞いてくれないため、1年目はたくさん叱りましたが効果がありませんでした。翌年、褒めるように変えたところ成績が急上昇。その経験から、教えるときは褒めた方がいいとわかり、部下も褒めるように心がけています。部下は素直に「やります」と言ってくれるのですが、自分の中でやる気を引き出すためのマネジメント方法は確立できておらず、試行錯誤しています。

長崎さん

仕事は前向きに取り組めるのが一番。私の管理職としての仕事は、前向きに取り組んでもらうための環境づくりです。例えば、モチベーションの高い状態で仕事をしてもらえるように、営業をサポートする業務が得意な人員をサポート専門に、お客様との対面活動が得意な人員は、より専念できるようにしました。すると、よりやりがいを持って取り組んでもらえたし、成績も上がり、さらにやりがいを感じられる良いサイクルになりました。仕事は、一つひとつのピースをそれぞれが担当することで、完成します。それぞれの担当者が活躍している姿を見ると、マネジメントする側としては、とてもやりがいを感じます。

社員が最終的に見るべき方向はお客様です。目の前にある仕事だけを見ていると視野が狭くなりますが、みんなが同じ方向を向けるように本当にすべきことをシンプルに伝えることが大事だと思います。

Talk#06

将来はどんなキャリアプランを
描いていますか?

坂井さん

当社に入社して、当社が活躍できるフィールドは大きいと実感しています。確かにALSOKのステッカーはいろんなところで見かけますが、仕事をしていて、改めてどこにでもあるのだと思っています。土屋さんが話していた通り、こんなところにまでALSOKが関わっているのかと感じる機会もあります。日本国内にとどまらず海外にもフィールドが広がっている点は、当社の特長の一つだと思います。

まだ将来の自分の姿は想像できないのですが、想像ができないからこそ、いろんなことができるのではないかという期待感を持っています。

土屋さん

将来、自分が営業部長など管理職に就いているイメージはまだわきませんが、もしそうしたチャンスが巡ってくることがあれば、全力で楽しみたいですね。その時は、なるべく今の気持ちを忘れないようにしたいと思っています。

また、私は語学力はほとんどありませんが、適応力はあるので海外でも働きたいです。ずっと同じ場所にいるよりもいろいろな場所で仕事をしてみたいですね。

長崎さん

管理職として、支社の営業部長をした4年間はとても貴重でやりがいのある経験でした。次は、さらにキャリアアップした立場の支社長を目指しています。管理職となると転勤する場合がありますが、介護や育児などを理由に働く地域を限定したいと希望できるため、キャリアを積むなかでいろいろな選択肢があります。

人生の中では仕事をしている時間が大半を占めているので、ぜひ様々なことにチャレンジしてほしいですね。

Talk#07

ALSOKで働いていて、
どんな時に誇らしく感じますか?

土屋さん

問題が発生しないことこそ、警備がお客様の役に立っている証拠なので、普段は特別お客様から感謝の言葉はありません。しかし、当社のガードマンが駆けつけた時に、お客様から「ありがとう」の言葉をいただき、いい仕事をしているという気持ちになりました。

長崎さん

お客様とお会いしていると、当社が社会のなかで欠かせない存在になっていると感じます。統計でも機械警備の契約件数と反比例して犯罪件数が減少しているとわかります。国をあげての行事やシンボリックな建物の警備は、規模と実績、信頼のある会社でなければできません。多くの実績やご契約があることは、とても誇らしく思います。

坂井さん

初めてお話をしたお客様から「ALSOKなら大丈夫だね」「安心して任せられる」と言っていただけた時に、ネームバリューの大きさを実感しましたし、ALSOKというブランドが信頼の証になっていると思いました。

Message

就職活動中の学生のみなさんへのメッセージをお願いします。

土屋さん

当社は警備会社なので仕事に対して厳しい側面もありますが、どこにでもいる普通の人たちが働いている、そんな柔らかい一面もあります。支社の雰囲気も良いです。警備というイメージから怖いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、全くそんなことは無いので、ぜひ入社して確かめてみてください。

坂井さん

就職活動をする中で、さまざまな業界や会社を見ると思います。意外と就職活動はご縁ですし、そのご縁は思いがけないところにあります。私自身、就職活動をして結果的に当社に就職し、そう感じています。あまり先入観や固定観念に縛られず、視野を広く持っていろんなご縁をつかみに行くつもりでチャレンジしてください。そのチャレンジの中にALSOKがあったらうれしいです。

長崎さん

裏方で支える立場なので、当社の存在は普段の生活ではあまり意識をしないと思います。ただ、街中にALSOKのステッカーがどれだけあるか、ぜひ見てみてください。そこから興味を持っていただき、自分がALSOKで何ができるのか、夢を膨らませてほしいです。将来、一緒に働ける仲間が増えたらいいなと思っています。

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