夏のイベント(花火大会、夏祭り、フェス)では熱中症や混雑による事故に注意

2018.07.26
夏のイベント(花火大会、夏祭り、フェス)では熱中症や混雑による事故に注意

夏になると花火大会、夏祭り、フェスなどのイベントが全国で開催されます。夏ならではのイベントを毎年心待ちにしている方は多いことでしょう。花火大会や夏祭りを楽しむ外国人観光客も増えており、イベント会場は今まで以上に混雑が予想されます。

今回は夏のイベントを安全に楽しむためのポイントをご紹介します。

夏のイベント会場は非常に混雑する

夏休みの時期と重なることから、夏に開催されるイベントはどこも相当な混雑ぶりです。そのため、思わぬ事故やトラブルに巻き込まれてしまうことがあります。夏のイベントで注意したいポイントを具体的にご紹介しましょう。

イベント会場や周辺道路は大渋滞

イベント開催当日は最寄り駅からイベント会場へ向かう道、また周辺道路も大渋滞が予想されます。電車など公共の交通機関を利用した方が良いでしょう。

また、イベント会場では安全確保のために入場規制が行われる場合もありますので、早めのお出かけをおすすめします。

人混みの中ではすりに注意

警視庁の発表の『平成28年の犯罪情勢』 によると、すり被害者のうち、20 代女性の占める割合が高いという結果が出ています。

イベント会場では あちこち歩き回るだけでなく、飲み物などを購入する際にお財布を出す機会も増えるため、すりに注意しましょう。リュックや肩掛けバッグは、前で抱えるようにして持つと安心です。

将棋倒しに注意

イベント会場では混雑による怪我の可能性もあります。大勢の人が一斉に移動する際、前に進めなくて立ち止まったり、後ろの人に押されて転倒するなど、将棋倒しの事故につながる危険性が常に潜んでいます。

混雑するイベント会場では、周囲の人となるべく距離をとれる場所に移動するなど、工夫をしてみましょう。

警察官やガードマン、係員の指示に従う

人混みの中で行動する際は、警察官やガードマン、係員の指示に従い、安全な行動を心がけるようにしましょう。

近年はさまざまな情報から混雑の度合いを予測するシステムの開発が行われており、会場の混雑緩和に活用する取組みが進んでいます。

花火大会を安全に楽しむポイント

花火大会を快適に楽しむためには、上記でご紹介した混雑対策のほか、会場でのマナーを守ることも大切です。

花火の撮影はルールを守ろう

花火大会では、美しい花火と自分を一緒に撮影したいと思う方は多いことでしょう。しかし、最近は自撮り棒を使っての写真撮影をはじめ、木によじ登って撮影する、ベンチに立って撮影するなど、周りの迷惑になるような撮影方法を禁止する会場が増えてきました。花火会場ではマナーを守って撮影し、楽しく観覧しましょう。

夏祭りを安全に楽しむポイント

夏祭りを安全に楽しむポイント

夏祭りに出かる際、浴衣を着て足元は下駄や草履という方もいらっしゃることでしょう。夏祭りでは混雑のほか、どのような点に注意したら良いのでしょうか。

足元に注意

夏祭りは寺社の境内や参道で行われることが多く、夜は照明がそれほど明るいとはいえません。足元が見えにくいことに加え、慣れない下駄や草履を履いているため、転倒のリスクが高まります。特に階段やデコボコした道では、足元に注意して歩きましょう。

また、人混みの中で足を踏まれることは案外多いものです。下駄や草履の場合、裸足ではケガをしてしまうことがあります。心配な方は足袋と下駄・草履という組合せがおすすめです。

「浴衣に足袋?」と思われるかもしれませんが、足袋を着用してから下駄・草履を履いた方が、足を踏まれた際のケガだけでなく鼻緒ずれも防ぐことができます。

夏フェスを安全に楽しむポイント

夏フェスを安全に楽しむポイント

大自然の中で音楽が思いきり楽しめる夏フェス。有名なフェスは全国から音楽好きが集まり、入場者数が10万人を超える など、相当な人気ぶりです。
フェスは野外で開催されるため、熱中症対策や雨対策も必要ですが、それ以外にやはり混雑による事故やトラブルにも気をつけたいところです。

モッシュやダイブによるケガ、混雑による転倒に注意

最近はモッシュやダイブを禁止しているフェスが増えてきていますが、禁止されていない場合もあります。また、ステージ前方はアーティストがダイブする確率が高くなります。

モッシュやダイブを避けるには、熱狂の度合いが強い人たちが集まっている場所から離れた位置で観覧するのがおすすめです。

また、フェスが終わってからの混雑も相当なものです。人混みに押されて転倒する危険性もあるため、人混みから少し離れて行動した方が良いでしょう。

準備万端で夏のイベントを楽しもう!

夏のイベント(花火大会、夏祭り、フェス)は大勢の人が出かけるため、想像以上に混雑します。どのイベントでも警察官やガードマン、係員の指示に従い、マナーを守って行動しましょう。みなさんどうぞ楽しい夏をお過ごしください!

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