CSRコミットメント

代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 村井 温、代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 青山幸恭
ALSOKグループの発展は、地域・社会の発展とともにあります。
そこに暮らす人々の安全・安心をより確かなものにするために、
私たちは「ありがとうの心」と「武士の精神」をもとに最善を尽くします。

「人にやさしい街は、勇気ある人に守られている」への想い

 ここ数年、子どもや高齢者などの社会的弱者を狙った犯罪や、企業を標的にしたサイバー攻撃、無差別な国際テロなどに加えて、自然災害や公共インフラの老朽化による事故など、社会を取り巻くリスクが多様化しています。

 私たちには、そうした想定外の事態に対してもあらゆる知恵を巡らし、具体的な備えを構築していくことが求められます。ALSOKは、安全を支える社会インフラの一翼を担う警備会社として、常駐警備から機械警備、雑踏警備、貴重品輸送、要人警護にいたるまで、総合的な警備を全国的に展開しています。

 本年は、キーメッセージとして、「人にやさしい街は、勇気ある人に守られている」という言葉を掲げました。これは、「日本の望ましい社会を守るためには然るべき体制と勇気がいる」との思いを込めたものです。私たちの存在価値は、「お客様にありがとうと言われるような立派な警備を通じて、社会の安全に貢献する」という創業の精神を体現することであり、これまで築いてきた信頼と信用を永続的に確保しつつ、思いやりとやさしさに満ちた「人にやさしい街」を守ることです。リスクに敢然と立ち向かい、守るべき道を踏み外さない「徳」のある、鍛え抜かれたプロフェッショナルを育成する、それがALSOKの使命と考えています。全ての人が安心して暮らせる社会を守り続ける「勇気のある人」、ALSOK社員は常にそうあるべきと考えます。

 私たちは、お客様はもとより、株主・投資家そして同業の方々からも「高潔にして温かい会社」「社徳のある会社」と尊敬され、社員とその家族も誇りに思えるような企業グループを目指します。

CSR経営と企業価値の向上

 ALSOKグループは、お客様と社会に安全安心のための商品・サービスを提供することを生業としています。安全安心を守る事業そのものが社会貢献であり、ALSOKの持続的な企業価値向上はCSRと密接に結び付いています。

 私たちは、CSRにおいて、

  1. 社会的課題の解決に貢献する商品・サービスの提供
  2. 人材育成と働きやすい職場づくり
  3. 積極的なコミュニケーションによる地域社会への貢献
  4. 信頼される警備サービス

という4つの重要テーマを設定しています。また、責任ある企業として環境課題にも積極的に取り組んでいます。これらはSDGsが掲げる17の開発目標とも重なり、SDGsの達成は、持続的な企業価値の向上に必須との認識を強くしています。人々の笑顔と安心して暮らせる社会を守る「綜合安全安心サービス」を提供する企業グループとして、ステークホルダーの皆様から高い評価をいただき、持続的な企業価値の向上につなげる、それこそがALSOKグループが歩む成長の道筋と考えています。

ALSOKを取り巻くリスクと機会

 最近の環境変化において、特に事業へのインパクトが大きいと考えられるのは、深刻さが増した人手不足と、地球温暖化を背景とした異常気象や地震をはじめとする自然災害の脅威の拡大です。

 人手不足は、その背景に少子高齢化と人口減少という日本社会の構造的問題があり、今後さらに深刻な事態となります。これは、アウトソーシングニーズの拡大につながる一方で、人材が基盤である警備業界にとっては事業成長の制約要因ともなるため、その克服は至上命題です。ALSOKは、ビッグデータの活用と、AI・IoT・ロボットなど新技術の駆使により労働生産性を向上させ、さらには警備員・設備員のマルチタスク化による業務効率の改善などを通じて、その担い手となる「人財」の育成に努めます。

 また、自然災害については世界各地で地震・豪雨が頻発し、甚大な被害が生じました。こうした事態に対しては、いかにリスクを最小限に食い止められるかといった観点や社会的弱者への対応を含め、自助、共助、公助の観点からパブリックセクターを含めてどのように支えるかなどの対策が強く求められており、ALSOKグループとしても、総合的な警備・設備管理の事業スキームを早急に確立すべきだと捉えています。また、国土強靭化対策の一環として公共インフラの点検などにも新たな視点から貢献し、ALSOKらしいCSVにより安心して暮らせる社会に寄与していきます。

人材の確保と活躍推進

 現在ALSOKでは、グループをあげて人材強化に取り組んでいます。女性・シニアをはじめ多様な人材に働きがいを持って活躍してもらうため、さらにはワークライフバランス実現のため、「働き方改革」を積極的に推進しています。具体的には長時間労働の是正や年次有給休暇取得率向上などに向けたアクションプランを策定して、環境整備を進めています。また、社員に対しても「ありがとうの心」で接し、気持ちよく働けるよう、福利厚生の充実のみならず、パワハラやセクハラ、サービス残業などがあれば、すぐに対応するよう注力しています。さらには、ICTを活用した先進的な教育を取り入れ、専門性の高い「人財」育成に取り組むなど社員の満足度向上と能力強化にも努めています。

事業を通じた社会的課題解決への貢献

 2018年度をスタートとする3カ年の中期経営計画 Grand Design 2020(GD2020)では、2018年度からの3カ年をグループ事業のさらなる「進化」と「深化」を図り、持続的な成長を実現するための期間と位置づけました。そして、企業価値向上と事業成長への指針となる5つの基本方針を掲げて、「綜合安全安心サービス業」としグループ全体で挑み、社会のさまざまなニーズに応える事業を推進していきます。

 ALSOKのコア事業であるセキュリティ事業では、多様化する顧客ニーズに応えるため、警備と施設管理を一体化したサービスの強化・拡充のほか、高齢者、女性や小さなお子様に対して、シームレスに安全安心を守る商品・サービスの提供に注力していきます。

 また介護事業については、事業の大きな柱として育てていくため、「ALSOKの介護」として差別化を図り、より安全安心な見守りネットワーク構築へと発展させるとともに、介護領域、医療・健康領域との連携強化を進め、日本における超高齢社会に起因する課題解決に貢献してまいります。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて

 ALSOKは、創業者が1964年の東京オリンピックで大会運営に深く関わったことをきっかけに、翌1965年に創業し成長を遂げてきました。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は創業の理念の再確認の場と捉え、大会警備JV(共同企業体)の共同代表としての責務を果たすとともに、業界一丸となって「安全・安心」な大会の実現に貢献できるよう、全力で取り組んでいきます。

 来る2020年の大会警備に際しては、一からすべてを築き上げる決意で臨みます。ALSOKグループの名を汚すことのないよう、スタッフの錬成には十分配慮し、開催中のあらゆる事態を想定して、的確に対応できる警備員を配備します。全世界から集まる選手や関係者、観戦者すべての安全を日本らしい「おもてなし」とともに提供したいと考えています。

Note: ALSOKは、東京2020オフィシャルパートナー(セキュリティサービス&プランニング)です。