ニュースリリース

ALSOKとクマヒラが共同開発
設置・運用が容易な顔認証システムと連動するセキュリティゲートシステム
「フェイスラーンゲート」の販売開始について
2011年
10月
31日

  ALSOK(本社:東京都港区、社長:村井 温)と株式会社クマヒラ(本社:東京都中央区、社長:角野 博司、以下「クマヒラ」)は、クマヒラのセキュリティゲートにALSOKの顔認証システムを組み合わせた入退出ゲートシステム「フェイスラーンゲート」を共同で開発し、販売を開始することになりました。販売開始日は、2011年11月中旬を予定しております。


  顔認証システムは生体認証の一つで、指紋や虹彩などと同様に様々なセキュリティシステムで活用され始めています。ALSOKでは、歩行中の顔画像を自動的に認識して登録し、さらにその顔画像を最新の情報に自動更新できるシステムを開発いたしました。


  一方、セキュリティゲートはIDカードや生体認証などにより通行を許可するゲートのことで、近年では、オフィスビルや重要エリアの入口などへの設置が増えてきています。
  なかでもクマヒラは、2010年度グッドデザイン賞を受賞した「モードゲート」を始め、高いセキュリティ性能を有しながら、建築空間と調和するデザインも兼ね備えたセキュリティゲートを多数販売しております。


  「フェイスラーンゲート」は、ハード面・ソフト面でのセキュリティレベル、そしてハンズフリーのユーザビリティ、さらにはデザイン性を追求した今までにないタイプのセキュリティゲートです。セキュリティレベルを向上させるために、「カード認証」と「顔認証」を併用して「なりすまし防止」を行うことはもちろん、カード不要の「顔パス」により手ぶらでスムーズな通行を可能とすることも実現いたしました。
  また、カード操作による顔画像の自動登録や、加齢による再登録を不要とするための自動学習機能など、新たな仕組みを導入することで管理者と利用者双方の負担を軽減し、導入・運用しやすくいたしました。
  従来、「安心・安全」を優先するために不便さを感じていた部分を「便利・快適」に変えるシステムとなっております。


  ALSOKとクマヒラは、今後も新たなセキュリティ技術の研究開発に取り組み、「安心・安全」と「便利・快適」を共存させる商品・サービスの開発に努めてまいります。



  1 ALSOKの顔認証システムの特長

  従来の顔認証システムは、利用者の顔画像をシステムへ事前に登録する必要があったため、利用者の招集、顔画像登録作業など、初期登録の作業に大変な労力を要していました。また、人の顔は年齢により特徴が変化するため、登録者の顔画像の再登録など定期的なメンテナンスが必要でした。このように、初期登録時だけでなく、運用開始後も運用管理者と利用者の両方に負担がかかることが課題となっていました。
  そこで、ALSOK顔認証システムでは、以下の2つの方式を採用することにより、管理者と利用者の負担を軽減し、導入・運用しやすくいたしました。


  (1)カード操作による自動登録方式

  初回の顔画像登録は、自然な姿勢でカード操作を行い、ゲートを通過するだけで自動的に実施されます。カード操作を行った人の顔画像が自動で撮影され、システムに登録されるため、管理者が顔画像の登録のために利用者を招集したり、撮影作業をしたりする手間が一切必要ありません。


  (2)自動学習機能により定期的な再登録が不要に

  年齢を重ねることで顔の特徴が変化し、顔認証の精度が低下するため、従来のシステムでは、管理者が利用者を定期的に招集して顔画像を再登録・更新する作業が必要でした。
  ALSOK顔認証システムでは、認証エラーの際にカード操作を行うことで、顔認証の撮影とシステムデータの更新を自動で行います。


  【登録作業の自動化技術】

登録作業の自動化技術

  2 クマヒラのセキュリティゲートの特長

  セキュリティゲートは設置場所や要求されるセキュリティレベルによって、ゲートタイプを使い分ける必要があります。


  (1)多彩なラインナップ

  クマヒラでは9種類のセキュリティゲートをラインナップしています。独自のゲートのセキュリティ基準「GSL(Gate Security Level)」を定め、様々な状況を想定したセキュリティゲートの開発を進めています。


  (2)建築基準に馴染むグッドデザイン

  従来のセキュリティゲートは、犯罪を抑止する意味でも「丈夫で仰々しいこと」が必要な要素でした。最近ではオフィスビルや文化施設のエントランスに設置するなど、デザイン性を要求されるケースが増えています。クマヒラではデザイナーが設計に携わり、6種類のセキュリティゲートでグッドデザイン賞を受賞しています。


  【設置イメージ】

  ・ユニゲート

ユニゲート

  ・ツインゲート

ツインゲート

  【運用イメージ】

  ・自動登録

運用イメージ・自動登録

  ・らくらく退室

運用イメージ・らくらく退室

  3 販売価格
    システム一式550万円 ※ツインゲート1通路設置の場合
    (ゲート数など、構築するシステム内容により価格は変動いたします)
    (施工費・設置調整費別途)


  4 販売エリア
    全国


  5 販売目標
    両社で、年間300システム 20億円


  6 販売開始日
    2011年11月中旬を予定


  7 参考

  【ALSOK 会社概要】

 社名  綜合警備保障株式会社
 設立  1965年7月16日
 本社所在地  東京都港区元赤坂1-6-6
 代表者  社長 村井 温
 資本金  186億7,501万1,600円(2011年3月31日現在)
 従業員数  連結27,790人、単体12,812人(2011年3月31日現在)

  【クマヒラ 会社概要】

 社名  株式会社クマヒラ
 設立  1944年3月13日
 本社所在地  東京都中央区日本橋本町1-10-3
 代表者  社長 角野 博司
 資本金  4億5,000万円(2011年3月31日現在)
 従業員数  620名(2011年4月1日現在)


以上

この件に関するお問い合わせは
ALSOK 広報部

mail : alsokinfo@alsok.co.jp
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