ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、日本の農業および農作物を守るため、鳥獣被害防止事業に参入いたします。
近年、シカ・イノシシ・サルなどの野生鳥獣による農作物被害が深刻化・広域化しており、国および多くの自治体がさまざまな対策を講じているものの、2011年度には全国の被害金額が226億円※にのぼるなど、依然として大きな社会問題となっています。 ※農林水産省発表
一方で、野生鳥獣を捕獲するための「わな」の設置が全国的に進んでいますが、見回りや捕獲の際の自治体担当者や猟友会などの作業負担が大きいため、効率的な運用が課題の一つとなっています。そこでALSOKは、鳥獣被害防止事業の第一弾として、「有害鳥獣捕獲わなの監視装置」の取り扱いを開始することといたしました。
本装置は、わなが作動すると自動起動してメールを送信し、管理者にわなが作動したことをお知らせします。管理者がわなの作動状況を把握できるため、わなの見回りにかかる労力の低減や稼働率の向上が期待できます。
なお、本装置はすでに千葉県富津市の農園で試行導入されており、好評を得ております。
ALSOKは、今後も暮らしの中の安全・安心に繋がるサービスを提供してまいります。
記
1 「有害鳥獣捕獲わな監視装置」概要
鳥獣等が「わな」にかかってセンサーが作動すると、作動した「わな」と「時間」を事前登録した管理者宛にメールで通知します。(カメラ付きタイプは「画像」も送信)
2 販売開始日
2013年8月1日(木)
3 販売価格
一式 95,000円(税抜き)〜
4 仕様等
※複数のわなが監視できる無線分岐モデルも用意しています。
(監視装置1台で、わな4つまで監視可能。監視装置本体⇔わなの距離は、約300mまで)
5 販売エリア
全国
6 導入事例
鳥獣被害対策基盤支援事業(鳥獣被害防止総合対策交付金)の一環として、2012年12月より千葉県富津市の農園において本装置を試行導入しています。担当者の方からは「見回りする前にわなが作動しているかどうかがわかるので、事前準備できて二度手間を減らせた」「誤動作であることをあらかじめ確認できるため、見回り計画が立てやすい」など、ご好評を頂いています。
7 今後について
ビニールハウスで栽培している高級作物の監視システムへの応用やコンサルティング業務など、日本の農業・農作物を守るさまざまな方法・施策を検討してまいります。
以 上