トップメッセージ

株主の皆様には、平素から格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの第55期第2四半期(2019年4月1日~2019年9月30日)の概況についてご報告申し上げます。

事業環境について

 当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、米中貿易摩擦等の影響を受け、大企業製造業を中心に企業の業況判断が悪化しています。加えて、中国経済の減速、英国のEU離脱問題をはじめとする欧州経済の混迷、半島情勢や中東情勢に見られる地政学的リスク、不安定な金融市場等を背景に、景気の先行き不透明感もさらに強まっています。
 国内治安情勢につきましては、刑法犯認知件数は年々減少を続けているものの、高齢者・障がい者等を狙った凶悪な犯罪や特殊詐欺、ストーカー犯罪、登校中の子どもを狙った無差別殺人事件や女性に対する犯罪、高齢者ドライバーに起因する交通事故、7月には多数の死傷者を出した放火殺人事件が発生するなど身近な犯罪や事故が後を絶たない状況です。
 また、9月以降、台風などの甚大な被害をもたらす自然災害が相次いでいるほか、国際テロ、サイバー犯罪や情報漏えい等、社会を取り巻くリスクは多様化しています。

決算概要について

 このような情勢の中、当社グループは、2018年5月策定の中期経営計画「Grand Design 2020」に掲げたとおり、お客様と社会の安全・安心を支える「綜合安全安心サービス業」を目指して、多様化・高度化する一人一人のお客様と社会の安全・安心ニーズに応えるべく、セキュリティ事業とその関連事業の進化・深化に取り組んでいます。当社グループでは、ウェアラブルカメラなどのICT機器を装着した警備員「ALSOKハイパーセキュリティガード®」をはじめ、センサーや監視カメラ、ロボットなどさまざまなICT機器を駆使して立体的・複合的に監視する「ALSOKゾーンセキュリティマネジメント®」、会場スタッフ全員が「警備員の目」を持ち、セキュリティ共同体としてネットワーク化されたイベントの安全・安心な遂行を支える「ALSOKスタッフ等連携システム™」等を導入し、より迅速な、そしてより広範囲にわたる警備力の向上とコストの最適化を実現させるサービスの展開を図っています。
 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高は2,252億4百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は162億22百万円(前年同期比16.9%増)、経常利益は172億56百万円(前年同期比18.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は105億74百万円(前年同期比20.0%増)となり、中間期ベースでは売上高、利益ともに過去最高を更新しました。

主な取り組みについて

 主力のセキュリティ事業につきましては、侵入、火災、設備等の監視、管理を備えたスタンダードなセキュリティシステム「ALSOK-ST(スタンダード)」、スタンダードな機能に加え、画像監視、出退勤情報等の閲覧、設備の遠隔操作をWeb上で行える機能等を備えた「ALSOK-GV(ジーファイブ)」、少子高齢化が進む社会に貢献するサービスとして高齢者を見守る「HOME ALSOK みまもりサポート®」等の拡販に努めました。
 綜合管理・防災事業につきましては、グループ内での連携強化による各種施設の維持・管理・運営に関する総合的なマネジメント業務に注力し、介護事業につきましては、施設の稼働率向上に取り組みました。
 また、常駐警備の高度化・効率化を実現する新たな警備ロボット「REBORG®-Z」の販売を開始したほか、経済産業省の「キャッシュレス・消費者還元事業」において、警備会社として唯一、B型決済事業者に指定され、QRコード決済サービスの提供にも取り組みました。

今期の見通し

 当社グループの第55期の連結業績予想は、売上高4,650億円(前期比4.8%増)、営業利益346億円(前期比7.2%増)、経常利益365億円(前期比7.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益230億円(前期比3.3%増)を見込んでいます。
 株主の皆様におかれましては、何卒今後とも変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

2019年9月