重要テーマ4 信頼される警備サービス

社会からの高い信頼、倫理観や規律性が要求されるALSOKでは、コンプライアンスや事業継続への取り組みを最重要課題と捉え、さまざまな取り組みを進めています。

SDGsとのつながり
目標4:質の高い教育をみんなに/目標11:住み続けられるまちづくりを/目標16:平和と公正をすべての人に

コンプライアンス教育の徹底

グループ全体でのコンプライアンス推進

 ALSOKは、コンプライアンス担当役員を委員長とするコンプライアンス委員会を組織し、2002年に制定したコンプライアンス規程(現コンプライアンス規則)に基づき、役員を含む全従業者に対する法令遵守の意識醸成と周知徹底に努めています。そしてコンプライアンス運動、教育研修などを通して、グループ全体でのコンプライアンス推進に取り組んでいます。

 またALSOKは、ハラスメント・会社内不正行為の通報、相談の窓口として2004年4月に「ALSOKホットライン」を設置し、社員などが会社に関わる違法行為、不正行為および反倫理的行為に遭遇した際、不利益な扱いを受けることなく内部通報が可能な体制を構築しています。(1)通報者の保護、(2)不利益な取り扱いの禁止、(3)匿名通報の3つを通報制度の基本とし、違法行為・不正行為の早急な顕現を促し、企業価値を守っています。「ALSOKホットライン」の利用は2018年3月末現在、グループ全体で74社にまで拡大しています。

社員に配布している冊子
社員に配布している冊子
2018年3月期のコンプライアンス運動
期間 テーマ
4~5月 過重労働およびサービス残業の防止に向けた労務管理の徹底
6~7月 コンプライアンスについて
8~9月 交通に関する法律や会社規則の遵守
10~11月 保険代理店としてのコンプライアンスの徹底
12~1月 営業関連の法令遵守
2~3月 適切な情報システムの取扱による情報漏えい防止の徹底

情報資産の保護・管理

情報セキュリティへの取り組み

 警備請負契約などを締結する際に、お客様の重要情報をご提供いただくALSOKグループにとって、情報資産の保護・管理体制は重要な経営課題です。2004年より「情報セキュリティ基本方針」を定め、役員を含む全従業者、保有するすべての情報資産に適用するとともに、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO27001」の取得を推進しています。2018年3月末現在、グループ全体で17社が認証を受けています。さらに重大な情報セキュリティインシデントの発生に備え、社内にCSIRT(Computer Security Incident Response Team)体制を整えています。

 ALSOKグループでは、サービスの提供に必要なシステムや社内システムなどに対して、定期的にセキュリティ診断を実施しています。また、日夜変化するサイバー攻撃に全社員が適切に対応できるよう、訓練用の標的型メールを定期的に送信し、信用失墜や経営責任の追及など、ALSOKグループの根幹を揺るがしかねない脅威の早期発見と拡大防止に努めています。

 さらには、信頼・信用を基本にお客様の生命と財産を守る警備会社として、より高いレベルでの個人情報管理を目指し、2013年7月に「プライバシーマーク®」を取得しました。

警備品質・お客様満足の向上

社内競技会や品質改善活動の実施

 ALSOKグループでは、警備品質の向上を目的に「綜合警備連盟品質向上競技大会」を開催しています。2017年11月の第8回大会では、各地域の予選を勝ち抜いた総勢210人が17競技において日々の業務の中で磨き上げた技能を競い合いました。語学対応、手荷物検査の競技は、国際的な会議やスポーツイベントなどによる訪日外国人の増加を見据えて、多言語や車いす利用者を想定した内容で実施されました。介護サービスの品質向上については、2017年10月に「ALSOK介護グループ会社品質向上発表会」の第2回目を開催し、グループ間での優れた事例の共有を図っています。

語学対応競技
語学対応競技
手荷物検査競技
手荷物検査競技

 その他にも、さまざまな形で品質向上に向けた取り組みを行っています。例えば、達成すべき目標を数値化した「ALSOK基準」を定めて、コンプライアンスや顧客サービス品質を管理しています。また、「お客様の声」(ALSOKグループに対するお客様または一般の方からの苦情や感謝の声)をもとにした品質改善活動も進めており、 2017年は、「女性の一人暮らしのお客様には、原則女性の警備員・技術員が対応する」という施策を実施しました。寄せられた「お客様の声」に関する情報は、社内の電子掲示板に「CS掲示板」という専用ページを設け掲載し、お客様サービス推進活動情報の共有化を図ることにより、ALSOKグループのお客様満足度のさらなる向上を目指しています。

ALSOKに集約される「お客様の声」の内訳(2018年3月期)
  • 感謝の声
    3,065
  • 苦情の声
    1,009

事業継続マネジメント

事業継続計画(BCP)と災害への備え

 ALSOKでは、大規模地震、台風などの自然災害やシステム障害、テロ、新型感染症など幅広い事態を想定した事業継続計画(BCP)をベースに、2014年3月に事業継続マネジメントシステムの国際規格「ISO22301」の認証を取得し、あらゆるリスクへ対応できる体制を構築しています。災害が発生し被害が拡大する可能性がある場合や大きな災害が予知・予測されたときには、災害対策連絡室を速やかに設置する体制を整えています。2018年3月期には地震や台風などの自然災害に対応するため、災害対策連絡室を計9回設置し、災害への早期対応を行いました。

 具体的な災害対策としては、独自の災害用マニュアルを作成するとともに、より実効性の高い対策を目指して、実際の災害で使用した結果を反映させています。2017年は、災害対策マニュアル(準備編、発生時対応編、知識編)、災害対策連絡室マニュアルなどを改訂しました。さらには、災害発生に備えて、総合防災訓練(年2回)の他、徒歩参集や安否確認(年4回)などの訓練を実施しています。また、各事業所は、地域社会の一員として地元と連携した災害・防災訓練を実施して万一の災害に備えています。例えば、警送近畿支社では、大阪の東成消防署と合同で屋内消火栓による放水訓練、担架を使用しての負傷者搬送、AEDを用いた心肺蘇生などの訓練を行いました。

消防署との合同防災訓練
消防署との合同防災訓練