サプライチェーン・マネジメント
サプライチェーン・マネジメント
ALSOKグループは、変化する時代と社会の要請に応え、人権・労働、汚職・腐敗、地球環境保全など、さまざまな課題解決の一助となるべく取り組んできました。しかし、この取り組みはALSOKグループの努力だけで完結するものではなく、取引先をはじめ、すべてのステークホルダーの皆さまのご理解・ご協力のもと実現するものであると考えています。
こうした考えに基づき、ALSOKグループでは、取引先との連携をより一層密にしながら、調達や機器の設計・ 開発などに取り組んでいきます。
CSR・サステナビリティ調達指針
取引先を含めたサプライチェーン全体で地球環境保全や人権・労働、汚職・腐敗などのさまざまな課題解決に取り組むため、2022年、「CSR・サステナビリティ調達指針」を新たに制定しました。この指針への賛同を、調達先としての新規契約の条件としています。
取引先と協力して資源の有効活用や廃棄物の発生抑制など、地球環境保全に積極的に取り組むとともに、人権に関する国際規範を踏まえ、サプライチェーン全体の人権の尊重を推進しています。
2022年には、「CSR・サステナビリティ調達指針」に基づき、警備機器の既存調達先290社に対して環境保全や人権侵害リスクへの取り組み状況に関するアンケートを実施しました。この結果を踏まえ、各調達先の取り組み状況に応じて、フォローアップや講習会の開催など、必要な対策を検討してまいります。
環境配慮設計
警備機器などの委託開発においても、環境保全に貢献していくことを目的として、社内ガイドライン「環境配慮設計に関わるガイドライン」を策定しました。
本ガイドラインに基づき、取引先と協力して、製品を設計・開発する際の環境配慮設計の検討、納入製品の有害化学物質の使用制限、長寿命化、梱包材の再資源化などに取り組み、より一層、環境保全に貢献していきます。
ALSOKグループのCSRに関するお取引先へのお願い
現代社会は、持続可能性を脅かす厳しい状況に置かれ、様々な問題に直面しています。グローバル化により企業活動の場がボーダレスになる一方、差別や労働環境の問題が浮かび上がり、企業の社会的対応が問われるようになりました。また、利潤の追求を重視して発展してきた世界経済は地球温暖化をもたらし、生態系の破壊と資源の枯渇を招き、様々なエネルギー問題をも引き起こしています。そのような背景から、世界は、国や企業の社会的・環境的責任を促進するため、すべての事業活動において、国の法律、規則、および規制を遵守することは基より、国際的に認知された基準を尊重することを求めるようになりました。
私たちALSOKグループも、世界人権宣言を尊重し、「ILOの中核労働基準」及び「ビジネスと人権に関する指導原則」に準拠することで、ステークホルダーの利益を守り、パリ協定により採択された地球温暖化対策の一助となるべく環境活動に取り組み、責任ある企業としてリーダーシップを発揮していきます。
私たちは、これまでも強い使命感のもと「ありがとうの心」と「武士の精神」という2つの基本精神を掲げ、『あらゆる「安全・安心」のご要望にお応えするために、24時間365日対応可能なネットワークを活用して社会とお客様を守る』という事業モデルによりCSVを実践し、変化する時代の中で社会課題を解決し続けCSRを推進してきました。しかし、この取り組みは、弊社グループの努力だけで完結するものではなく、すべてのステークホルダーの皆様のご理解とご協力をいただくことで実現するものであると考えています。
こうした考えに基づき、この度弊社グループでは、「ALSOKグループのCSRに関するお取引先へのお願い」を作成しました。お取引様には、ALSOKの考え方を理解していただき、ともに持続可能な社会の実現に取り組んでくださることを切願いたします。
サプライヤー様とのコミュニケーション
2019年12月、ALSOKでは警備業務の主要なサプライヤー157社*に対し、CSRの考え方や趣旨をご理解・ご賛同いただくことを目的に、「ALSOKグループのCSRに関するお取引先へのお願い」を送付し、多くのサプライヤー様からご賛同賜ることが出来ました。今後、人権・労働・環境等の国際的なガイドライン等を勘案し、取引量や取引内容、人権や労働の観点で重要なサプライヤー様を位置づけ、説明会の開催やアンケート調査、個別訪問なども視野に入れた活動を積極的に実施し、サプライチェーン全体でCSRの取組みレベルが向上するように努めてまいります。
- ※国内の常駐警備業務に関連するサプライヤー様
