ALSOK(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭)は、、2017年12月より、インターネットリテラシーがまだ十分に身に付いていない小学生が犯罪やトラブルに巻き込まれるのを防ぐための取り組みを行っています。
これは、当社の社会貢献活動「ALSOKあんしん教室(※)」の一環として新たに取り組みを開始したもので、これまでに東京都、神奈川県の小学校3校9クラスで実施。今後、授業を受けた児童の反応や先生方の意見などを基に指導内容の改善を図り、順次、実施対象を拡大していく予定です。
記
1 授業の概要
最初に、インターネットに触れる上で知っておくべき特性について学習します。その後、「SNSでの個人情報公開」、「ネットを通じた面会の誘い」、「他人に迷惑をかける行為」など様々な事例を基に、それぞれ何がいけないか、どういう事態に発展するか、どうすれば危険を回避できるかについてグループで考察し、発表を行います。
また、インターネットを介した犯罪やトラブルの未然防止に役立ててもらうため、情報を送信する際に留意すべき5つのポイントをまとめた覚え言葉「か・き・く・け・こ」を紹介します。
2 覚え言葉「か・き・く・け・こ」
インターネットで情報を送信する際に確認すべき5つのポイントの頭文字を並べた、ALSOKオリジナルの覚え言葉です。
「か」・・・顔がはっきりうつっていないか
悪意を持った人に狙われるきっかけになる。肖像が勝手に使用されるリスクがある。
「き」・・・禁止されていることではないか
著作権、肖像権等のルールについて知り、遵守すること。また、親と交わした約束を破ってはいけない。
「く」・・・暮らしている場所が知られてしまわないか
住所はもちろん、自分の生活圏が知られてしまう情報を載せない。写真に写りこんだ景色や文字等にも注意。
「け」・・・ケータイ番号など連絡先を教えても大丈夫か
自分の連絡先を知らない人に教えたり、公開してはいけない。これらを騙し取ろうとする罠もあるので注意。
「こ」・・・困らせたり、迷惑がかかったりしないか
人の嫌がること、迷惑になることをしない。場合によっては炎上などのトラブルに発展する。
3 参考
2016年4月から翌年3月までの間に「ALSOKあんしん教室」を実施したクラスの担任の先生を対象としたアンケート(回答数:700名)では、「インターネットに関するリスクのうち、小学生のうちに学校で学んだほうがよいと思うのは?」という質問に対して、以下のような回答を得ています。
アンケート結果によると、児童が「情報を発信する立場」となった際に必要なリテラシーの教育に比較的高いニーズが見られたため、情報発信のシーンに重点を置いた学習内容としました。
※「ALSOKあんしん教室」とは
ALSOKが社会貢献活動として取り組む小学生向け出前授業です。「守りのプロ」である当社社員を講師として小学校に派遣し、防犯や救急に関する授業を行っています。
2004年からスタートし、これまでに延べ141.4万人以上の児童が参加しました(2017年12月末時点)。
ALSOKあんしん教室Webサイト https://www.alsok.co.jp/company/society/ansin/
以 上