AED講習の内容とは?AED導入で満足せず一時救命処置を学びましょう

AED
2023.11.07

公共施設や公共交通機関等、人が多く訪れる施設や高齢者の多い老人ホームのほか、企業のオフィスでもAEDの導入が進んでいます。しかし、AEDを導入するだけでなく、実際の場面で慌てず適切に使用できるよう、知識を身につけておくことも重要です。

この記事では、AEDの使い方を学ぶ重要性や講習内容、中小企業におすすめの講習サービスについて解説します。

目次

AEDの使い方を学ぶ重要性

日本ではAEDが急速に普及しており、さまざまな場所に設置されています。事故や急病は突然起こるため、いつ、どこで救命処置を必要とする場面に遭遇するか分かりません。実は、総務省が公表している資料によると、2021年中の119番通報してから救急車が現場に到着するまでの時間は全国平均で約9.4分かかっており、この数分の間に救命処置を行うかどうかが傷病者の救命率を大きく左右することがうかがえます。
救命処置に用いるAEDは、誰でも使用できるように設計されており、音声によって使用方法や手順を説明してくれます。しかし、実際の救命の場面では気が動転してパニックになってしまうこともあるため、知識があるのとないのとでは状況が異なります。AEDの使い方や手順を身に着けておくことで、いざというときに落ち着いて救命処置を行えるようになるのです。

AEDの使用により1カ月後の生存率が上昇

救急車が到着するまでに一般市民によって適切に救命処置されると、より高い救命効果が期待できることが報告されています。2021年のデータによると、AEDが使われた場合、1カ月後に生存している人の割合は約半数にのぼります。これに対し、AEDが使われなかった場合、その割合は1割未満です。またAEDを使うことで、1カ月後に社会復帰した人の割合も高いことが分かっています。以上の点から、救急車が到着するまでに救命処置を実施できるかがいかに重要であることが分かるでしょう。

救命講習で主に学べるもの

AED講習

いざという時に救命処置が行えるよう、AEDの使用方法を知っておくことも大切です。
救命講習では、緊急時の応急処置に役立つ知識やスキルを習得することが可能です。ここでは、救命講習で学べる主な内容について解説します。

AED(自動体外式除細動器)の使用方法

AEDを使用して救命処置を行うためには、周囲の安全確認や一次救命処置(BLS)等の一連の流れを把握し、その上でAEDの電源の入れ方や電極パッドの貼り付け位置、必要に応じて電気ショックを実施するといった正しい使用方法や知識を身につけておくことが大切です。
AEDの講習は、トレーニング用の人形を用いて反応の確認や呼びかけ、心肺蘇生等を含んだ内容の講習を受けられることが多いです。そのため、人が倒れていて意識がないという緊急を要する場面に遭遇した時にどのような行動をとるべきか、一連の流れを学ぶことができます。

一次救命処置(BLS)の手順

一時救命処置(BLS)は心肺蘇生やAEDを用いた除細動等、心臓や呼吸が停止した傷病者に対してその場にいる人が救急隊や医師に引き継ぐ間に行う応急手当のことをいいます。
一次救命処置(BLS)の手順は、心肺停止または呼吸停止の傷病者に対して、耳元で声をかけて反応の確認や呼吸確認、119番通報を行うとともに、傷病者の気道確保、人工呼吸および胸骨圧迫を行うことです。119番へ通報してから救急車が到着するまでの間で適切な処置を行うことで、傷病者の救命率が大きく変わります。
専門的な器具や薬品等を使わない処置のため、正しい知識と適切な処置の方法を知っていれば、誰でも行うことができます。一次救命処置(BLS)は、傷病者の社会復帰に大きな役割を果たすため、手順や実施方法を講習で身につけておきましょう。

心肺蘇生の実施方法

突然人が倒れ、呼びかけても反応がない場合や呼吸が確認できない場合は「心停止」を疑います。
心肺蘇生は、全身に血液を循環させる胸骨圧迫を30回、酸素を含んだ空気を体内に送り込む人工呼吸を2回絶え間なく続けることで心臓の動きや呼吸を助けます。心肺蘇生は時間との勝負になるため、適切に行動できるように正しい実施方法等を習得します。

救命講習はどこで受けられるのか

ここでは、救命講習を受けられる団体をご紹介します。各団体によって講習の開催場所や費用、スケジュール等が異なるため、事前に確認しておきましょう。

消防署

お近くの消防署はもちろんのこと、全国の消防署で救命講習を受けることができます。各地域によって講習頻度や費用、スケジュール等が異なり、居住もしくは勤務先の地域の消防署でなければ講習を受けられないといった条件付きの場合もあるため、消防署へ確認してみてください。

AEDメーカーや販売会社

AEDメーカーや販売会社が行っている講習もあり、AEDの導入時だけでなく、導入後も講習を受けられる場合があります。独自の講習プログラムを組んでいるところが多く、メーカーや販売会社によって講習場所、費用、スケジュール等が異なるため、直接問い合わせて確認しましょう。

日本赤十字社

日本赤十字社では「救急法」「水上安全法」「雪上安全法」「幼児安全法」「健康生活支援講習」の5つの講習を行っています。そのうち救急法では、一次救命処置の手順、AEDの使用方法、心肺蘇生の実施方法等、幅広い知識を学ぶことができます。
講習は全国の支部や赤十字施設で開催しており、各都道府県支部のホームページから受講可能な場所、日程を確認したうえで申し込みが可能です。なお、受講費として教材費等が自己負担となります。

出典:日本赤十字社

MFA JAPAN

MFAとはメディック・ファーストエイドの略で、アメリカで最初に始まった応急救護手当の訓練プログラムです。全国のトレーニングセンターまたはカルチャーセンターで受講可能です。コアコース(基本コース)、サプルメントコース(追加補強コース)等、受講者のニーズに合わせてプログラムを選択することができます。費用と日程は各施設によって設定されているため、トレーニングセンターまたはカルチャーセンターに問い合わせてみましょう。

出典:MFA JAPAN

ALSOKならAEDの導入から管理・講習までをトータルサポート

AEDマーク

AEDの導入を検討している企業の中には「どのAEDがいいのか分からない」「どこにAEDを設置すればいいか分からない」「導入したもののどうやって使うのか分からず不安」と悩んでいるケースも多いのではないでしょうか。

ALSOKでは、AEDの販売から管理、講習までをトータルサポートいたします。ALSOK独自の資格を取得した講師による心肺蘇生法(CPR)の基本とAED(自動体外式除細動器)の使用方法を実技で学べる講習会も実施しており、導入後も24時間365日サポートいたします。
また、豊富な警備実績で培ったノウハウを活かした万全の管理体制により、消耗品の交換時期が事前に通知されるため、いざというときも安心してお使いいただけます。

AED導入をご検討中の企業様は、ALSOKにお問い合わせください。

まとめ

今回は、AEDの導入や使い方を学ぶ重要性、救命講習の内容について詳しくご紹介しました。AEDを使った救命処置により命が救われた事例は多数あり、駅や空港、学校、病院、介護施設等、多くの人が利用する施設への設置が進められてきました。そのほか、商業施設や企業のオフィス等にもAEDの設置を検討する必要性があるでしょう。
「自社にAEDを設置したい」「AEDの導入だけでなく使い方の講習も受けたい」と考えている場合は、ぜひALSOKにご相談ください。