事業報告

当社は創業60周年を迎えるにあたり、社名を「ALSOK株式会社」に変更しました。
拡大するお客様と社会の安全・安心ニーズに応えるべく、新たなサービス提供に取り組んでまいります。


株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当社グループの第61期中間期(2025年4月1日~2025年9月30日)の概況についてご報告申し上げます。

事業関係について

当中間連結会計期間における我が国経済は、米国の通商政策が一部産業に影響を与える中で企業収益の改善に足踏みがみられるものの、個人消費や設備投資の持ち直しを背景に緩やかな景気回復が継続しました。

警備分野においては、政府の「経済財政運営と改革の基本方針2025」に示されているように、自然災害からの復旧・復興や「安全・安心な社会」の実現等に取り組むとされているほか、サイバー空間の脅威、高齢者、女性、子ども等の社会的弱者が被害に遭うことへの懸念、街中での犯罪や事故の増加、インフラ老朽化などを背景に、警備業界に対する社会の期待は高まっており、当社グループに対しては、警備を含むトータルでの安全・安心に関するサービス提供が求められております。

決算概要について

このような情勢の中、当社グループは、持続可能な社会への貢献を目指し、社会の安全・安心に関するサービスを行う事業者として、適切にサービス提供を継続してまいりました。今期最終年度となる「Grand Design 2025」に掲げておりますとおり、「社会の多様な安全・安心ニーズに対応する強靭な綜合安全安心サービス業」を目指して、リスクが多様化する中で拡大するお客様と社会の安全・安心ニーズに応えるべく、警備・設備・介護等の多様なサービス機能を組み合わせた新たなサービス提供に取り組んでおります。

以上のような取り組みを続ける中、当中間連結会計期間における当社グループの連結業績は、前期と比較して順調に改善し、売上高は2,913億円(前年同期比10.7%増)、営業利益は225億円(同47.6%増)、経常利益は238億円(同43.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は146億円(同48.3%増)となりました。

今後の見通し

当社グループの第61期の連結業績予想は、最近の業績動向を踏まえ、2025年5月13日に公表した業績予想を上方修正し、売上高5,980億円(前年同期比8.4%増)、営業利益485億円(同20.6%増)、経常利益515億円(同19.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益329億円(同21.4%増)を見込んでおります。

2025年12月