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秋の行楽シーズンに潜む危険!最恐生物・スズメバチに注意

2014年10月01日時点の情報です

お子様向け

いよいよ楽しい行楽シーズンまっさかり。しかし油断できないのが、日本最恐の野生生物 とも呼ばれるスズメバチ! 通常は手を出さなければ刺されることはありませんが、秋シーズンだけは別。彼らの繁殖期となるこの時期は、巣のそばを通っただけで襲撃してくることも……。“秋のスズメバチ対策”をおさらいしましょう。

秋の山道や遊歩道では、ふとした拍子にスズメバチの大きな巣に遭遇することがあります。秋のスズメバチは非常に危険で、
巣の近くを通っただけで刺されてしまうことも少なくありません。もし巣を見つけたら、速やかにその場から離れましょう。

そもそもスズメバチとは、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチなどの総称です。

彼らはハチの中でも大型で、獰猛な性格が特徴。女王バチを中心に社会を形成し、巣を守るために大型動物をも攻撃します。

「ハチが大型といっても、せいぜい3センチくらいでは?」と思うかもしれません。しかし、その数センチのハチが、実は「日本で最も危険な野生動物」とされているのです。

スズメバチの被害の多くは8~10月に集中。熊や毒蛇の被害より、スズメバチによる死亡例の方が多いとされています。特に9月は働きバチが増え、巣が拡大して活動的になるシーズン。最もハチの被害が多く、危険な時期なのです。

最も凶暴といわれるオオスズメバチは、草木の繁みや樹洞などに巣を作ります。一方、コガタスズメバチは生け垣や庭木、キイロスズメバチは軒下や屋根裏が主な場所。両種はコンクリートの建造物に巣を作る柔軟性も備えているため、“都市型スズメバチ”ともいわれています。

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ハイキング中はもちろん、街中でも油断はできないんだね。

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しかも、秋は凶暴なオオスズメバチが他種のスズメバチの巣を襲い、幼虫やさなぎを餌として持ち帰る時期でもあります。そのため、襲われる側であるほかのスズメバチたちも非常に神経質になっており、少しの刺激で人を攻撃してくることがあるのです。

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山賊みたいなハチだねぇ! そりゃあ、ほかのハチも怒るよ。人の被害も出てるの?

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今年8月には、山梨県甲府市で高校生のサッカー部員11人が遊歩道をランニング中にスズメバチに襲われ、病院に運ばれました。

さらに、同月に神奈川県横浜市では森を散策中だった40~80代の男女18人が肩や腕を刺される被害に遭っています。付近からスズメバチの巣が見つかったことから、このハチが犯人と見られています。

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巣の近くを通っただけでイラついて刺してくるってヤクザすぎるよぉ……。
あれ、また一匹近づいてきた。もうっ、しつこいなぁ!

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もしハチが近づいてきても、大声を出したり、手で振り払ったりしてはいけません。ハチを刺激しないよう、静かにやり過ごすことが重要です。もしかすると、その辺りにも巣があるのかもしれません。

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★巣が近くにあるときのサイン

・相手の周りをしつこく飛ぶ


・相手に狙いを定めるように空中で止まる


・カチカチと威嚇する音をたてる


・あたりに飛びかうハチの数が急に増える


・一定の方向に飛び始める

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こんな時は動きをとめて、静かにその場を離れましょう。手で振り払うと攻撃してくることがあるのでご法度です。肌や食べ物の上に止まろうとしているのを払う時も、なるべく“そっと”が鉄則です。

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じゃあ、もし刺されちゃった時はどうすればいいの?

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★刺されたときの応急処置

1.毒を取り除く

刺されたらすぐに毒を絞り出す、あるいは吸い出すことで、体内に取り込まれる毒の量をできるだけ抑えましょう。

2.傷口を冷やす

はれや痛みがある場合は、刺された場所を氷などで冷やします。そして、すぐに病院に行きましょう。

3.薬を使う

はれや痛みがひどいときは、ステロイド軟膏を塗ったり、抗ヒスタミン剤を服用します。これらは病院で処方してもらえます。

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なお、「ハチに刺されたらおしっこをかけると良い」という俗説がありますが、これは完全に間違いです。効果がないばかりか、傷口から細菌が入り込むなど有害となるため、絶対にやめましょう。

「刺されても痛いだけで、命に別状はないだろう」と侮ってはいけません。ハチの毒は、「アナフィラキシーショック」という、命にかかわる重篤なアレルギー反応を引き起こすことがあります。

★アナフィラキシーショックとは

アナフィラキシーショックとは、薬物等のアレルギー反応で極めて短時間(数分~30分以内)に生死に関わる重篤な症状が出ること。ハチ毒によるショック症状は顔、頭、首を刺された時に多く発症し、10分以内に症状が現れるといわれています。

ハチによる死亡事故は、全国で毎年数十件発生しており、そのほとんどがこのアナフィラキシーショックが原因と考えられています。

特徴は、じんましんや発汗、吐き気、頭痛、腹痛など、刺された場所以外に「全身」の症状が出ること。直接の死因として多いのは、喉(上気道など)のむくみによる窒息死とされています。

もし、刺された人に全身症状が見られる場合は、すぐに救急車を呼びましょう。一刻も早く病院で応急手当を受ける必要があります。

また、ハチ毒アレルギーがある場合やアナフィラキシーのリスクがある場合は、万一の時に備えて、あらかじめアドレナリン自己注射薬(アナフィラキシー補助治療剤)を携帯しておくのも一つの手。これは医師の処方で入手できます。

それでは、秋の山やレジャーにお出かけする際、スズメバチの被害を防ぐために気を付けるべきポイントをまとめました。

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★秋の山にお出かけするときのチェックリスト

null ファッションは「長そで」「長ズボン」「帽子」

ポイント:肌の保護はアウトドアの基本! 肌の露出は最低限にして、スカートの着用も避けましょう。

null ファッションカラーで「黒」はNG、「白&黄色」が安全

ポイント:黒は天敵のクマを連想するためか、ハチはまず黒いものを攻撃します。その点、白&黄色は安全色とされています。

null ハチの襲撃に役立つ「ハチ用の殺虫スプレー」

ポイント:多数のハチの攻撃に晒された時、殺虫スプレーをかければ被害を最小限に食い止められる可能性も。

null 化粧品や香水などは使用しない

スズメバチに攻撃行動をもたらす警報フェロモンの成分が含まれていることがあるため、使用は避けましょう。

null 刺されたときに使える「ポイズンリムーバー」

ポイント:ハチ毒を吸い出すことができる市販の器具。ハチ毒アレルギーがある場合は「アナフィラキシー補助治療剤」も持っておくとよいでしょう。

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ちなみに、蚊などに効く一般的な虫除けスプレーは、ハチには効果がありませんのでご注意ください。秋ならではの美しい景色を安心して堪能するためにも、スズメバチに対する安全の準備は怠らないようにしましょう。

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