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空き巣に狙われやすい家、狙われづらい家の違いって?
2012年10月01日時点の情報です
仕事が終わって、ほっと一息。「ただいま~」と、我が家に戻ってくると、心がほっと落ち着きますよね。このように、普段は何気なく玄関の扉を開けて家の中に入っていますが、あえて泥棒になったつもりで見てみると、「あれ? 意外と簡単に入れてしまうんじゃ?」というような発見があったりします。空き巣に入られづらい家、入られやすい家の違いって、どんなところにあるのでしょうか?
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そもそも空き巣とは、入居者の不在時を狙って家に侵入し、金品を目的とする窃盗のこと。警視庁のデータによると、平成23年の東京都内における侵入窃盗の件数は8,042件で、「侵入窃盗の手口別発生状況」を見ると、空き巣が占める割合は42.1%。もっとも大きな割合を占めています。
住宅の内訳で見ると、一戸建住宅が23.5%、中高層住宅(4階建以上)が10.1%、その他の住宅が24.7%となっています。たとえどんなタイプの家であっても、泥棒は狙っているのです。「ウチは安全だ」と過信せず、もう一度空き巣対策を見直しましょう。
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実際、泥棒が空き巣に入る家を決める時、どんなところを観察しているのでしょうか。ポイントを整理してみましょう。
1)留守かどうか
家の中に人がいると、泥棒はゆっくり金目のものを探すことはできません。家の外から泥棒はどんなところを観察しているのでしょうか? 具体的に見てみましょう。
日が暮れても玄関や室内の電灯が消えていると、留守なのがすぐわかります。帰りが遅くなるときは、消費電力の少ないLED電球などをつけっぱなして外出するのが効果的。
新聞や手紙が溜まっていると、不在だと判断できます。旅行などで数日間留守にする場合には、必ず新聞をとめましょう。
泥棒が留守を確認するための最も多い手段は、インターホンを鳴らすことです。インターホンに出てみると、誰も応答しないことはありませんか?もしかしたら、泥棒のチェック行為かもしれません。留守のときはやむを得ませんが、在宅時にこのようなことがあった場合、不審者がいないかどうか、確認しましょう。また、録画機能付きのインターホンを設置すると、来訪者の画像を保存することができるため、留守の場合にも有効です。
2)見通しが悪いと安心
3)あまり苦労せず、家の中に入りたい
4)侵入の足場があると助かる!
5)入れそうな窓をチェック
6)防犯設備がついていないか
7)近所の目があるかどうか
・死角がたくさんある
・2階によじ登れるような足場がある
・入りやすそうな窓がある
・防犯設備がない
・近所にひと気がない
・死角が少ない
・進入しづらい構造
・窓に格子があるなど、厳重
・防犯設備がある
・近所の目が気になる
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