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どういうときに出されるの? ニュースで見かける「非常事態宣言」とは
2016年11月02日時点の情報です
国際情勢の悪化とともに、近年、フランス、トルコ、アメリカなどが相次いで発令している「非常事態宣言」。そもそも非常事態宣言とはどういうものなのでしょうか? 発令されると何が起きるのでしょうか? 日本で発令されることはあるのでしょうか? 知っておきたいニュースの知識を解説します。
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そもそも「非常事態」とは、戦争や革命、内乱などに伴う経済的な混乱、あるいは大規模な災害などによって通常の社会的な秩序が重大な危機に直面した状態とされています(参考:世界大百科事典 第2版)。
海外の多くの国では「非常事態」が起きたときの決まりが憲法に書かれています。内容は国によって異なりますが、非常事態が起きたとき、普段とは違う権利(国家緊急権)をつかって、その国の人たちの権利を一部制限します。
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●治安部隊・軍隊の人員を増やす
●国境の封鎖(出入国を制限すること)
●政府が危険とみなした人物の自宅軟禁(外出の制限や外部との連絡を禁じること)
など
ほか、一部地域の立ち入り禁止、施設の封鎖、デモや集会の禁止など、市民の行動も制限されています。今回は規制されていませんが、新聞や出版、放送などの規制を行うことも認められています。
こうした動きがテロ対策に役立つ一方で、国際社会には非常事態宣言の名のもとに反政府とみなされた人への弾圧がエスカレートすることへの懸念も広まっています。
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海外の治安情報は、外務省「海外安全ホームページ」(下記)で確認できます。
▼外務省 海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
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