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ライフサポートコラム
秋は夕暮れ時の交通事故が多発。歩行中の高齢者にもご注意を!
2025年10月31日時点の情報です
9月といえばシルバーウィーク。行楽や旅行を計画する人も多いのではないでしょうか?しかし、マイカーで移動するなら、気をつけたいのが交通事故!特に、秋に注意したいポイントは、“夕暮れ時”と“高齢者”です。
自動車の安全性能の進化や交通マナーの浸透などにより、交通事故による死者数は10年前と比較して3割以上減少しています。しかし一方で、65歳以上の高齢者が占める死者数の割合は昨年より増加しています。
2024年の1年間に交通事故で亡くなった方は2,663人。実は、そのうちの56.8%を占めるのが、65歳以上の高齢者なのです。
また、高齢者にまつわる事故で最も多いのが、「歩行中の事故死」(46.9%)、次いで「自動車乗車中」(30.8%)、「自転車乗用中」(14.2%)の順となっています。
事故の内容だけではなく、事故に遭いやすい時間帯にも特徴があります。
14~16時、16~18時の午後から夕方にかけての時間帯が目立って多い傾向があります。夕暮れ時はヘッドライトをつけていない車もあるなど、視認性の悪さも影響していると考えられます。関連するデータとしてこちらのデータも見てみましょう。
年間を通して交通事故の発生状況を見ると、10月から増え始め、12月にピークを迎えていることがわかりますね。秋に事故が増える理由は、帰宅や買い物で人出や交通量が多くなった時間帯が、徐々に暗くなって視認性が悪くなる日没前後(薄暮)の時刻にちょうど重なるためと考えられています。
歩行者もドライバーもお互いに注意する必要のある時間帯と言えます。両者の注意点を確認しましょう。まずは高齢歩行者の注意点からです。
●白や黄色といった明るい色の服装を心がける
黒っぽい服と比べて、ドライバーの視認性がグッと良くなります。
●自動車のライトを反射する「反射材」を身につける
キーホルダー型ほか、洋服や靴に貼り付けるシールなど、タイプはさまざま。ホームセンターなどで入手できます。
●ゆとりを持って行動する
若い頃と比べて運動能力や身体機能が低下しています。自身の歩行速度が落ちている上、走行車両の速度や距離を見誤ってしまうことも…。横断時は左右を確認し、無理をせず安全な歩行を心がけましょう。
次にドライバーの注意点を見てみましょう。
●ヘッドライトは早めに点灯する
日没後は急速に暗くなるため、「まだ明るい」と思わず、早めにライトを点灯しましょう。
●周囲をよく確認する
昼間と同様に安全な運転を心がけるとともに、特にヘッドライトで十分に照らされていない道路右側(対向車線)にも、高齢者がいないか注意して走行しましょう。
●高齢者の動きに対応できる運転を
高齢の歩行者を見かけたら、減速や一時停止など、予想外の動きにも対応できるようなやさしい運転を心がけてください。
マイカーでのおでかけを計画中のみなさん、日没時刻が早まる秋の交通事故に気をつけて、9月の楽しい連休をお過ごしくださいね。
高齢者の安心をサポートするALSOKのサービス
ALSOKでは、高齢者の安全と家族の安心を支えるさまざまなサービスを提供しています。
みまもりタグ
ALSOKが提供する「みまもりタグ」は、位置情報履歴をアプリから確認できるサービスです。タグを携帯する高齢者の外出・帰宅のタイミングが家族に自動で通知され、不要な外出時や帰宅が遅いときなどには位置情報履歴をスマートフォンアプリで確認できます。小型軽量でバッグや衣服に簡単に取り付けられるため、高齢者の日常生活に負担をかけることなく使用できます。
みまもりサポート
ALSOKの「HOME ALSOK みまもりサポート」は、高齢者の一人暮らしを24時間365日サポートする見守りサービスです。急な体調不良や発作時には、ボタンを押すだけでALSOKが駆けつけて対応します。また、看護師資格を持つスタッフによる健康相談サービスも提供しており、日々の不安や疑問を解消することができます。
オプションの利用によって、離れて暮らす家族が毎日のみまもり情報を取得し、安否確認をすることも可能です。緊急時の対応だけでなく、日常的な見守りや健康・介護に関する相談にも対応しているため、高齢者の暮らしを支えるサービスとして活用できます。
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