盗難届を出してから盗難物が見つかるまでの流れ

治安 2020.10.01
自転車盗の発生件数の推移
自転車盗の発生件数の推移

警視庁の調べによると、令和元年中(2019年)の自転車盗の発生件数は31,937件でした。平成27年度(2014年)の調査と比べて、発生件数は約40%減少していますが、依然として都内だけで3万件以上の盗難が発生しています。[注1]

自転車盗を始めとして、盗難や窃盗の被害に遭ってしまった場合、まず何をすればよいのでしょうか。また、日頃からどのような防犯対策をすればよいのでしょうか。

この記事では、自転車などを盗まれた際の盗難届の出し方や、盗難物が見つかるまでの流れを解説します。

自転車の盗難に遭ったときに確認すべき2つのポイント

もし自転車の盗難被害に遭ったら、泣き寝入りせずに最寄りの交番・駐在所・警察署に相談し、「盗難届」を提出しましょう。

そのためには、自転車の盗難・紛失に気づいた段階で、2つのことを確認する必要があります。

1盗難被害に遭った日時・場所・状況を記録しよう

まずは、盗難被害に遭った日付や場所、その場の具体的な状況を記録しましょう。警察署で盗難届を作成する際、日時・場所・状況の3つを記入する必要があります。盗難物を見つけるためには、現場の正確な情報が必要です。時間が経つと忘れてしまう可能性があるため、盗難の疑いがある段階で日時・場所・状況の3点を記録しておきましょう。

2防犯登録番号の書類があるか確認しよう

盗まれた自転車を見つけるには、車体を特定できる情報が必要です。そのためには、車体の色や形状、販売メーカー、購入価格、購入日時、車体番号といった情報のほか、「防犯登録番号」の確認が必要です。防犯登録番号とは、指定の自転車販売店(自転車防犯登録所)で自転車を購入し、防犯登録を行った時に付与される番号です。3桁の県コード、2桁の警察署コード、7桁の固有の登録番号からなる12桁の番号で、防犯登録の際にもらえる「自転車防犯登録甲カード」で確認できます。もし自転車防犯登録甲カードを紛失してしまった場合は、防犯登録を行った自転車防犯登録所に問い合わせましょう。

お金がかかるからといって、防犯登録をしないと万が一の際に自転車を見つけられなくなります。まだ自転車の防犯登録をしていない方は、必ず最寄りの自転車防犯登録所で手続きをしましょう。

最寄りの警察署で盗難届を作成しよう!提出までの流れ

盗難届の提出までの流れ
盗難届の提出までの流れ

「盗難被害に遭った日時・場所・状況」と「防犯登録番号」の2点を把握したら、すぐに最寄りの交番・駐在所・警察署に向かいましょう。物品が盗難被害に遭った場合は、所轄の警察署刑事課に「盗難届(被害届)」を提出します。

盗難届は「遺失届」と違い、事件性が疑われる場合に提出する書類です。盗難届を提出することで、盗難被害に遭ったという事実を証明し、自転車を「盗難自転車」として全国的に手配してもらえます。

盗難届の記入作業は15分程度で完了します。印鑑・身分証明書・防犯登録カードの3点を持参し、最寄りの警察署に出向いて、盗難被害に遭ったことを伝えましょう。盗難届の書類を出してもらえますので、氏名、住所、年齢、職業、電話番号、自転車の車体の特徴、被害に遭った際の状況などを記入します。その後、警察の方からのヒアリングが行われますので、盗難届に記載した内容に基づき、質問に回答します。場合によっては、盗難現場への案内を求められ、警察官による現場確認が行われるケースもあります。

盗難届の作成が終わったら、「盗難届出証明書」が発行されます。この盗難届出証明書は、身分証を紛失した場合の再交付や、盗難保険を利用する場合に使える書類です。なお、警察署に出向く時間がない場合は、電話で盗難被害を知らせることも可能です。この場合、電話番号は局番なしの110番で問題ありません。

自転車が発見されると警察から直接連絡がくる!

もし警察によって自転車が発見されたら、どのような手続きが必要なのでしょうか。クレジットカードや保険証などが盗難に遭った場合は、カード会社や保険会社に連絡して手続きをする必要があります。

しかし、自転車盗の場合は、盗難届の提出が終わったら警察の連絡を待つだけです。自転車が発見された場合は、盗難届に記載した電話番号に直接警察から電話がかかってきます。指定の保管所に向かい、自転車を受け取りに行きましょう。

盗難届が受理された段階で、盗難された物品が警察署のデータベースに登録され、全国的に情報共有されます。盗難届を出したからといって、自転車が確実に発見されるわけではありません。しかし、盗難自転車が犯罪行為に使われていた場合は、盗難届を出していないと盗難に遭った事実が証明できず、トラブルに巻き込まれるリスクがあります。

また、盗難自転車が自転車整理により撤去されていた場合、あらかじめ盗難届を出していれば、撤去保管料の支払いが免除されることも覚えておきましょう。

警察から連絡がくる前に見つかったら?盗難届の取り下げを

もし警察から連絡がくる前に自力で自転車を見つけられたら、まず何をすればよいのでしょうか。乗り捨てられた自転車の付近に犯人がまだいるかもしれないため、なるべく自転車を動かさず、最寄りの警察署に連絡するのがベストです。

また、すでに盗難届を出している場合は、盗難届の取り下げが必要です。取り下げをしないまま自転車に乗っていると、職務質問などを受けた際、事実確認のために余計な手間がかかります。盗難届の取り下げに必要なのは印鑑だけで、手続き自体も10分程度で完了します。最寄りの警察署に行き、取り下げ手続きの書類に押印しましょう。

盗難被害に遭わないための3つの対策法

自転車の盗難被害に遭わないため、日頃からどのような防犯対策をすればよいのでしょうか。

ここでは、盗難被害を未然に防ぐ3つの方法を解説します。

1なるべく人目につくところに駐輪しよう

自転車を駐輪するときは、なるべく人目につく場所を選びましょう。施錠された自転車を盗むためには、金鋸を始めとした大型の切断道具が必要なため、人気のない場所ほど犯行に及びやすいです。専用のロック装置がついている自転車駐車場だからといって安心できません。

警視庁の調べによると、2018年に都内で発生した自転車盗のうち、25.8%が「駐車場・駐輪場」内で発生しています。[注1]

人気のない路地裏や、塀樹木の死角になっているような駐輪場は避け、人目につく場所に駐輪しましょう。

2補助錠を使えばさらに防犯効果が高まる

自転車本体の鍵だけでなく、シリンダー式馬蹄錠、U字ロック、ジョイントワイヤー錠などの補助錠を使うことで、さらに防犯効果が高められます。鍵を複数つけることで、鍵が切断されるまでの時間を稼ぎ、犯人が窃盗を諦める可能性が高まるからです。また、鍵が複数ある自転車は、そもそも犯人がターゲットに選ぶ確率が減少します。

自転車を駐輪する場合は、わずかな時間であっても、必ず本体の鍵と補助錠でダブルロックしましょう。二重に鍵をかけることで、自転車盗の被害に遭うリスクを大きく減らせます。

3駐車場・駐輪場に防犯カメラ・人感センサーの設置を

警視庁の調べによると、2018年に都内で発生した自転車盗の発生場所で、もっとも多かったのが「住宅(43.4%)」でした。「駐車場・駐輪場(25.8%)」「道路上(24.2%)」「職場(1.0%)」よりも発生件数が多く、自転車盗難対策の重要ポイントとなっています。[注1]

住宅での自転車盗難を防ぐための対処法が、防犯カメラの設置です。

一般家庭で使える防犯カメラには、存在感があり犯罪の抑止効果が期待できる「箱型カメラ」、夜間や暗所でも撮影できる「赤外線カメラ」、住宅の外観を損なわない「ドームカメラ」などがあります。カメラ映像に犯人が写っていれば、自転車の捜索がより簡単になります。自転車盗難対策をするなら、住宅に防犯カメラを設置しましょう。また、駐車場・駐輪場には、人物やモノに反応し、自動的にライトが点灯される人感カメラを設置することで、防犯対策になります。人通りや見通しの少ないところに設置しておくことで、侵入しやすくできます。

「自転車が盗まれたら盗難届を出そう!日頃からの防犯対策も重要

もし自転車が盗まれたら、印鑑・身分証明書・防犯登録カードの3点を持参し、最寄りの警察署で盗難届を出しましょう。」盗難被害に遭わないためには、日頃からの防犯対策も重要です。とくに住まいの安全を守るために効果的なのが「防犯カメラ」です。

ALSOKの防犯カメラは、夜間撮影も可能なデイ&ナイト機能のあるカメラや、屋外でも使える防水・防塵のあるカメラなど、多彩な製品が揃っています。価格重視のラインナップもあるため、ぜひお問い合わせください。

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