海の事故を防ぐために気をつけること

防災 2020.12.11

海や河川での水遊びは、子どもが大好きなレジャーの1つです。しかし、毎年夏になると水難事故が多発します。水難事故全体の16.3%は中学生以下の子どもです。
今回は、子どもの海の事故を防ぐための対策ほか、事故が起きてしまったときの応急処置や対応について解説いたします。

海水浴場での子どもの事故

海水浴場での事故件数
海水浴場での事故件数

過去10年のデータを見ると、海では毎年遊泳や釣り、サーフィンなどのマリンレジャーによる事故が発生しています。令和元年度に発生した全国の水難事故1,298件、水難者1,538人[注1]、死者・行方不明者695人となりました。場所別数で見ていくと、海が全体の54.4%、河川が32.4%と多くの割合を占めております。

子どもの水難事故は夏休みに注意

7〜8月の夏休み期間は、海水浴場やキャンプ場の河川などに集まった子どもの水難事故が多発する時期でもあります。令和2年度7〜8月の水難者616人のうち、101人は中学生以下の子どもです。年齢層別に見たとき、全体の16.3%を占めます。
子どもの水難事故による死者・行方不明者の行為として最も多いのが、海や河川での水遊び(56.3)です。[注2]

海や河川は、浅瀬であっても流され、溺れる可能性があります。実際にあったニュースでは、水深30cmの水辺で子どもが足を取られ、流されてしまったというケースもあります。

子どもに事故が起きたときの応急処置・対応

子どもが海で事故に遭ってしまったとき、事故別の応急措置や対応は次のとおりです。

1溺れてしまったとき

子どもが溺れてしまったときは、自分で助けに行こうとせず、まずはライフガードや119番、118番(海上保安庁)に連絡してください。海には海浜流というさまざまな流れがあり、なかでも岸から沖にかけて発生する「離岸流」は、1秒間に約2m進むほどの速さになることもあります。仮に離岸流の速度が、1m/sとした場合、これに逆らって泳ぐには、25mを20秒で泳ぐスピードで80秒間泳ぎ続けなければなりません。

そのため、決して自分で子どもを救いに行くのではなく、ライフガードをはじめとした専門家にすぐさま連絡しましょう。

2砂浜の貝殻やガラスなどで出血したとき

砂浜では欠けた貝殻やガラスの破片などで、足の裏や手を切ってしまう場合があります。傷口が深く、出血が多いときは、圧迫止血による応急処置を行ないましょう。傷口を洗い流したのち清潔なガーゼやハンカチ、タオルなどを傷口にあて、上から手で押さえながら圧迫していきます。
出血が止まったら、もしあれば傷口に絆創膏をはじめとした創傷被覆材を貼りましょう。
創傷被覆材とは、キズや火傷を覆う素材です。創傷被覆材は、細菌感染を防ぐのに加えて、出血を抑える効果も期待できます。

3熱中症にかかってしまったとき

子どもは夢中になってしまうと、水分補給を忘れて遊び続けてしまうことがあります。海水浴場の強い日差しと水分不足で熱中症になってしまったら、まずは日陰のできるだけ涼しい場所に移動し、休ませましょう。

続いて、常温または少しぬるめの水でタオルを濡らし、首や脇の下、太ももの付け根を冷やします。水分補給は水よりも塩分が入ったスポーツドリンクや、あれば経口補水液を飲ませましょう。

呼びかけの反応が鈍い、自力で水分補給できない場合は119番通報し、医療機関への搬送が必要です。

子ども向け事故対策の4つのポイント

子どもが海で事故にあわないためには、次のような安全対策を忘れずに行ないましょう。

  • 子どもの水遊びには必ず大人が付き添う
  • 危険場所を事前に確認しておく
  • 子ども同士で水辺に近寄らないようにいい聞かせる
  • 遊泳禁止区域には大人が同行していても絶対に近寄らない

海での子どもの水難事故を防ぐためには、保護者が目を離さないことが重要です。大人数で遊びに来ていると、「誰かが見てくれているだろう」という油断が生まれ、結果的に誰も子どもを見ていない時間が生まれてしまいます。

大人同士できちんと話し合い、交代制の見守りや子どもへのいい聞かせを徹底しましょう。

保護者は海水浴場での飲酒を控える

保護者が海水浴場で飲酒を控えるべき理由
保護者が海水浴場で飲酒を控えるべき理由

また、保護者が複数人いる場合であっても、子どもがいる場合は海水浴場での飲酒は控えましょう。強い紫外線を浴びると体内の水分が奪われ、軽い脱水状態になります。そのような状態で飲酒をすると、体内のアルコール血中濃度が上がりやすくなり、普段よりも酔いやすくなります。
お酒に酔い、紫外線や水辺での遊びで判断力や体力を奪われてしまうと、子どもをしっかり見守ることができなくなってしまいます。

また、飲酒後の海水浴は水難事故のリスクが高くなるため、保護者自身にとってもよくありません。

子どもの海の事故防止は保護者の付添い・見守りが重要

子どもを海の事故から守るためには、保護者が常に付添い、目を離さないことが大切です。しかし、ふとした瞬間に親のもとから離れてしまう、または子ども同士で遊びに行った先で事故にあってしまう場合もあります。
子どもには日頃から、子どもだけで水辺に行かない、遊泳禁止区域など危険な場所には立ち寄らないといったことを、十分に言い聞かせておきましょう。

小学校高学年くらいになると、子ども同士での行動範囲はどんどん広がっていきます。どれだけ言い聞かせていても、親に内緒で水辺に遊びに行ってしまうこともあるかもしれません。

ALSOK(アルソック)のGPS端末「まもるっく」なら、子どもが緊急時に通話できる機能や、ヒモを引くだけで子どもからご家族・警備会社へSOSを発信できる「危険通知機能」などがついており、万が一の際に備え、日頃から持たせておくと安心です。一緒にいなくても、子どもが今どこにいるのかすぐに確認できるうえ、子どもの行動履歴を見ることもできます。行動範囲の広くなる年齢のお子様に、持たせることを検討してみてはいかがでしょうか。

防災

この記事に関連する商品

ホームセキュリティBasic
お買い上げプラン
月額費用3,850円(税込)
  • 一般的な戸建住宅や空き家にお勧め
  • 24時間365日の徹底警備。緊急時にはガードマンが現場に急行
  • 設置も操作も簡単。お手頃価格で家計も警備も安心
HOME ALSOK アルボeye
カメラ稼働式
月額費用2,750円(税込)
  • 自宅内に設置したカメラの映像をスマホでいつでも確認!
  • もしもの際はメールで異常を通知+ガードマンが駆けつけ
  • お子様の帰宅のお知らせ、ご高齢者様の見守りなどの利用にも