「ホームセキュリティはムダ」は誤解?導入のメリットを紹介!

防犯 2020.03.27(2023.12.19更新)
「ホームセキュリティはムダ」は誤解?導入のメリットを紹介!

防犯意識の高まりにより、防犯グッズを購入したり対策の手段を調べたりする人が増えています。防犯対策としてホームセキュリティが挙げられますが、工事や月々の費用、コスパのことを考慮すると、あまり必要性は高くないと感じる場合もあるでしょう。しかし、安全に暮らしたいなら、本当にそうなのか検討してみることをおすすめします。この記事では、ホームセキュリティを導入することで、どのようなメリットがあるのかを詳しく紹介します。

侵入犯罪の実情はどうなっているの?

居住地域の治安・犯罪発生状況や自宅の侵入犯罪に対する安全性について、今一度確認しておくことが望まれます。まずは、世間で起っている犯罪の件数をチェックしておきましょう。警察庁の発表によると、令和4年の住宅対象の侵入窃盗は16,524件です。これはあくまでも認知件数であり、通報がなかった分は含まれていないので注意が必要です。侵入窃盗は年々減少していますが、1日につき約45件もの侵入窃盗が起こっていることから、決して安心できる状況とは言い切れないというのが現状なのです。

侵入窃盗認知件数の推移

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」

侵入窃盗の発生場所別認知件数の割合

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

侵入窃盗の発生場所としては、一戸建住宅が全体の3割以上を占めており、侵入窃盗のターゲットにされやすいことが分かります。また、中高層のマンションにおいても侵入窃盗が発生していることにも注意が必要です。
侵入窃盗の手口として広く知られているのは「空き巣」ですが、就寝中に侵入する「忍込み」や家事などをしている間に入る「居空き」も少なくありません。留守中と在宅時の両方において、侵入窃盗の被害が生じているという点に留意が必要です。

侵入強盗の発生場所別認知件数の割合

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

強盗について、住宅はあまり関係ないと思っている人もいらっしゃるかもしれません。しかし、侵入強盗の認知件数のうち、発生場所が一戸建住宅、共同住宅(3階建以下)、共同住宅(4階建以上)のいずれかに該当するものは44.5%であり、実際には住宅での侵入強盗は決して少ないわけではありません。侵入強盗の被害に遭うと、金品を奪われるだけでなく、身体的な被害にあってしまう可能性もあるため、日頃から警戒しておくことが大切です。

犯行に対する抑止力!侵入者の心理を考えよう

侵入犯罪を防ぐためには、侵入者の心理を考えて対策することが重要です。警視庁の調査では、侵入の作業に手間取った場合は諦める傾向が高いことが分かっています。侵入しようとする時間が長くなればその分住人や通行人などに気付かれやすくなる(怪しまれてしまう)ので、侵入者側では、侵入しようとする時間を一定の時間以内に収めたいという心理がはたらきます。侵入犯罪の前科のある者にアンケートを行った結果では、諦める具体的な時間は5分が分かれ目となっていて、侵入に5分かかると全体の約7割は諦めるという結果が出ています。
少しでも侵入に時間をかけさせるようにしておくことで、侵入者がその住戸への侵入をあきらめる可能性が高まります。
ピッキングしにくい鍵(ディンプルキーなど)を使用する、玄関鍵をツーロックにする、「サムターン回し」対策を講じる、ガラス窓に防犯フィルムを貼る、窓に補助錠をつけるなどを実施しておくことで、一定の犯罪抑止効果が期待できるでしょう。また、出入口周辺に警備会社のステッカーやライト(ALSOKライトなど)があれば、侵入しようとする者が「ここはセキュリティ意識の高い家であろうから、侵入に手間取るかもしれない」と考えて侵入を思いとどまる可能性が高くなります。

侵入をあきらめる時間

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

犯罪経験者に対するアンケートで、犯行をあきらめる1番目の理由と2番目の理由を回答してもらい、グラフにまとめたものが下の図になります。
犯行をあきらめる要素の中でも、「声をかけられた」ということがとりわけ大きな割合を占めていることがわかります。日頃から顔を合わせたら挨拶するのが住民の習慣になっているような地域は、犯罪を起こす場所としては選ばれにくいのです。地域に連帯感があり近所付き合いが活発な地域では、うろついている見知らぬ人間は不審者とみなされやすいため、犯罪者はそのような地域を嫌います。
「声をかけられた」に続いて犯行をあきらめる要素としての回答が多かったのは、「補助錠」、「セキュリティシステム」、「犬を飼っていた」でした。

犯行をあきらめる要素

下の図は侵入窃盗認知件数と機械警備対象施設数をグラフ化したものです。機械警備対象施設は、セキュリティシステムが設置され警備会社のサービスを利用している施設ですので、この施設数を見ることでセキュリティシステムの普及状況を知ることができます。グラフから、平成15年以降、セキュリティシステムが広く普及してきている一方で、侵入盗の認知件数が下がってきていることがわかります。このことからも、ホームセキュリティなどのセキュリティシステムには「犯罪を未然に防ぐ力」があることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

侵入窃盗認知件数と機械警備対象施設数の推移

出典:警察庁「令和4年の刑法犯に関する統計資料」
「令和4年における警備業の概況」

ホームセキュリティの導入!どのようなメリットがあるのか?

ホームセキュリティを導入することで、侵入犯罪の抑止につながります。泥棒は警戒心が薄く入りやすそうな住宅を狙う傾向があり、出入口付近などに警備会社のステッカーやライト(ALSOKライト)がある住宅はターゲットになりにくいと言えます。また一区画全戸にホームセキュリティが導入してあったりすると、防犯意識の非常高い住人が集まっている地域だという認識につながり、地域全体が犯行の候補地として選ばれにくくなるという効果があります。
ホームセキュリティを導入することで得られるメリット・効果を、以下にまとめておきました。ご参考にしていただければ幸いです。

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