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新築・リフォーム時にできる一戸建ての防犯対策

防犯 2019.03.29(2022.12.28更新)
狙われない家にするための一戸建ての防犯対策

一戸建ての新築やリフォームを検討しているけど、その後の防犯面が心配だ、という方は多いと思います。しかし、一戸建てにはどんな防犯対策を講じれば安心といえるのでしょうか。
ここでは一戸建ての防犯対策について考えてみます。

侵入窃盗の36.4%が一戸建てという現実

侵入窃盗の認知件数は2003年以降一貫して減少傾向にあり19年連続で減少しています。このうち一般住宅を狙う住宅対象侵入窃盗も同様に減少傾向にありますが、2021年全体の住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数は17,283件で、これは日本全国で1日あたり47件以上の事件が起きているという計算になります。
侵入窃盗で一番多いのは家人が不在の時に侵入して金品を盗む「空き巣」で全体の3割を占めています。また、侵入窃盗が認知された場所で一番多いのは一戸建て住宅で36.4%でした。一戸建てに住む方は空き巣によく注意しなければならないということがこれをみるとよくわかります。

侵入窃盗の手口別認知件数 / 侵入窃盗の発生場所別認知件数

出典:警察庁(左図)警察庁「令和3年の刑法犯に関する統計資料」、(右図)警察庁「令和3年の犯罪」

では一戸建ての場合、空き巣はどこからどうやって侵入してくるのでしょうか。
侵入窃盗の侵入口として最も多かったのが「窓」で51.6%と、半数を上回っています。侵入手段に関しては「無締まり」が最も多く55.7%。その次が「ガラス破り」で26.7%となっています。空き巣といえば何となく玄関の鍵をピッキングなどでいとも簡単に開けて入ってくるイメージですが、実際は鍵を閉め忘れた窓から入ってくるパターンが多いようです。

侵入窃盗の手口別認知件数 / 侵入窃盗の発生場所別認知件数

出典:警察庁「令和3年の犯罪」

空き巣は念入りに下見を行う

ではどのような家が狙われやすく、どのような家が狙われにくいでのしょうか。
空き巣はまず仕事をしやすい環境かどうかをチェックするようです。その際に気にするのはまず「人通りや人目が少ないか」、次に「入りやすく逃げやすいか」、そして「留守の家が多いか」というポイントです。
「人通りや人目が少ないか」については、立ち話をしている人がいないか、通行人が少ないか、などがポイントとなります。また、これに似たポイントとしては空き巣などの犯行を行うものは連帯感(近所づきあいがある)のある街を嫌うということがあります。近所づきあいなどが良好に行われている街ではよそ者はすぐに気づかれ、不審だと思うと声をかけられたりするからです。空き巣は下見の際にその地域の連帯感の度合いをみるのによくゴミ捨てのルールが守られているかどうかをチェックするといいます。ゴミの日が守られていない地域は侵入者に安心感を与えてしまうようですので要注意です。
2番目の「入りやすく逃げやすいか」ということに関しては、まず「駅に近いかどうか」だといわれます。駅に近い地域は万一見つかってもすぐに人混みに紛れて逃げられると空き巣は考えるようです。またとくに栄えている繁華街などが近い地域も同様と考えてよいでしょう。
3番目の「留守の家が多いか」を確認するのにもっとも多い手口は「インターホンを押してみる」だそうです。また、郵便受けに新聞や手紙、チラシなどが数日分溜まっているのも長い時間留守だと判断されるので危険です。

新築・リフォーム時にできる防犯対策~狙われない家にする

上記以外にも空き巣が家の防犯状況を確認して、侵入しやすい家かどうかを判断していることがあります。空き巣はどんな家を好むのでしょうか。

チェックポイントは大きく次の3つです。

  • 背の高い庭木や塀、ベランダの腰壁など、周囲の目を遮るものがあるかどうか
  • 庭木、屋根付きガレージ、物置、エアコンの室外機など、侵入する際の足場になるものがあるかどうか
  • 玄関ドアや窓に2つ以上鍵が付いているか(窓を割って侵入するための手間と時間がかかるため)

新築・リフォーム時に、この3つのポイントをチェックしてみて、狙われやすそうなところがある場合は改善しましょう。

新築・リフォーム時にできる防犯対策~侵入を諦めさせる

また防犯性能の高い建物部品を導入することで、侵入時に時間をかけさせ、あきらめさせることができる場合があります。侵入に手間取り、5分以上かかると空き巣の7割はあきらめ、10分以上かかるとほとんどの空き巣が諦めるといわれています。

侵入をあきらめる時間

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

侵入に時間をかけさせることで諦めさせる防犯性能の高い建物部品には以下のようなものがあげられます。

  • 防犯サッシ・ガラス → サッシやガラス、玄関などの防犯性能が高いものにCPマークがついていますので、これからリフォームなどで取り替える計画があるようであればCPマーク付きのものを選ぶようにしましょう。また、窓の場合は鍵付近を割られて開錠される危険があるため、鍵付近に内側から防犯フィルムを貼るというのも効果的です。サッシやガラスを入れ替えるよりも安価に済むことがあります。
  • 補助錠 → 玄関なら2つ以上、サッシなどにも補助錠をつけると、鍵がひとつだけの窓よりも侵入までの手間と時間がかかることが見込まれます。
  • 丈夫な面格子・雨戸、シャッターなど → 主な侵入経路となる窓をこれらの建物部品でガードしておけば侵入までの手間と時間がさらにかかることが見込まれます。

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