マンションでも窓を開けて寝るのは危険!効果的な対策は?

防犯 2023.12.29更新
マンションでも窓を開けて寝るのは危険!効果的な対策は?

マンションで暮らしていると、季節によってはエアコンを使用するより、心地よい風を感じながら眠るのが好きだという人もいるかもしれません。しかし、窓を開けて寝ることは、マンションであっても侵入犯罪と無関係ではありません。
そこで、窓を開けて寝ることのリスクと、一人暮らしや家庭で簡単に取り入れられる防犯対策について紹介します。

目次

犯罪者が最も好む侵入口は「無締まり窓」

警察庁の調べによると、空き巣などの侵入手口では「無締り(むじまり)」がダントツで多くなっています。無締りとは、戸締まりを忘れた窓や玄関ドアから侵入する手口のことです。住居人の油断と気の緩みが主な原因です。玄関錠をピッキングされにくい鍵に交換したり、窓ガラスを破られないように強化したりするなどの防犯対策をしていても、無締りの窓があっては意味がないので要注意です。
また、犯人が家屋に入る際の侵入口を見てみると、一戸建てや共同住宅の3階以下では窓からの侵入が最も多く、4階以上であっても窓からの侵入が約3割と2番目に多いのが現状です。

※侵入窃盗の手口別認知件数はこちら

「マンションだから安心」はNG!侵入手口とは?

マンションの高層階に住んでいる場合、「窓を開けていても大丈夫」と思いがちです。しかし、高層階のマンションにも次のような手口で侵入してくる可能性があるので要注意です。

【下がり蜘蛛】

【下がり蜘蛛】

マンションの屋上からロープなどを垂らしてベランダに降り窓から侵入する手口です。マンションの最上階に多い手口ですが、他の階への侵入例もあります。

【雨樋上り】

【雨樋上り】

マンションの外壁に取り付けられている雨樋や排水管などを上層階まで登り、ベランダ経由で鍵のかかっていない窓から侵入する手口です。物理的にはどの階数へも侵入が可能ですので、注意が必要です。

【クモ男】

【クモ男】

ベランダの柵を懸垂のようにして上層階まで登り、鍵が開いている窓から侵入してきます。信じられないかもしれませんが、実際にある手口です。

ALSOK

夜間や日中、家人がいても侵入されるケースも

空き巣などの侵入犯罪は、住人が留守中に起こるものだと思いがちです。しかし、家に人が居るから安心だというわけではありません。侵入窃盗の手口には夜間、住人が就寝したのを見計らって侵入する「忍び込み」や、昼間住人が在宅しているにもかかわらず、食事中や昼寝中を狙って侵入してくる「居空き」もあります。

※侵入窃盗の手口別認知件数はこちら

効果的な窓の防犯対策

効果的な窓の防犯対策

注:補助錠「ALSOKロック」

財団法人都市防犯研究センターの調査によると、泥棒が侵入時にドアや窓を5分以上開けられなかった場合は約7割があきらめて帰るそうです。つまり、ドアや窓に5分以上耐えられるだけの補強をすれば、侵入窃盗に遭う可能性を大幅に下げることができるといえます。そのための具体的な対策には次のようなものがあげられます。

窓に補助錠をつける

「ガラス破り」の手口の場合、多くはサッシなどの鍵の部分だけを小さく破って開けて侵入します。クレセント錠とは別に、窓に補助錠をつけておけばサッシが固定されるため、クレセント錠を開けただけでは窓自体が開かないので侵入を遅らせることができます。

特に侵入口になりやすいベランダなどを対策

ベランダから侵入されるケースが多いため、ベランダから侵入されないよう対策を行う必要があります。
洗濯物をベランダに干している場合、洗濯物から家族構成や性別・年齢などを推察されることがあります。そのため室内干しにしたり、一人暮らしの女性の場合は男物の衣類を混ぜて干したり、夜遅くまで外に洗濯物を干しっぱなしにしないなどの工夫を行いましょう。
また、人通りが少なく、外からの死角が多い住宅は泥棒から狙われやすいため注意が必要です。センサーライトや防犯カメラ、防犯アラームなどの防犯グッズを活用することで、泥棒に狙わせない環境を作り、強い防犯効果が期待できます。

防犯フィルムを使用する

ガラス破りなど窓ガラスからの侵入を考慮して防犯フィルムを貼りましょう。
窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスを割る際の強打に伴う大きな音がでたり、侵入するのに時間がかかるため、泥棒が侵入をあきらめやすくなります。
また、防犯フィルムは自分で貼り付け可能で、窓ガラス自体の交換が必要なく、現状の窓ガラスに貼るだけなので手軽に防犯対策を行うことができます。

玄関や窓にワンドアツーロックを取り入れる

玄関や窓にワンドアツーロックを取り入れる

注:ワンドアツーロック

泥棒が侵入をあきらめる時間の目安は5分といわれています。そのため、玄関や窓などの侵入口になりやすい場所に、1つのドアに2つの錠を取り付けるワンドアツーロックを取り入れることで、錠が破られるまでの時間を稼ぐことができます。

ホームセキュリティを導入する

ホームセキュリティとは、警備会社が提供する住まいの安全安心を守るためのサービス。防犯はもちろん、火災やガス漏れのチェック、高齢者の見守りなど、さまざまな目的で利用されています。

ALSOKのホームセキュリティでは、24時間365日自宅をセキュリティシステムが見守り、異常を検知すれば、専門のトレーニングを積んだプロのガードマンが駆けつけてくれます。
外出時と在宅時、長時間と短時間、それぞれのシーンに応じた警備モードも利用できます。在宅警備モードでは、在宅時の「警備エリア」は最大10箇所のため、リビングのみの警備や寝室だけ警備をかけたい時など、警戒したい部屋を細かく選択することができます。就寝時や子どもの留守番時などそれぞれのご自宅にあった警備モードに設定することが可能です。

こうした対策をすることで、防犯効果が高まり5分以上の侵入の脅威に耐えられるようになります。

窓を開けて寝たいときにおすすめの補助錠は?

窓を開けて寝ることのリスクは感じつつ、エアコンをつけて寝ると喉が痛くなるなど体調を崩したりしてしまう人におすすめの補助錠が「ALSOKロック」です。窓の内側から張り付けるだけで、数センチ開けた状態での施錠が可能となります。
また、完全に窓を閉めた状態でもロックがかけられる仕組みのため、昼間出かけるときなどはクレセント錠との2重ロックが可能。ガラス破りを長引かせるメリットがあります。また外から補助錠の接着面に印刷された「ALSOKマーク」が見えることも犯罪抑止効果につながります。

窓を開けて寝る場合は体調や騒音にも注意

ある程度の安全が確保されたとしても、夜に窓を開けて寝ると、気温によっては思った以上に体が冷えてしまうことがあります。また、ご近所にいびきなどが聞こえてしまう可能性もあるので注意が必要です。
窓を開けて寝る場合、防犯対策はもちろんのこと、体調管理や虫の侵入にも備えてください。

【参考】

侵入犯罪の侵入手口

侵入犯罪の侵入手口

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侵入犯罪の侵入口

侵入犯罪の侵入口

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

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侵入窃盗の手口別認知件数

侵入犯罪の侵入手口

出典:警察庁「住まいる防犯110番」

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